こんにちは!
ketoraaaです。
前回は、半身浴で動悸が改善したことで、自律神経が人間の活動に大きな影響をもっていることに気づけたことをお話ししました。
半身浴で動悸は解消しましたが、抗うつ薬の副作用と思われる尿漏れに悩まされました。
抗うつ薬の服用に当たっては、自分に起きる変化を観察し、副作用の少ない自分に合った薬を見つけることが大事になってくるそうです。
私の場合は、尿漏れ以外にも日中、意識が遠のくほどの眠気を感じる抗うつ薬もありました。
主治医と相談しつつ抗うつ薬の種類を変え、量を調節し、3種類目の現在は、特に気になる副作用はでていません。
この間、ストレスと比例して喉に異物がつまったように息苦しさを感じるようになり、その症状に対処するため、漢方が「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」に変わりました。
平成25年6月、新しい職場にも少し慣れてきたころ、主治医の勧めで治験に参加し、抗うつ薬を治験薬に変えました。
1か月半ほどすると、また食欲が落ちはじめ、漢方を一時的に半夏瀉心湯に戻し、食欲を回復させました。
復職してから次第に、体調には波があるということが分かりました。
健康な時には、その波を感知できなかったのですが、感覚が鋭敏になったのか、波が大きくなったのか、同じような毎日を送っていても日々のコンディションが異なることに気付いたのです。
波にはなんとなく周期っぽいものがあるようですが、規則性をみつけることはできませんでした。
また、天候や気圧にもコンディションは左右されるようでした。自分の身体が天気の影響を受けているとは、健康な時には思ってもいないことでした。
最近は、「気象病」や「天気病」という名前が浸透してきて、天気と体調との関係が注目されるようになってきましたが、この時はそうした名前も知らず、「病気で身体がかなりやわになった。健康になって、波をなくさないと」と思っていました。
実際には身体が弱くなったというよりも、気圧の変化をストレスと感じ、交感神経が優位になったことによる影響だったと思われます。
気圧を感じる人間の器官が、平衡感覚のバランスを保つのと同じ器官(耳の奥にある内耳という器官)であるため、車の酔いやすい人は、同じくらい気圧の影響を受けやすいようです。
私はまさに酔いやすいタイプでした。
その他に感じた症状として、時おり、急激に息苦しさのようなものを感じ、頭の中を不安が一瞬で駆け巡ることがありました。
8月、自宅でそのような不安に襲われ、仕方なく、治験開始とともに処方が終わっていた抗不安薬の、飲まずに残っていた分を飲んでしまい、治験は中止となりました。
主治医にその時の状況を伝えると、「自分で自分の不安の火に着火しているだけなので、病気とは別物。抗不安薬を飲まなくても大丈夫」と言われ、自分がうつ病でおかしな状態になってきているのではないかと心配しましたが、ピタッとくる言葉で説明を受けて安心しました。
また、彼女との初めての旅行に、夏に花火大会を見に行きたいと思っていましたが、音に敏感なため不安でした。
その点も相談すると、「突然のものに人間は弱いので、事前に花火の音がくるのだと言い聞かせれば大丈夫」と言われて、「なるほどそういうものか」と思い、「さあドカンという音が来るぞ」と思って臨んでみると、実際に大丈夫でした。
言われてみるとあっけないことでも、それを実際に体感すると納得感が違います。
その後も喉のつまり、異物感は続き、味覚が鉄っぽくなり念のため消化器内科や耳鼻咽喉科を受診したり(問題はありませんでした)、初めて冷え性になって、これまで冷え性をちょっとバカにしていたことを反省したり、喉の異物感に効くという亜鉛を1か月飲んでみて効果はなかったりしつつ、体調はそのまま維持という感じでした。
つづきます。
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