条件性情動反応を引き起こした疲労には、前回書いた不動産投資の話を聞いたことと、もう一つ理由があります。
実は、不動産投資の話を聞いた日の昼間、8年ぶりに
面接受けました。
転職!・・・と言いたいとこですが、社内面接です。
ぼくのいる会社では、頻繁に異動(部署が変わること)が行われますが、自分の希望部署に行けることはマレです。
組織がでかいので。
異動はパズル。
その人のパフォーマンスとかを考えて、人事部署が決めちゃいます。
社員がその決定のNOということは、基本出来ません。
組合とか使ってごくマレにNOという人はいますが。
NOと言っていきたい。
気持ちいいYESのために。
なので、
「あ、ぐっちはもう体調ダイジョブ」
と思われれば、またすぐ忙しい部署に異動になる可能性大です。
そのくらい、忙しい部署で仕事をやりこなす人は多くないんですね。
仮にぼくがその忙しい部署を乗り切ったとしても、
「おぉ、この仕事に耐えられるなら」
とより忙しい部署に行きます。
何かを犠牲にしないと成り立たない。
時間、健康、家庭、プライベート。
そうやって出世していくのが、巨大組織です。
この流れに気付くと、いまのガマンに疑問を持たざるを得ない。
「がんばっても、自分の理想に近づかないじゃん」って。
じゃぁ、なんでガンバッテルノ?
4年前のぼくの状態。
一方で会社は、さかんに仕事と子育てを両立した管理職をもてはやし、「皆もこうなれ」と暗にプレッシャーをかけてきてます。
よい社員であり、よい親であること・・・。
絶対に両立しないとは思いませんよ!
でも、それだけが道かな?とは思います。
ま、ともかくその会社の人事制度にも小さな例外があります。
いくつかの人手不足の部署が、広く社内に人材を募集する制度があるんです。
それは自分の意思で応募できるし、その制度に通れば人事部署の意向とは無関係に必ずそこに異動できます。
その面接がありました。
ぼくが希望したのは忙しくない部署ですが、片道切符で、そこに配属になれば出世の道はほぼついえることになるので、いまいち人気がないようで、毎年募集してます。
そこに応募して、書類選考が通り、今回の面接となりました。
社会人になると面接の機会もないので、ちょっと緊張。
前日にはひさしぶりの面接に向けてイメージトレーニングもしました。
「選ばれる」だけじゃなくて、自分も「選ぶ」ぞ、と事前には思ってましたが、面接って圧倒的に弱いなぁ。
ぼくの体調に関する質問が7割くらいで、びみょうな感触でした・・・。
「直近ではいつどのくらい休みましたか?」
「一番長く休んだ期間は?」
「何が一番影響して休むと思いますか?」
「通院頻度は?」
「薬はどのくらい飲んでますか?」
「今の体調は?」
「通勤は負担ですか?」
などなど。
ま、相手からしたらせっかく配属を決めても休まれたらかなわないから、ある程度は想定してましたけどね・・・。
多かったな。
ブログでは、精神疾患の経験を財産に発信してますし、ぼくの話を興味を持って聞いてくれる人も増えてきましたが、
「この会社ではマイナス」
なんだなぁと痛感しました。
まーねー。
誰かの作った制度の枠組みで動くってこういうことよ。
ぼくだったら、「その経験から何を得ましたか?」って聞くね。
ここは誰かが作ったディズニーランド。
ディズニーランドを楽しめるかどうかは、その人の存在価値とはなーんもなんも関係ない。
合わないなら、日光東照宮に行ってもいいし、マザー牧場に行ってもいいし、映画を見に行ってもいいし、読書してもいい。
会社、組織との相性ってそういうもんだよね。
人との相性もね。
相性についてもあれこれ考えても意味ないので、もし不合格になっても、変わらず自分アンテナを磨き続けて、ワクワク過ごすことにエネルギーを使っていきます。
ぐっち