うつ病とともに生きるブログ ―続けられるかたちを探して―

東京都庁職員だった2012年にうつ病を発症。再発を繰り返し、2024年に反復性うつ病性障害と診断されて精神障害者となりました。何度も崩れて、そのたびに生き方を作り直してきたからこそ見えてきた道があります。うつ病を打ち負かす敵ではなく、共存する自分の一部として、しなやかにたくましく生きていく道です。このブログは、その過程での気づきを残す、無理をしない自然な生き方のメモ(Art of Naturalway)として、2017年から書き続けています。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【認知療法】自分を観察して、新しい自分の一面に気付く(セルフモニタリング)

こんにちは、ぐっちです。 前回は、コラム表は いちいちわざわざ手書きで紙に書き出すことが大事、 という話でした。 ここでまた、少しわき道にそれます。 コラム表を書くタイミングは、 不安や後悔に振り回されそうになった時です。 気分に振り回され、 自…

【認知療法】コラム表をいちいちわざわざ手書きで書くと、思考の暴走が止まります

こんにちは、ぐっちです。 前回は、 ちょっと足らないくらいの行動で、 メリハリのあるエネルギーの使い方ができる、 というお話しでした。 認知療法の話に戻ります。 コラム表の作業を見て、 「こんなものは頭の中でやったらよいのではないか」 「手間の割…

【認知療法】考えれば考えるほど物事が好転していった経験がありますか?

こんにちは、ぐっちです。 前回は、想像には、現実以上に過酷な面があることをお話ししました。 ちなみに、私のコラム表を見たリワークのスタッフは、 自動思考をうまくキャッチできていて、 反証もとても多く書けているので、 「とてもよいコラム表ですね」…

【認知療法】想像は、現実よりも過酷です

こんにちは、ぐっちです。 前回は、実際に私が書いたコラム表をご紹介しました。 今回は、 このブログで私が **最も伝えたいことの一つ** について書きます。 コラム表を書き出すうえで、 特に大事だと言われているのは、 ④ 根拠 ⑤ 反証 この二つです。 natu…

【認知療法】私が実際に書いたコラム表

こんにちは、ぐっちです。 前回は、 コラム表がどんなものかをお話ししました。 今回は、 コラム表の具体的なイメージをつかんでいただくために、 わたしがリワークで実際に書いたコラム表を公開します。 正直に言うと、 公道で真っ裸になるような恥ずかしさ…

【認知療法】コラム表でストレスとなった場面を整理する

こんにちは、ぐっちです。 前回は、自動思考は生理現象であり、 否定も肯定もするものではなく、 一方向への偏りがあるだけだということをお話ししました。 では、 その偏りを、具体的にどのように バランスのよいものにしていくのでしょうか。 それに使うの…

【認知療法】ネガティブ思考を変えたいと思っている皆さんへ   ――ネガティブ思考は生理現象で、おしっこと同じです

こんにちは、ぐっちです。 前回は、 認知療法が、ネガティブな感情を引き起こす 「物事の見方」にアプローチし、 バランスの取れた思考を養う技法であることをお話ししました。 この「気分を引き起こす物事の見方」を、 認知療法では「認知」と呼びます。 そ…

【認知療法】認知療法とは何か

こんにちは、ぐっちです。 前回は、休職から3カ月が経ち、 いよいよリワークに参加したところまでお話ししました。 長い前置きとなりましたが、 ここから本格的に「紙一枚分の工夫」の話に入っていきます。 このリワークを通じて、 わたしは多くの工夫を学ぶ…

リワーク初日

こんにちは、ぐっちです。 前回は、体調の波に翻弄されながらも、主治医からリワーク参加の許可が出たところまでお話ししました。 リワークに向けて、職場の産業医(精神科医)と面談をしました。 そのときに言われたのが、 「波は無くならないものなので、 …

復職支援プログラム「リワーク」参加を決心する

こんにちは!ぐっちです。 今日は冬至だそうです。 12月は、昼が最も短く、寒さも深まって疲れやすい環境で、 加えて忘年会、クリスマス、大掃除、年賀状、大晦日、正月とイベントが続き、 一年の節目的な仕事の整理もあって、心身ともに消耗しやすい時期で…

うつ病真っ只中は、こんな感じでした。

こんにちは、ぐっちです。 前回は、うつ病が良くなればと、人生で初めて宗教に入信したところまでお話ししました。 いま振り返っても、平成27年5月に休職してからの、うつ病真っ只中の時期は、本当に一筋縄ではいきませんでした。 とても、つらい時間でした…

困難が成長の糧になる!?宗教に入信して得た新しい視点

こんにちは、ぐっちです。 前回は、二年ぶりにうつ病が再発し、仕事を休職することになったところまでお話ししました。 自分では、これまでの記事で書いてきたような、思いつく限りの予防策は取ってきたつもりでした。 生活にも気をつけていましたし、無理を…

2年ぶりにうつ病が再発

こんにちは、ぐっちです。 前回は、異動の混乱や、仕事の進め方が合わない上司との関係に悩み、 心身ともに消耗していたところまでを書きました。 年度替わりの慌ただしさや、想定外の業務対応が重なり、 体力も気力もかなり削られていましたが、 それでも「…

上司との相性に、少しずつ追い詰められていく

こんにちは、ぐっちです。 前回は、異動直後の混乱や、 業務量の増加、 対応に消耗する出来事が続いていたことを書きました。 今回は、 その中でも特にしんどさを感じていた、 上司との仕事の進め方の違いについて書いておきます。 わたしは、 仕事をできる…

日本企業の風物詩「4月異動」に、意味が見出せない

こんにちは、ぐっちです。 前回は、復職してから、 久しぶりに穏やかな日々を過ごしていたことを書きました。 そして、春が来て、 予想通り異動になりました。 いわゆる本社の部署です。 それほど激務と言われている場所ではなく、 ひとまず安心しましたが、…

束の間の幸せ

こんにちは! ぐっちです。 前回は、自分は体調を崩すまで働いてボロボロになっているのに、 会社には中学生のように過ごしている同僚がいることにイライラしたところまでお話ししました。 同僚に不満はありつつも、残業はほとんどなく、体調は緩やかに落ち…

うつ病になっても会社は変わらない

こんにちは! ぐっちです。 前回は、冷え性になり、生活に快適さを取り入れるようになったところまでお話ししました。 うつ病から復職して8カ月くらいたった平成25年12月頃には、段々と仕事が増えてきました。 どの組織でも、仕事をする人に仕事が集中する構…

うつ病から考える「快適な暮らし」

こんにちは! ぐっちです。 前回は、復職して自分の体調の波に気付いたところまでお話ししました。 うつ病から復職し、 体に感じた変化の中でも冷え性は特にひどかったです。 首の後ろあたりがカチカチに冷えて、 冷房対策に夏のオフィスでもダウンベストを…

【自律神経】その頭痛、めまい、だるさは「天気」と関係しているかもしれません

こんにちは、ぐっちです。 前回は、 半身浴をきっかけに動悸が落ち着き、 自律神経というものが、 人の体調に大きく関わっていることに気づいたところまでを書きました。 その後、体調は大きく崩れることなく、 「なんとか維持できている」という状態が続い…

【自律神経】半身浴で動悸が改善した話。身体のブレーキに気づく

こんにちは、ぐっちです。 前回は、休職から復帰し、 少しずつ日常に戻っていったところまでを書きました。 復帰してしばらくすると、 今度は職場で「動悸」を感じるようになりました。 特に、 打ち合わせが長引いたときや、 気を張り続けた後に起きやすかっ…

うつ病で休職中にSNSをやめて、少しこころの平静を取り戻す

こんにちは、ぐっちです。 前回は、 うつ病で休職し、 漢方で食欲が少しずつ戻ってきたところまでを書きました。 食欲が戻ってくると、 体調もほんの少しずつ上向いてきました。 それから二週間ほど経った頃、 短い距離ですが、散歩ができるようになりました…

漢方を試したことで、食べる感覚が少し戻った話

こんにちは、ぐっちです。 前回までで、ワーカーズハイの果てに神経過敏になり、うつ病と診断されて仕事を休むことになったところまでを書きました。 抗うつ薬を飲み始めましたが、周囲の経験者から聞いていた通り、飲んですぐに何かが劇的に変わる、という…

うつ病について、当時わたしが医学的に理解したこと

こんにちは、ぐっちです。 前回は、適応障害と診断されて東京に戻り、 日常のなかに想像以上のストレスがあふれていることに気づいた、 というところまで書きました。 その後、少しずつ回復している実感もありました。 ですが、ある時期から、 些細なきっか…

適応障害と診断され東京に帰り、日常にあふれるストレスに気付く

こんにちは、ぐっちです。 先日、はじめてスターというものをいただきました。ひっそりと続けているブログですが、読んでいただけていることが伝わってきて、とても嬉しかったです。 ありがとうございます。 前回は、突然、職場の電話のベルが耐えられなくな…

ある日突然、電話のベルが耐えられなくなる

こんにちは、ぐっちです。 前回は、やりがいを求めて、大きな災害の影響を受けた地域の仕事に関わるようになり、自分なりにできることを必死に模索していたところまでを書きました。 この頃のわたしは、「少し無理をしてでも、人の役に立ちたい」という気持…

やりがいを求めて、大きな災害対応の現場へ異動した話

こんにちは、ぐっちです。 前回は、仕事量が限界に近づいていく一方で、 自分の仕事の意味が見えなくなっていったところまでを書きました。 毎日が忙しく、 確かに手は動いているのに、 「その結果、何が残るのか」が分からない。 そんな感覚が、ずっと心の…

その仕事に、残業150時間の意味はあるか

こんにちは、ぐっちです。 前回は、思いがけない仕事の担当になり、業務量が急激に増え、気づけばワーカーズハイのような状態になっていたところまでを書きました。 今回は、その仕事に向き合う中で、わたしの中にずっと引っかかっていた「この仕事に、これ…

仕事で思いがけない担当になり、上司の休職が重なる

こんにちは、ぐっちです。 前回までは、 紙一枚分の暮らしの工夫が、 なぜ大事なのかについて書いてきました。 ここからは、 わたしが実際にどのような環境で働き、 どのような経緯で心身の調子を崩していったのか。 うつ病という、 人間の脳の特性と深く関…

多くの人に知ってほしいうつ病を予防する紙一枚分の工夫

こんにちは、ぐっちです。 前回は、うつ病になる人とならない人の間には決定的な差は見つけられず、 そのかわりに、紙一枚分のような小さな差がたくさん見つかった、という話を書きました。 少なくとも、わたしが一年に二、三回風邪をひくようなごく普通の生…

3億2,000万人もの人が悩むうつ病に、 なる人とならない人の差について考えたこと

こんにちは、ぐっちです。 前回までで、 夢をあきらめ、すっかり自分を嫌いになっていたわたしが、 少しずつ変わっていくきっかけが、うつ病という出来事だったことを書いてきました。 ところで、 「うつ病」という言葉は、いまではかなり身近になりました。…