続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

【自律神経】半身浴で動悸が改善した話。身体のブレーキに気づく

こんにちは、ぐっちです。

 

前回は、休職から復帰し、  
少しずつ日常に戻っていったところまでを書きました。

 

復帰してしばらくすると、  
今度は職場で「動悸」を感じるようになりました。

 

特に、  
打ち合わせが長引いたときや、  
気を張り続けた後に起きやすかったです。

 

胸がドクドクして、  
「このまま大丈夫だろうか」と  
それだけで不安が強まる感じでした。

 

主治医に相談すると、  
頓服薬を処方してもらいました。

 

確かに、飲むと動悸はすっと収まります。

ただ、  
少し頭がぼんやりする感じや、  
自分の体調の波とは別に  
無理ができてしまうような違和感もありました。

 

「薬は助けになるけれど、  
これだけに頼り続けるのも違う気がする」

 

そんな感覚が、  
わたしの中に残りました。

 

あるとき、  
薬剤師さんに動悸のことを相談しました。

 

すると、

「お風呂はどう入っていますか?  
全身浴より、ぬるめのお湯で半身浴を試してみてください」

と言われました。

 

正直、そのときは  
「お風呂で変わるの?」  
と半信半疑でした。

 

でも、  
家に帰って試してみることにしました。

 

40℃前後のお湯で、  
みぞおちあたりまでの半身浴。

 

しばらくすると、  
あれほど気になっていた動悸が、  
自然と落ち着いていったのです。

 

拍子抜けするほどでした。

 

この出来事をきっかけに、  
わたしは「自律神経」という言葉を  
意識するようになりました。

 

それまで、  
名前だけは聞いたことがありましたが、  
正直、よく分かっていませんでした。

 

調べたり、医師の話を聞く中で、  
わたしなりに理解したことがあります。

 

自律神経は、  
呼吸、睡眠、心拍、胃腸の動きなど、  
意識しなくても続いている身体の働きを  
24時間コントロールしている仕組みです。

 

活動するときに働く神経と、  
休むときに働く神経があり、  
そのバランスで成り立っています。

 

体調がよいときは、  
この切り替えが自然に行われます。

 

でも、  
ストレスが続いたり、  
休む時間にも刺激を受け続けたりすると、  
その切り替えがうまくいかなくなることがある。

 

半身浴で動悸が改善した経験から、  
わたしの場合は、

「ずっとアクセルを踏み続けて、  
ブレーキの入りが悪くなっていた」

そんな状態だったのだと思います。

 

無理をしていた自覚はありました。

 

でも、  
身体は言葉よりも早く、  
サインを出していたのかもしれません。

 

お風呂という、  
ごく日常的な行動で変化が出たことで、

「身体は、ちゃんと反応するんだ」

という感覚を、  
初めて実感できました。

 

この頃から、  
薬だけで何とかしようとするのではなく、

・身体にかかる刺激を減らす  
・休む時間の質を整える  
・小さな違和感を無視しない  

そういったことを、  
少しずつ意識するようになりました。

 

後になって知りましたが、  
自律神経の不調は、

不眠、食欲の乱れ、だるさ、動悸など、  
はっきりした病名がつく前から  
身体に現れることも多いそうです。

 

わたしの動悸も、  
そうしたサインのひとつだったのだと思います。

 

これは、  
「こうすれば治る」という話ではありません。

 

ただ、  
自分の身体に合う小さな工夫が、  
思いがけず助けになることがある。

 

そのことを、  
わたしはこの経験から学びました。

 

つづきます。

最初からお読みいただける場合はこちら↓  

naturalway.hatenablog.jp