ぐっちはじめての著書『うつ病とともに生きる本』のAmazon Kindleでの発売から、あっという間に半年がたちました。
とてもありがたいことに、少しずつお手にとっていただいており、これまでに9件の心温まるレビューもいただいています。

個人出版の身としては、本当にありがたい奇跡のようなことだと感じています。
この本は、うつ病という目に見えない病をきっかけに、当初はうつ病を克服しようともがき、再発を繰り返すうちに不条理とどう併存していくかという、視点に変化していく過程をまとめた結晶です。
それが誰かの心に少しでも寄り添い、この本とともにその人なりのペースで歩いていけたら——これにまさる喜びはありません。
実は、この半年の間、こまめに推敲を重ねており、現在アップロードされているのはバージョン3.2です笑
発売当初より、特に抽象度の高い後半部分が整理され、より読みやすくなったと思います。
ご購入いただいた方は、再ダウンロードすることで最新バージョンをお読みいただけます。
さて、発売から半年という節目を迎えた今回は、感謝を込めて、第0章『はじめに』の全文をここに掲載したいと思います。
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あなたは自分のことが好きですか?
私はうつ病になって14年経ち、今は精神障害者となりましたが、30年前、20年前の自分より、今の自分を愛しています。
私が自分を愛せるようになったきっかけは、思ってもいない病気、“うつ病”でした。
ですが、この本は、うつ病を肯定する本ではありません。たまたま私のきっかけがうつ病だったというだけです。
この本は、うつ病についての「正しい答え」を渡すための本ではありません。うつ病のあらわれ方も、回復のしかたも、暮らしの守り方も、人によって違うからです。ここには、私が立ち止まりながら、少しずつ理解し、少しずつ受け入れ、生活の中で何度も整え直してきた、その過程があります。
この本を、息が詰まっている人、闘病の途中で言葉が追いつかなくなっている人、調子が落ちるたびに「また戻った」と感じてしまう人、仕事や家庭をどうにか回しながら、自分の心身を守ろうとしている人、あるいは、身近な人がうつ病になり、どう関わればよいのか分からなくなっている人にそっと寄り添うものにしたいと思っています。
というのも、うつ病を医学的に説明する本や、治療のノウハウを扱った本には、いくつも出会ってきました。それでも、「仲間がいた」「分かってもらえた」と感じられる本には、なかなか出会えませんでした。
実は、うつ病のとても辛い症状に「孤独感」があります。だから、この本はあなたとともにありたい。
私は、確かに多くのものに支えられてきました。認知行動療法やACT、マインドフルネスの考え方。薬との付き合い方。身体の感覚を確かめる小さな習慣。人の言葉や、本で出会った視点。書道家の武田双雲先生をはじめ、さまざまな出会いが、正面から引っ張るのではなく、背中にそっと手を添えるような形で、私を支えてくれました。
それらは、うつ病にならなければ、確かに出会わなかったかもしれません。ただ、それは「うつ病を通らなければ得られないもの」であってよいはずがありません。本来は、誰もがもっと早く、もっと自然に触れていてよい知恵や感覚だと思っています。だからこそ、私自身が通ってきた回り道を、そのまま置いておくことに意味があると感じています。
そうした支えは、「これさえやれば大丈夫」という形では残りませんでした。分かったと思っても崩れるし、整えたと思っても、また揺れます。だから私は、何度も立ち止まりながら、それでも続けられる形を探してきました。
だからこの本の中には、似た温度の文章に出会えるかもしれません。ここには、きれいに整った物語よりも、言葉になりきらない日々が多くあります。それでも、読んでいる間、隣に人の気配が残る。そういう本でありたいと思っています。
途中で閉じても構いません。少し落ち着いたら、また戻ってきてもいい。私自身が、そうやってここまで来ました。この本も、いつでも手に取れる相棒として、あなたの横に置かせてもらえたらと思います。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
もしこの文章や本の中に、何か心に残るものがありましたら、これから必要としている誰かへ届くよう、Amazonにてレビューを残していただけるととても嬉しいです。
レビューはKindleアプリではなく、Amazonの「注文履歴」から、レビューを書きたい本を選び、「商品レビューを書く」で投稿いただけます( ^ω^ )
あ、あと表紙も半年を記念して、温かみのあるものに変更しました!

これからも、それぞれのペースで、暮らしを整えていきましょう。
Amazon.co.jp: うつ病とともに生きる本: 分からなくても、続けていく eBook : ぐっち: Kindleストア