Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

本場のマインドフルネスに触れる。

こんにちは。ケトラーです。

東京マインドフルネスセンター主催の「マインドフルネスリトリート2018秋」に参加してきました。

なにせ「マインドフルネス」と「リトリート」というわたしが引き寄せられるワードが2つも入ってますから、楽しみにしてました。

これも、軽く素直に動いてみる「ほんしんからくる行動」の一貫。

とりあえずやってみる!

なぜマインドフルネスの講習に参加したかというと、マインドフルネスにまだまだ可能性を感じたから。

わたしがうつ病治療で出会った生き方の工夫で、特に興味を持ったのが認知行動療法とマインドフルネスでした。

www.artofnaturalway.com

www.artofnaturalway.com

認知行動療法の歴史は古く、日本の病院でもかなり取り入れられていますが、マインドフルネスは、まだまだこれからです。

わたしは、マインドフルネスも、うつ病の治療にとどまらない、より自分らしく生きる知恵だと思います。

だからこそ、よりピュアなマインドフルネスに触れてみたいと前から思っていました。

それで、マインドフルネスの本場であるアメリカの先生から直接学べる今回のリトリートに参加しました。

主催の東京マインドフルネスセンターは、マインドフルネスを積極的に治療に取り入れている和楽会という医療法人の関連組織のようです。

さて、とある土曜日の午後、東京駅近くの貸会議室に、50名くらいの人が集まりました。

講師となるのは、カリフォルニア州立大学デービス校のゴールディン准教授。

f:id:ketoraaa:20181024222416j:image

こんな感じでとても陽気な方でした(^^)

先生の経歴(ネパールに4年滞在してチベット仏教を学んだとか!)に簡単に触れ、興味深く待ったゴールディン先生の第一声。

まず、瞑想しましょう。

と目をつぶった瞬間に

さあ、終わりです!

ざわざわ。

え?何??もう終わり?

するとゴールディン先生、

これです!この自分が驚いている感じ!!この感覚を大切にしてください。

あっけにとられた感覚に注目してみる。

あっけにとられたときは、あっけにとられているから、それを一歩引いて観察することは、まずありません。

でもその感覚に気づくと、その瞬間、自分の中で何かがひらいている感覚を味わえます。

これは、ちょっと面白そうです。

その後3時間、5つの簡単なプラクティスをしながら、その瞬間瞬間の気づきをゴールディン先生が言葉にしていきます。

例えば、心臓とお腹に手を当てて、呼吸を感じるプラクティス。

そして、目をつぶって目の前に3人の人をイメージするプラクティス。

親しい人、通りすがりの知らない人、敵対する人の3人です。

一人ひとりに「良き人生を」を声をかけるイメージトレーニングです。

印象的だったのは、それぞれのプラクティスごとに、受講生はウロウロと場所を移動し、見知らぬ人と新しいペアを組んでプラクティスの気づきをシェアしたこと。

先生は受講生が話す気づきの内容を通訳の方に訳させていなかったので、気づきの内容ではなく、気づきをシェアすること、それ自体に秘訣がありそうです。

わたしたちはつい「先生はどんな答えを期待しているかな」と忖度しますが、内容ではなく、体感そのものが一種の答えだとしたら、それはユニークなアプローチだと思いました。

マインドフルネスは、Googleなどの最先端企業が取り入れていることで一躍有名になった瞑想法です。

ゴールディン先生は、Googleのマインドフルネスプログラム開発にも携わり、心臓とお腹に手を当てて、呼吸を感じるプラクティスは、Googleで会議の前30秒行っているそうです。

その名もGポーズ笑

でも、このシンプルなポーズが重要な意味を持っています。

葉っぱに滴ったしずくが、葉から落ち、川に流れ込み、やがて海の一部になるような変化は、どんなことにも起こりうること、つまり「小さなやり取りで変わってくる」のだと教えてくれる象徴的なポーズなんだとか。

Gポーズで、世界中の誰もが、心臓の鼓動を感じます。

心臓の鼓動やお腹の膨らみを感じ、意識をひらいてその場にいる50人全員が同じことをしている、さらに、全世界で80億人が同じことをしていると思いを巡らせると、浮き上がってくる慈悲の心。

この気づき。ひらいた感覚。

これがより心穏やかに生きるために、とても大事なことのようです。

つづきます。