会社が開店休業状態になるので、お盆にまとまった休みが取れました。
かといって、一年でもっとも高価格帯で混雑する旅行に行くのは困難です。
かといって、なにか夏の思い出になるようなことをしたい。
としばらく自分の心に穏やかに問いかけていました。
すると、ある日ふと「尾瀬に行こうかな」と内側から滲み出てきたのです。
こうして、心の内側から声が返ってくる状態というのは、まずまずの状態です。
そういえば、私は小学生の頃から、地元群馬県で最も有名な国立公園である尾瀬に、一度は訪れていたいと考えていたことを思い出したのです。
それは、小学生の頃によんだ国語の教材が発端でした。
それはともかく、そこからコツコツとワークマンやAmazonで装備を買い揃え、AIと相談しながら計画をたて、と準備がはじまりました。
どうやら、朝3時過ぎには起きて出発しなければならないようです。
朝が苦手な私には、ここが最難関です。
まぁ、それもひっくるめてトライです。
そして、出発1週間前にはたまたま職場で話した同僚も行くことになり、準備は整いました。
迎えた出発当日。
連休で生活リズムが乱れており、前日は薬を飲んでもほとんど眠れませんでしたが、無事に起きられ、集合場所に到着。
そこから約1時間半。
尾瀬の駐車場に到着。
ここからは、環境保全のマイカー規制のため、バスまたはタクシーでの移動です。
鳩待峠まで20分程度ゆられ、そこからハイキングがはじまりました。
尾瀬は、群馬県と福島県の県境にあり、二つの百名山に囲まれた、本州最大の湿原です。
つまり、地面は水がたまり、そこに特別な植物が育っているため、常に木道を歩くことになります。
これが、非常に特別な体験となります。

こちらが、群馬県側の百名山、至仏山。

こちらが福島県側の百名山、 燧ヶ岳(ひうちがたけ)です。
天気予報を確認して出発日を決めたため、台風15号は近づきつつありましたが、見事な快晴でした。
雄大な自然に囲まれた草原の木道を歩くこと約10キロ超、尾瀬ヶ原の終点、燧ヶ岳のふもとの見晴台に到着し、昼食。
同僚が登山の達人のため、コンロでお湯を沸かし、カップ麺とコーヒーをご馳走してくれました。
疲れたからだに、カップ麺の塩分が染み渡ります。
私は水とおにぎりしか用意してなかったですが、汗で塩分が失われて、カロリーも消費しているため、塩分とお菓子が必須であることを学びました。

30,000万歩、21キロのハイキングは、たいへんな疲れでしたが、達成感と自然の中に身を置いたすがすがしさで、なんとも言えない心地よい小旅行となりました。
自然に身を置いてみる旅行は、ハードさはありつつそのおかげで人の大きさを俯瞰することができて、とてもよい視点のチューニングになると、あらためて感じた旅でした。
帰りは、近くのスーパー銭湯で疲れを癒し、群馬の名産まいたけを使った丼に舌鼓を打ち、帰路についたのでした。
