続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

【認知療法】考えれば考えるほど物事が好転していった経験がありますか?

こんにちは、ぐっちです。

 

前回は、想像には、現実以上に過酷な面があることをお話ししました。

 

ちなみに、私のコラム表を見たリワークのスタッフは、  
自動思考をうまくキャッチできていて、  
反証もとても多く書けているので、  
「とてもよいコラム表ですね」と評価してくれました。

 

そのうえで、この場面に対して、  
こんなアドバイスをもらいました。

 

「相手の期待を読むのではなく、  
 行動で測っていきましょう」

 

naturalway.hatenablog.jp

 

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ここからは、少し認知療法を脱線します。

 

ですが、とても大事なことなので、  
あえて書いておきたいと思います。

 

相手の言うことを100%真に受けて、  
相手の期待に対して、  
ど真ん中のストライクを投げ続けていると、  
実は「本当のストライクゾーン」は分かりません。

 

それは、  
あくまで「自分が想像した相手の期待」に向かって  
投げ続けているだけだからです。

 

ストライクゾーンが分からないと、  
「この辺はボールかな」という、  
力をセーブした球を投げることができません。

 

つまり、  
相手の期待に100%応えようとし続けると、  
相手の許容範囲がどこにあるのか分からないまま、  
想像上の期待に応える  
“100%完璧な自分”であり続けることを、  
自分自身に強いてしまうのです。

 

そういう人間関係が増えれば増えるほど、  
消耗していくのは、当然だと思います。

 

しかも、それは  
相手が本当に求めている期待ですらなく、  
自分の頭の中で作り上げた  
終わりのない想像上の期待にすぎません。

 

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日本を代表するようなピッチャーでも、  
全球ストライクは取りません。

全球120%の力で、  
完投することもしません。

 

バッターを背負わない場面では、  
全体のバランスを考えて、  
意図的に力を抜いて投げます。

 

それでも、  
日本を代表するピッチャーです。

 

ここまで考えると、  
「全球100%」が、  
いかに荒唐無稽な発想かが分かります。

 

でも、これを「想像」の世界では、  
私たちはいとも簡単にやってしまいます。

 

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だからこそ、  
相手の本当のストライクゾーンは、

ボール球を投げるように、  
「少し足りないくらいの行動」で、  
測っていくことが大切なのだと思います。

 

ストライクゾーンが分かれば、  
全力投球する必要のない場面で、  
きちんと力を抜くことができます。

 

「ほどほどでも、うまくいく」

 

その体験を少しずつ積み重ねることで、  
カチカチになった肩の力が抜けて、  
メリハリのあるエネルギーの使い方を、  
身体で学んでいくことができます。

 

これは、  
学校教育の100点満点主義とは、  
まったく別の発想です。

 

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私は、上司を目の前にした実際の場面を想像し、  
「行動に移すのは大変だ」と、  
どうしても渋っていました。

 

そんなとき、  
リワークのスタッフに、  
こう聞かれました。

 

「考えれば考えるほど、  
 物事が好転していった経験はありますか?」

 

この一言で、  
ハッとしました。

 

正直に振り返ってみると、  
これまで約30年間の経験のなかで、

私が考えれば考えるほど、  
物事が好転したことは、  
ほとんどありませんでした。

 

むしろ、  
考えれば考えるほど、  
自分で自分を追い詰めて、  
状況を悪化させてきたように思います。

 

同じ方法を、  
この先10年、20年と続けても、  
自分が消耗するだけで、  
状況が良くなるとは思えませんでした。

 

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※ここでひとつ補足しておくと、  
これは「考えること自体が悪い」という話ではありません。

 

ただ、  
不安や恐れが強い状態での「考え続けること」は、  
現実を動かす力よりも、  
自分を傷つける力のほうが  
強くなってしまうことがある、  
という話です。

 

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みなさんは、どうでしょうか。

 

考えれば考えるほど、  
物事が好転していった経験は、  
ありますか?

 

つづきます。

最初からお読みいただける場合はこちら↓  

naturalway.hatenablog.jp

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