こんにちは!
ketoraaaです。
今日は冬至だそうです。
12月は、昼が最も短く、寒さも深まって疲れやすい環境で、加えて忘年会、クリスマス、大掃除、年賀状、大晦日、正月とイベントで気疲れ、一年の節目的な仕事の整理もあって、大変疲れやすいですね。
後で書きますが、日光は私たちの元気にすごく影響を与えてるんです。
わたしも開店休業状態でぼけーっとすることが多いんです。
でも、それでいいんです!!
人間は機械ではないので、アクセルがかからないときは、かからないなりに行動しましょう。
さて、ひっそりとはじまったこのブログも、今回で25回目をむかえました!
誰にも何の宣伝もしていませんが、アクセスが15件を上回る日もあり、嬉しい限りです。
お一人でも、このブログを通じて少し肩の荷を下すことができれば、書いてみて、発表してみて、本当によかったと思います。
それでは、続きます。
前回は、うつ病真っ只中で、五里霧中の日々を送る中、リワークという単語を初めて主治医から聞いたところまでお話ししました。
ところで、リワークという単語、聞いたことありますか?
あまり聞きなれない方がほとんどだと思います。
リワークとは、うつ病などで休職した人が職場復帰を目指し、心理療法に取り組んだり、職場復帰を想定した簡単な作業を行ったり、グループワークを行ったりする、病院などで行われるプログラムのことです。
私はうつ病になって、主治医からはじめて聞きました。こういうものを知っているかどうかというのも、ある意味「生きる力」ですね。
同じように、社会保険、税金、金融、公的制度について知ることも現代をサバイバルする力「生きる力」だと思いますが、仮定法過去完了とか英語のマニアックな文法は教えられる一方で、こうした必須の知識の習得は個人に委ねられているというのは不思議ですね。
以前にも書いた通り、平成27年6月下旬の梅雨真っ只中、2回目の大きな体調の落ち込みがありました。
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前回の休職時とは全く違う症状です。希望や期待が打ち砕かれて、本当に落ち込みました。
その時主治医から、
「波は脳の自然な揺れ。リワークプログラムまであとちょっとという感じ。万全な体調で復帰はありえない。どこか悪さを抱えながら復帰して、少しずつ万全にしていく。そろそろ脳にいいフィードバックがあるのではないか。リワークの見学をする、説明を聞くなどしてもいいかも」
と言われ、「いまのこの体調で!?」と驚くとともに、このような状態でよいのだと安心することができました。
この頃から、少しずつ負担のない範囲で、散歩にいくようにしました。
散歩に行っても、「平日から私服で散歩しているなんて、変な人だ」とすれ違う人から思われるような気がして、人目を避けました。
文章に対しては最初、目に入るのも嫌なくらい抵抗感がありましたが、少しずつそれが薄れてきて、自然と「図書館にいってもいいかな」と思った時には図書館に行きました。
できるだけ予定調和で勧善懲悪で、実生活と無関係の小説から読めるようになってきて、新聞を見てもいいと思えたのはもうしばらくたってからでした。
復職から24か月経った今現在も、まだ新書のような論理的思考を必要とするものは、読もうという気分になりません。
平成27年7月中旬、夏本番を前にして寝苦しい夜が増えてくる頃、職場のメンタルヘルスを担当する職員と連絡をとり、リワークに向けた調整をはじめました。
日によっては、図書館での読書に集中できる日も出てきました。2時間くらい散歩に行ける日もありました。
ですが、7月下旬には3度目の大きな落ち込みがありました。
朝起きられず、日中も眠く、図書館でも集中できません。食欲も落ちぎみになりました。
リワークに向けて散歩や読書を始めていただけにショックも大きく、「体の疲れなのか、精神の疲れか区別がつかない。気分が落ちてどうしても眠いときも起きていたほうがよいのだろうか。まだ何度も波は繰り返すのだろうか」と焦りました。
急に「自分の体調がどうなっていくか分からないということは、自分が急に何をしでかすか分からない」という考えにとらわれ、怖くなりました。
主治医に、こんな状態でもリワークに参加して大丈夫か相談しました。
「いまの波も一般的なもので、ketoraaaさんの不安の一割五分くらいは病気と関係ない心理的なもの。そうやって「あーでもないこーでもない」と、チマチマと思考に付加価値をつけられるのは、それだけエネルギーがあるから。最重度の場合は、そういうことも考えられない。そのエネルギーをリワークなどに向けた方がよい。その付加価値によって本当に調子が悪くなることもある。四の五の言わずリワークをやるということ。あなたより二段階くらい悪い人でも、そういうプログラムができている。やってみて遅刻すればしたで課題が見えてくるので、一歩進む」
とあっさりとOKがでました。「そういうものなのか」と、リワークに向けたプレッシャーが随分と軽くなりました。
このような私の落ち込みのように、うつ病の時期は思考と感覚が一致しないため、エネルギーの振り分け方が非常に繊細で微妙です。
自分の感覚で無理するよりも、専門家の医学的な見地からのアドバイスを聞くに越したことはありません。
つづきます。
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