Amazonで電子書籍発売しました。
「うつ病とともに生きる本:分からなくても、続けていく」です。
ブログの記事数も9年900記事を超え、なかなか全体像を掴むのに骨が折れるボリュームになってきました。
そこで、エッセンスを濃縮、調整して、まとめて受け取りたい方向けに、本にすることにしました。
これは、精神障害者になってから感じた、「世界を少しだけしなやかに多様な場所にする」という新しい星にむかった試みです。
しんどいときこそ、小さく行動してみるトライです。
──正解や回復を目指すのではなく、
生き方の視点をすこし増やすような試みでもあります。
この本は、うつ病の当事者として14年の日々を過ごしてきた私が、回復の途中で出会った出来事や考え方、生活の中で助けになった視点を、静かな言葉で綴った記録です。
ここには、私が立ち止まりながら、少しずつ理解し、少しずつ受け入れ、生活の中で何度も整え直してきた、その過程があります。
うつ病との向き合い方には、残念ながら未だ「正解」はありません。ただ、それは人生そのものと一緒です。
あるのは、「行動」「距離」「余白」、あるいは「身体感覚」「観察」「関心」「生命感」といった、病気と向き合っていく中で見つかってきたヒントです。
それは、自分の自然体を見つけていくこと。分からないままでも、続けていくかたちを探すこと。
その過程で得た気づきでした。
かといって、病気を肯定するものではありません。
ただ、そういう「捉え方」を私は選択しました。
いますぐ状況が劇的に変わる本ではないかもしれません。
けれど、ゆっくり効いてくる言葉はあると思っています。
たとえば、こんな状態にある人に。
・息が詰まっている人
・闘病の途中で言葉が追いつかなくなっている人
・調子が落ちるたびに「また戻った」と感じてしまう人
・仕事や家庭をどうにか回しながら、自分の心身を守ろうとしている人
・いまを心から楽しめていない人
・身近な人がうつ病になり、どう関わればよいのか分からなくなっている人
にそっと寄り添い、一人で抱えている感じが少し和らぐような、同じ場所に立っていた言葉があると思います。
もし読んでみて、何か感じるものがあれば、Amazonに一言残してもらえたら、とても励みになります。
とてもうれしいコメントをいただきました。
この本が、「誰かの隣にそっと置かれる」可能性があるなら、それはとてもありがたいことだと思っています。

