こんにちは!ケトラーです。
ゴールディン先生の講習より少し前になりますが、マインドフルネス入門の講習会にいってきました。
講師は、大学の心理学部で講師をされている相馬花恵先生です。
マインドフルネスについては、このブログでも何度も触れています。
グーグル、フェイスブック、ナイキなどの名だたる大企業がこぞって社員研修に導入している、とても注目されているストレス低減法です。
とにかく新鮮で面白いので、「単なる瞑想でしょ」「そんな些細なことで変わらない」と先入観で行動を止めないで、もっともっと多くの方に体感していただきたいです。
わたし自身、もっとも深い落ち込みだった2回目の休職の際に、マインドフルネスに出会ったことで回復の糸口となりました。
その最大の特徴は、自分の気分や考えを評価せず、自分の考えに距離を置き、「いま・ここ」をありのままに受けとめ続けることにあります。
ストレスをなくすのではなく、不快な気分を変えるわけでもなく、それらを観察し続けて、ただあるがままにしておきます。
ストレスがあってもいいし、不快な気分があってもいい。
その思考や気分を不自然なものと評価すると、反省が粘着質なものになり、ネガティブな感情の袋小路にはまります。
それを自然なものとして受け止めることで、とらわれず、軽やかにしなやかに目の前の物事に取り組むのがマインドフルネスです。
うつ病からの復職は、とてつもなく長い道のりに感じることと思いますが、その距離を意識することではなくて、マインドフルネスに目の前の課題に取り組んでいくことで、長さに心折れることなく治療に取り組めるようにもなります。
ですが、ぐるぐると過去と未来を考え続けるトレーニングを繰り返してきた私たちにとって、そういった心のあり方は新しいものである分、分かりにくいものです。
今回の講習会では、それをとても分かりやすく実感できました。
講習会ではまず、最近のネガティブな出来事を思い浮かべました。
すると、その時のネガティブな気分も思い出します。
この気分や思考が、グルグルと反すうして、私たちを消耗させます。
十分に不快な気分を思い出したところで次の作業に移ります。
プロジェクターにランダムに表示される「ン」と「ソ」というカタカナの、「ソ」の時だけ手を叩きます。
表示のスピードは、だんだんと早くなります。
けっこうついていくのが大変です。
会場では、「ン」で叩いてしまう方もちらほらいました。
さて、この謎の作業が終わって。
このワークにどんな意味があったか?
このワーク中、実は「ソ」で手を叩くことに集中して、ネガティブな気分、思考を感じることがなかったのです。
これが、マインドフルネスです!!
おぉ、なるほどと思いました。
さらに、みなさんにブログ上でもマインドフネスを体感していただけるワークが続きます。