「うつ病になってもいいぜ」というくらい、うつ病も不安も含んだ自分でいる。
感情を超克したアンナチュラルなものよりも、すべてがありのままの草木のような自然なものの方が変化していくから。
変化したければ、変化するための修行をするのではなく、そうやってデフォルト(初期設定)を変えるだけ。
Tさんのイメージは、まるで天啓のようにわたしの世界観を書き換えていきます。
ぐっち
いまの話で思い出したんですけど、昔はすごい明るい人間だったんですよ。
すぐ物も壊して、親戚から「嵐」って言われるくらいワチャワチャした子供だったみたいで。
それが世の中のルールを知っていく中で、「そういう風にしてたらダメなんだ」ってどんどん頑なに、もともとの気質から外れたようになっていった。
Tさん
戻ろう。全力で戻ろう。笑
ぐっち
「うまく描く」っていうルールから自由になったら、自分の絵がどうなるのかは未知数ですね。
Tさん
どういうものでもいいんです。話すのが得意な人は話しても、絵が得意な人は絵でも、話の中に絵を挟むのでも。
ちょい出しちょい出しで自分のベストを出していくと、自分もそれで成長できる。
さっきのエネルギーの節約の話すごく面白かったんですけど、わたしは常に全力だったので、そこ出し渋る人いるんだって新鮮でした。
ぐっち
自分の世界はそっちの方がスタンダードですよ。
Tさん
ルールってどこにでもあるから、それを俯瞰してほしいんです。
ぐっち
ルールを俯瞰?
Tさん
ボーダーTシャツを作ってくださいって言われたら、どういう素材のどういうボーダーを作ってもいいじゃん。
それが、今までのボーダーしか見てなければ、同じボーダーしか作れない。
色んな角度から見てほしいの。
そもそも、「そのルールが合ってないよね」ってなったら、それも別の目で見て、「自分ってどうやったら活かせる?」って監督目線になる。
(Tさんの描いたイラスト)
いままでの自分が「人生の主人公」だとしたら、自分のこと操れないじゃん。
ぐっち
たしかに、いままでの感覚って、決められたストーリーの主人公だったかも。
Tさん
ですよね。
「主人公」じゃなくて「監督」にならないと、自分のポジショニング変えられないし。
みんなよく「人生の主人公」って言うけど、それ間違ってるから。
主人公になるから、悲しみとか怒りに飲み込まれる。
俯瞰した監督なら、どんなストーリーも作れる。
もし感情に浸りたいならどっぷり入ればいいし。
監督として何してもいいんだけど、大事なのは、やりたいことやったら、すぐにアウトプットすることなの。
そしたら、自分の中でも一回消化するじゃない。
ぐっち
それはすごい思います。
ブログ書くようになって、何かあっても「明日のネタゲット!」って思うようになりました。
Tさん
やったぜみたいな。笑
今度はアウトプットをどういう目的でするっていうのが明確になると、すごくおもしろいと思う。
双雲さんとか分かりやすくて、「自分の幸せ分けちゃうよ」って。
ブログで何を伝えたいのかも大事だと思うんですけど、「何を共有したいか」だと思うんです。
アウトプットはじめた動機ってなんでしたか?
ぐっち
うつ病になって、認知行動療法とか自分が知らない技法があったので、それを知らせたいっていうのが最初のモチベーションです。
Tさん
OK
いまは?
ぐっち
今は、さらに、マイナスからゼロに戻す技法だけじゃなくて、治療の次の自分のありのままを輝かせる段階があるってことを伝えたいんです。
Tさん
なるほど。
それ伝えたら、どうなると思う?
それを伝えて、どんな未来をみんなで作っていこうとしてるのかな?
ぐっち
少しずつ知ってる人が増えると、その考えがもっと広がって、世界が楽しくなるっていう感じですかね。
Tさん
OK
そしたら、そこが曖昧っていうのに気づいた?
つづきます。
ぐっち