こんにちは。ケトラーです。
沖縄から帰ってきた翌日から、復職しました!
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12年目の会社人生で、3回目の休職・復職でした。
うつ病の再発による休職は、一般的には前回の倍の期間がかかると言われます。
わたしの場合、前回が半年だったので、今回は一年になる可能性がありました。
一年は、つらいですね・・・(>_<)
実際には、
1回目が1ヵ月半、2回目が半年、3回目が2ヵ月となりました。
これまで書いてきたような小さな工夫をこらし、ストレスサインを早めにキャッチし、通院も続けていたことで、早めに判断して仕事を休むことができ、7月末から9月までの2ヶ月の休職で済みました。
布団から起きられなくなったときはすでに赤信号を無視したサインなので、その前に休めたのはよかったです。
もちろん、これで一気に仕事モード!という訳ではありません。
主治医からは、
復職したから必ず行かなきゃ!じゃなくて、とりあえず行ってみるくらいのお試しの気持ちで。
ってアドバイスされてます。
初日、さすがに緊張しました。
率直に言って、「嫌だな」と。
妻からは、
「不安だな、心配だな」というフィーリングでないのがいい。
「嫌だな」は、心地よさをベースにした気持ちだから。
と言われて、なるほどとも思いました。
久しぶりのラッシュアワー。
久しぶりの人の波。
沖縄から東京に帰ってきたことと、仕事に戻ったこと、二重に噛み締めます。
深呼吸して、事務室に入ります。
係長は、「おかえり」と迎えてくれました。
係のみなさんが何事もなかったかのように仕事をしていたことで、わたしのなかで、最初はぎこちなくも、次第に2カ月という期間がうまり、7月と今が繋がっていきました。
時々、「無理しないでね」とか、「ちょこちょこ休んでね」と声をかけてくれるのがうれしいです。
電話もとれました。
とりあえず、360度から聞こえてくる電子音や話し声にも、神経が振り回されることはありません。
ですが、念のためカバンには、余ってあいる抗不安薬ジアゼパムを忍ばせています。
以前悩んだ、頭の回転が鈍くなり、体が怠くなった原因と思われるトリアゾラムを使わなかったこともよかったようです。
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メールは505件溜まっていました(わたしの会社では少ない方です)ので、まずメールを見ながらこの2ヶ月間の出来事を把握します。
昼休みに会社近くのホームセンターのカフェで休んだりしながら、なんとか一週間をのりきり、とりあえず突っ走りすぎないほどほどのスタートが切れたかと思います。
ですが、この一週間は常に喉のつまり、胸の苦しさがありました。
自律神経失調やホルモンバランスの乱れの典型的な症状です。
テレビの音が急に不快に感じた瞬間が2〜3回あり、
え?早くもヤバイ!?
と焦ったときもありました。
神経が過敏になってます。
まぁ一週目ですから、疲れます。
いままででしたら、
危ない!行動を減らして休まないと!!
としていたところですが、今は病気というカセを外して本心からの行動をあれこれやってみる実験中です。
シータヒーリングでも
揺り戻しがあると思うが、そのつど、本心からくる行動に戻して
と言われています。
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バランスをとって実行するか、実行して後でバランスをとるか。
これで体調は悪化するかもしれませんが、そのときは休んで、帳尻を合わせます。
そこを、あえて軽く考えてみる。
新しいアプローチです。
バランスをとることは散々耐えて修練を積んできましたので、「豊かな心と実行力」を養うことに時間もエネルギーも使ってみたいのです。
うつ病治療中の大原則は、無理をしないことです。
それはこのブログでも書いた通り、すごく大事なことです。
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今のわたしの行動で意識しているのは、
無理をする
っていうイメージとは違って、
心地よい時間を長くするために行動する
というイメージです。
シータヒーリングで示唆された3ヶ月は、これでやってみて、ひらいた感覚の自分をみてみたいのです。
ところで、復職も3度目となり、コンディションがずり下がっていくあるパターンに気づきました。
まず、
満員電車、パソコン、電話、怒鳴り声、密閉空間、長時間同じ姿勢、スーツに革靴、必要性を感じない業務、長時間労働といった日常で、神経がすり減ります。
すると、細かい刺激に過敏になります(自律神経失調)。
テレビや電話などの電子音、ささいな一言などです。
以前は、この環境に自分を適応させようと、さらにエネルギーを使いました(過剰適応、適応障害)。
刺激をキッカケに、神経反応に振り回され、不安が襲います(不安症)。
食欲や睡眠に支障をきたし、エネルギーを消耗します。
そして、心地よいこと、心が躍ることに使うエネルギーが枯渇し、楽しさが拾えなくなり、自分を見失うのです(うつ状態)。
この一週間、職場では、モンスター社員があいかわらず会議で得意げに持論をぶちまけています・・・。
いやいや。
この方もディズニーランドのカリブの海賊で楽しんでるだけ。
カリブの海賊を楽しめる人もいれば楽しめない人もいるのは、自然なこと。
では、わたしが通う「会社という名のディズニーランド」で、わたしが実際にどういくことに神経をすり減らしているのか。
以前も大きなものについて書きましたが、具体的にあげてみます。
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- 電子レンジを休養室に置くか、更衣室に置くか。
- 冷水機を置くかどうか。、
- ゴミ箱の数を増やすかどうか。
- 資料は1枚か2枚か(どうすると幹部が気に入るか)。
- 資料のタイトルはどうするか(どうすると幹部が気に入るか)。
- 専門職の社員が、急に必要だと言い出した資格の取得予算の確保。
- 掃除業者の掃除レベル改善問題。
- 熱中症対策のスポーツドリンクを会社が買うか個人が買うか。
- 事務室の扉の建てつけを直せという要望の処理。
- 誰も読まない冊子の原稿執筆・編集。
- メールに返信してこない社員のフォロー。
- 資料の離散した経緯の調査。
- 形式的な研修の段取り。
- 勧誘電話を回すとキレる社員のフォロー。
- 本社の指示を、「指示している本社の社員の方が役職が下だから」と反発する社員をなだめて調整。
- とりたてて議題のない定例会議の段取り・資料作り。
- 上司によって変わる仕事のやり方への順応。
- 理解不能なクレームへの真摯な対応。
- 同僚の興味のない雑談へのリアクション。
- 上司の判断ミスをうやむやにするための調整。
- エアコンの設定温度争いの調整。
- 会社の全体方針にいちいち反発する社員のパフォーマンスへの対応。
これ、実際にわたしの職場でけっこうな年齢の大人たちが真剣にやってることです。
なんて硬直的で狭い世界か・・・。
いちいちわたしを巻き込まないで、気になる人たちだけで勝手にやってくれないかな。
この方たちは、一筋に「ディズニーランド」を楽しんでいらっしゃいます。
わたしは、どうしてもこういうものに価値を感じません。
「職場に蜘蛛の巣が張ってる!職員が変な感染症になったらどうするんだ!」という意見に真摯に対応するよりは、このブログで伝えていることの方が大切だと思います。
踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損損
と言います。
わたしもうつ病で生きることを見つめ直すことがなければ、踊る阿呆としてこの囲われた世界で認められようと必死だったかもしれません。
今、カラダの声を聞き、新しいアンテナをたて、穏やかに素直に、瞬間瞬間を感じようとするわたしから見ると、わたしの感覚も閉じていくのも自然なカラダの反応だと思えます。
この環境下で、圧力に押しつぶされることなく、果たしてわたしは本心からくる行動を少しずつでもとれるのか。
正念場です。
シータヒーリングのTさんの「まず3ヶ月やってみれば、2年後には変わる」という言葉を胸に刻み、試行錯誤していきます。