続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

3度目の休職でも、2カ月で復職できた理由|早く戻れた3つのポイント

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3度目の休職でも、2カ月で復職できた3つのポイント

 

こんにちは。ぐっちです。

 

2018年8月から9月まで、「神経衰弱状態」と診断され、休職していました。

 

今回の休職は、3回目です。

 

1回目は、2013年1月から2月。「うつ状態」

2回目は、2015年5月から11月。「うつ状態」

 

精神疾患は、とにかく再発が多い病気です。

 

一般的には、休職期間は、再発するたびに前回の倍になると言われています。

 

その一般論でいえば、前回が半年だったわたしは、今回は1年休職してもおかしくありませんでした。

 

それでも、今回は2カ月で復職することができました。

 

なぜ短期間で済んだのか。

 

ポイントは、たった3つです。

 

わたし自身の体験ですが、再発に悩む方のヒントになればと思い、整理して書いてみます。


1.早めの休職

まずは、これに尽きます。

 

感覚的には、体調が悪化してからの1日は、休職中の1週間に相当します。

 

つまり、休職が1日遅れれば、休職期間は1週間延びる。

 

それくらいの感覚です。

 

少しでも早く休み、回復に専念できる環境に身を置いてあげること。

 

これが、早期復職の最大のポイントです。

 

かなり早い段階で対処できれば、病気休職という制度を使わずに、有休の範囲で対応できる可能性もあります。

 

生真面目な気質の人ほど、体がまったく動かなくなるギリギリまで踏ん張ってしまいがちです。

 

ですが、そこまでいくと、回復にも比例して時間がかかると考えて間違いありません。

 

体の警報を無視して、
「あと2週間だけ頑張ろう」
という判断をしなかったばかりに、結果として1年間の休職になることも、決して珍しくありません。

 

この決断を可能にするために大切なのが、

・自分のストレスサインをあらかじめ把握しておくこと  
・それを日々、客観的な情報として記録しておくこと  
・定期的な通院を続けること  

この3つです。

 

この両輪がなければ、体調悪化という激流の中で「休む」という判断はできません。


2.ベンゾジアゼピン系の薬を最小限に使う

これは、減薬・断薬を実行した中で、わたし自身が強く実感した点です。

 

ベンゾジアゼピン系の薬には、代表的なものとして、

・トリアゾラム(ハルシオン)  
・ゾルピデム(マイスリー)  
・ジアゼパム  
・アルプラゾラム(コンスタン)  

などの睡眠導入剤・抗不安薬があります。

 

睡眠導入剤と抗不安薬は、睡眠作用が強いか、抗不安作用が強いかの違いで、成分としてはほぼ同じだそうです。

 

このベンゾジアゼピン系の薬は、効き目が非常に強い反面、効いていない時の反動も大きい。
これが、6年間使ってきたわたしの実感です。

 

この反動が体調の波を作り出し、
「これが本来の自分のコンディションなのか?」
という誤解を生みやすくなります。

 

前回、半年に及んだ休職で、もっとも悩まされた体調の波は、
睡眠導入剤トリアゾラム(ハルシオン)の影響だった可能性が高いと、今では思っています。

 

短期的な使用や、目の前の課題が明確な場合に一時的に使う分には、とても有効な薬です。
ただ、長期使用については、慎重になった方がよい。

 

あくまで、これはわたし個人の感想です。

この点は、必ず主治医とよく相談する必要があります。

 

わたしの場合、ベンゾジアゼピン系の薬によって、

・睡眠時無呼吸  
・冷え性  
・ふらつき  
・ぼーっとする感覚  
・体の重だるさ  
・神経過敏  

が高い確率で引き起こされていました。

 

そのため、休職して睡眠・食事の生活リズムを整えた後、
主治医と相談しながら、少しずつ減薬を進めました。

 

今回は、最終的にマイスリー5mg×2錠になり、
途中でルネスタを挟みながら、3カ月で完全断薬に至りました。

 

もちろん、どうしても眠れない時には、マイスリーを使うこともありました。

 

大切なのは、
「今、この薬を使う優先順位は何か」
を自分で把握しながら使うことだと思っています。


3.家族の協力

ストレス要因は、人それぞれです。


それに伴い、環境調整の方法も千差万別です。

 

ただ、多くの場合、環境調整には家族の協力が欠かせません。

 

わたしも、妻の協力があったからこそ、東京に戻る環境を整えることができました。

 

一方で、
「自分は病人なのだから、周囲が助けて当然」
という考えにとらわれているとしたら、
そこには一度、立ち止まって見直す余地があるかもしれません。

 

「〜が当たり前だ」
「普通は〜だ」

 

こうした考え方は、「べき思考」と呼ばれ、注意が必要です。

 

他人が何かをしてくれることは、家族であっても当たり前ではありません。

・相手を尊重したお願いの仕方をしているか  
・自分の体調を、客観的に伝えているか  
・自分にできる行動を、きちんと取っているか  

これらは、自分がコントロールできる範囲のことです。

 

まずは、目の前のことから実践していく。
それが、結果的に環境を整えることにつながっていきます。


おわりに

 

以上、「早期復職」という視点から、3つのポイントに絞って整理しました。

 

もちろん、再発予防という視点に立てば、他にも工夫はたくさんあります。

 

わたしの場合は、

・シータヒーリングでのアドバイス  
・マインドフルネス  
・日中の運動(1日15分のヨガ)  

なども、復職を後押しした要因だったと感じています。

 

薬害などのネガティブな情報は多く見かけますが、
こうした前向きな視点の体験談は、まだまだ少ないように思います。

 

もしよければ、みなさんの経験も、ぜひシェアしてください。