続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

【認知療法】コラム表でストレスとなった場面を整理する

こんにちは、ぐっちです。

 

前回は、自動思考は生理現象であり、  
否定も肯定もするものではなく、  
一方向への偏りがあるだけだということをお話ししました。

 

では、  
その偏りを、具体的にどのように  
バランスのよいものにしていくのでしょうか。

 

それに使うのが、  
「コラム表」と呼ばれる表です。

 

コラム表は、  
ネガティブな気分が起きた“ある一場面”を切り取って、  
順番に整理していくための道具です。

 

頭の中でぐるぐるしているものを、  
いったん紙の上に下ろして、  
眺め直すための枠組みだと思ってください。

 

コラム表には、  
次の7つの枠があります。

 

ストレスとなった実際の一場面を思い浮かべながら、  
この枠に沿って書き出していきます。

 

――――――――――
① 状況  
――――――――――  
ストレスを感じた状況を、できるだけ具体的に記入します。

いつ・どこで・誰と・何を・どのようにしているときに、  
②の気分がピークになったのか。

映画のワンシーンのように、  
一瞬を切り取るイメージです。

 

――――――――――
② 気分  
――――――――――  
①の状況のときに感じた気分を、  
一言で表します。

それぞれの気分の強さを、  
0〜100で表してください。

気分は1つとは限らず、  
複数あっても構いません。

強さの合計が100になる必要もありません。

 

――――――――――
③ 自動思考  
――――――――――  
②の気分になる直前に、  
頭に浮かんだことを書き出します。

 

できるだけ逐語、  
つまり頭に浮かんだ言葉を、  
そのまま書き写すようにします。

 

インパクトの強い自動思考があれば、  
1つに○印をつけてください。

 

――――――――――
④ 根拠  
――――――――――  
③で○をつけた自動思考を裏付ける、  
「事実」だけを書きます。

 

「きっと〜だろう」  
「〜に違いない」といった思い込みや解釈は避け、  
確認できる事実に限定します。

 

――――――――――
⑤ 反証  
――――――――――  
自動思考と矛盾する事実や、  
別の考え方を書き出します。

 

たとえば、

・見逃している事実はないか  
・家族や友人が同じことを考えていたら、どう声をかけるか  
・過去の似た経験で役立ったことはないか  
・具体的な対処法は考えられないか  

 

それぞれの確信度を、  
0〜100で表します。

 

確信度が高いものに、  
いくつでも○をつけて構いません。

 

――――――――――
⑥ バランスの取れた思考  
――――――――――  
④の「根拠」と⑤の「反証」を合わせた、  
よりバランスの取れた考え方を書きます。

 

反証が複数ある場合は、  
確信度の高いものを選ぶと、  
まとめやすくなります。

 

――――――――――
⑦ 気分  
――――――――――  
⑥の思考をした後の気分と、  
その強さ(0〜100)を書きます。

 

②と比べて、  
新しく生じた気分があれば、  
それも記入します。

 

――――――――――

以上の7つの枠で構成されているのが、  
コラム表です。

 

……いかがでしょうか。

 

正直、  
これを読んだだけだと  
「だから何?」  
と感じる方も多いと思います。

 

実際、わたしも最初は  
まったくピンときませんでしたし、  
リワークの参加者も戸惑っていました。

 

最初は、  
言われた作業をとりあえずこなしている、  
という感覚に近かったです。

 

ですが、  
この作業を地道に続けることで、  
思わぬ変化に気づくことになります。

 

その話は、  
次回に続けます。

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