うつ病とともに生きるブログ ―続けられるかたちを探して―

東京都庁職員だった2012年にうつ病を発症。再発を繰り返し、2024年に反復性うつ病性障害と診断されて精神障害者となりました。何度も崩れて、そのたびに生き方を作り直してきたからこそ見えてきた道があります。うつ病を打ち負かす敵ではなく、共存する自分の一部として、しなやかにたくましく生きていく道です。このブログは、その過程での気づきを残す、無理をしない自然な生き方のメモ(Art of Naturalway)として、2017年から書き続けています。

評価よりも、自分の操縦桿を握る

4月からの仕事が決まって、数日が経ちました。

 

そんなある日、同居している兄から、  
「これからどんなビジョンを持って働くつもりなのか」  
と、ふいに聞かれました。

 

少しずつ仕事の幅を広げていけたらいいと思っている、と答えると、  
兄は少し間を置いて、こんな話をしてくれました。

 

これまでと同じような人間関係でのつまずきを繰り返さないためにも、  
新しい環境では、過去の実績や経験を前に出しすぎず、  
まずは謙虚にやっていくことが大切なんじゃないか、ということ。  
少なくとも、新しい職場では、以前の仕事の話はあまりしない方がいいかもしれない、  

 

そんな助言でした。

 

正直なところ、その言葉を聞いた瞬間、  
少し心がざわついたのも事実です。

 

自分なりに必死に積み重ねてきたものがあり、  
それをひけらかしたつもりはなかったからです。  

 

ただ一方で、兄なりに心配してくれているのだろう、  
という気持ちも、時間が経つにつれて見えてきました。

 

人はそれぞれ、自分の経験を通して世界を見ています。  
同じ出来事でも、立つ場所が違えば、意味づけは変わります。  

 

家族であっても、それは例外ではありません。

 

大切なのは、誰かの言葉に振り回されることでも、  
反発することでもなく、  
「自分はどう在りたいのか」を静かに確認することなのだと思います。

 

これからの働き方について、  
誰かの評価や過去の肩書きではなく、  
いまの自分の状態やペースを大切にしながら、  
一歩ずつ進んでいけたらいい。

 

今回のやりとりは、  
あらためてそのことを思い出させてくれる出来事でした。