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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

うつ病回復に効くGucci選書

こんにちはGucciです。

 

都庁でうつ病を発症し、3度の休職を経験。

いまも治療は継続しながら、沖縄に移住して、「うまくいっちゃう」と「考え」の初期設定を変えてみるチャレンジ中です。

 

Gucciって誰?

というはじめましての方は、

まずこちらの記事からどうぞ。

www.artofnaturalway.com

 

自分でもこのブログはときどきマネジメントのブログ?

と思うことありますが、

うつ病を経験したからこそできることを模索して、

うつ病を通じてハッピーになってみよう!

という俺自身を使った実験のブログです。

 

なので、ここの書かれていおるのは「答え」ではありません。

ヒント、種を書いているつもりです、

 

しばらく病気ネタがなかったのですが、

ここにきて11月末頃から症状再燃。

 

というわけで、「症状が落ち着いているから」と

色々と止めていた習慣だったり、

考え方のクセをもう一度振り返り中です。

 

そこでふと思ったのが、

とにかく世の中にあふれるうつ病やメンタルヘルスや自己肯定感向上の情報の多さ。

 

これ、特にコンディションが低空飛行の時にはしんどい。

 

かといって、自分の「習慣」と向き合うきっかけでもあるので、

「医者にかかる」のプラスアルファも必要だというのが俺の考えです。

医者にかかることも、一歩としては十分ですが。

 

他ならぬ自分自身だけが、

自分の習慣をアレンジできます。

 

その効果、というにはだいそれていますが、

11年うつ病を患い、薬を飲み続け、

長い時は半年、計3度休職し、

再発するごとに症状は重くなると言われ、

死ぬことを考えた俺でも、

いまの状態は超軽度です。

 

確かにコンディションは低空飛行ですが、

まず薬で抑えられ、外に出かけられ、会話ができ、

無いなりに食事ができている。

 

これはすごいことです。

 

そこで、そういえばこういう記事なかったな、

と今回は、あくまで俺のうつ病回復(不安増大、やるき興味楽しさ減少)に

効果があったと思うGucci選書を紹介します。

 

うつ病には大別すると、

メランコリー型(旧来型)と非定型(新型うつ病と呼ばれることも)があって、

俺の場合は明らかなメランコリー型です。

 

ストレスをリセットして人生を変える

こちらは、新宿のブックオフで偶然見つけた本。

いまでは、小林弘幸さんは

自律神経研究でテレビにもよく出られる有名人になりました。

その小林先生の初期の頃の本です。

 

・3行の日記を書く

・時間を決めてゆっくりと掃除をする

など、ほんとうに些細でシンプルな習慣の積み重ねが

自律神経からくるメンタルヘルスの安定には重要であることに気づかせてくれた本です。

 

うつ病では、不眠や食欲不振など自律神経にまつわる症状も多いことから、

多くの方の参考になると思います。

 

なりより、

うつ病になった頃の俺は、

うつ病に「なる・ならない」には大きな差があって、

何か魔法のような秘技を身につける必要があると思ってたいたのが、

シンプルな習慣の積み重ねなんだと教えてくれた本です。

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「不安症」に気づいて治すノート

こちらも仕事を休職中に、当時住んでいた清澄白河の図書館で偶然手に取った本です。

 

当時、著者の原井先生は名古屋の病院の院長でしたが、

京橋に独立したおかげで、

東京での俺の最後の主治医となりました。

 

原井先生は、特に強迫性障害(極度の潔癖症など)の行動療法の第一人者です。

 

俺の病名を「条件性情動反応」と診断したのも原井先生。

 

梅干しをみるとヨダレが自然と出るように、

何らかの刺激が間をすっとばして不安を起こすように、

神経回路がつながってしまった状態のことです。

 

その刺激を避けていたら、その神経回路は強くなる一方。

だから、あえてその刺激の中に飛び込み、

その刺激を受けても別に自分の命に危険が及ばないことを

体で覚えていく。

 

そのためには、まず自分が「不安症」であることに気づいて、

適切な治療を開始することから始まります。

 

それまでは、ずっと変わらない薬の処方と、

その時々の不安へのアドバイス(認知療法的介入)中心だった

治療が劇的に変わりました。

 

うつ症状の中でも、

「ああなったらどうしよう」「〜が怖くて仕方ない」というような

不安が強い方にはおすすめの本です。

 

原井先生の最後の言葉。

「体調は、あなたの隊長ではない」はいまも大切にしています。

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嫌われる勇気

3冊目は大ベストセラー「嫌われる勇気」

 

不思議と、本とは偶然の出会いが多いですね。

求めた時にだけ師は現れるんですね。

 

これは、GoToキャンペーンで一人旅をしまくっていることに、

夜やることがなくでホテルのライブラリーにいったらあったので、

ふと手に取って読みました。

 

つい、ベストセラーとなると、

食わず嫌いしちゃう捻くれ者なので、

神様がチャンスをくれたんですね。

 

この本は、もう何年も世界中で大ブームが続いている

「自己啓発」の源流と言われるアドラーの考え方を

分かりやすく対話仕立てで構成した本です。

 

この本によると、

人間はネガティブと思われる物事

(病気、引きこもり、友達ができないなどなど)

であっても、

それは自分自身にメリットがあって、

自ら無意識に選択している、

と考えます。

自ら選択しているので、そのメリットを解き明かして向き合わない限り、

その性格や病気は治りようがありません。

 

例えば、ひきこもり。

 

当人がつらい精神状態であることは想像にあまりあります。

ですが、

ひきこもりであることによって、

社会にで自分の本当の実力が晒される瞬間を延長し続けることができる、

というメリットがあります。

「本当はやればできるのに、ひきこもりだからできないだけ」

という言い訳として機能させることができるわけです。

 

この本を読んで、俺に当てはめて考えた場合、

都庁を辞めて沖縄に移住したいといいつつ、うつ病だからやめられない、

という言い訳に使ってないだろうか、

という疑問が湧きました。

 

この疑問は、行動することしか解消できません。

「変えたいと思ってるけど変えられないこと」には、

その根っこがあります。

枝葉に手を加えただけだと、

その根からまた同じ枝葉が生えてくる。

そして、その根本は思ってもいない「メリット」である。

 

不幸である、という選択をしていれば、

いつまでも同情して気にかけてもらえる、

という幼少の成功体験があったのかどうか。

 

俺の視野をぐんと広げて、俺の沖縄移住を後押しした本です。

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ありがとうの教科書

こちらは、うつ病以後の俺の人生に最も大きな影響を与えた、

武田双雲さんの新刊。

 

双雲さんは、高畑勲さんと並んで、

俺が唯一「先生」と心から呼ぶ人です。

 

読んだのは「ポジティブの教科書」という本でしたが、

新刊がでているのでそちらを紹介。

 

何度も書きますが、ご本人が一番面白いし刺激になるのですが、

そうはなかなか、というわけで、

本を紹介します。

 

双雲さんの本で学んだことはたくさんありますが、

ハッとさせられたのは、

「ポジティブは性格ではなくて、技術である」

という考え方。

 

性格だと正直どうしようもない部分もありますが、

技術には再現性がある。

法則があって、誰にでも当てはめることができる。

 

俺はオーディブルで聴きましたが、

ここに書かれているのも、

始めるのにお金や時間や気合が必要です、

というものではなくて、

ただ恥ずかしさと違和感があるだけ。

 

俺はこれがミソだと思ってます。

 

恥ずかしさや違和感を感じるほど、

自分をないがしろにすることだけに「慣れてしまっている」

 

だから、ちょと過剰なくらいありがとうの習慣を身につけて、

バランスをとっていこう、

そういうことだと思います。

 

まずは、朝鏡に映る自分に向かって、手を合わせて「ありがとう」

www.artofnaturalway.com

 

最後に、認知行動療法とならんで、

うつ病の心理療法のスタンダートであるだけでなく、

多くのビジネスの現場にも導入され注目を浴びるマインドフルネスから2冊。

 

マインドフルネスはリワークで出会って、

衝撃を受けましたが、

これだ!という決定版の本には出会っていないので、

2冊紹介します。

反応しない練習

生きる技法

マインドフルネスは仏教が元ですので、

どちらも東洋哲学の本です。

 

これは俺の直感ですが、

うつ病の誕生は産業の機械化がはじまった産業革命以降だと言われます。

産業革命を推し進めたのは、

西洋思想(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)だと仮定すると、

東洋哲学にはそうでないヒントがあるのはないか。

 

それを感じさせてくれる2冊です。

「反応しない練習」は、「昨日なんであんな一言いっちゃったんだろう」とか「明日あの人と会いたくないな」というどうにもならない考えにとらわれない、反応しないで、目の前の世界を味わいましょうという原始仏教の考え方が分かりやすく説明されています。

 

「生き方の技法」はより広い東洋哲学の本で、

これまでの常識を覆す発想満載。

特に人間関係に悩む方におすすめです。

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ただ、マインドフルネス自体は、

治療法としてマインドフルネスストレス低減法として行われたり、

瞑想と混同されれいたり、

まだ分かりにくい状態にあるので、

俺の補足を書いて終わります。

 

極論すると、うつ病患者は関心を不安に向け、

健康で明るい人は関心をいまある幸せに向ける。

 

ようするに、関心の対象をどこにむけるか、

それを自分を観察することで、

コントロールできるようになりましょう、

というのがマインドフルネスと言ってもいいと俺は思います。

無意識に任せていると、

大抵は自分のできていない部分だったり、仕事のミスだったりに、

自動的に関心は向かいます。

詳しくはこちらの記事へ。

www.artofnaturalway.com

 

以上6冊?紹介してきました。

 

あ、そうだ最後にこの本も欠かせない!

何かへのこだわり(東大合格!会社での出世!とか)が捨てきれず、

そこに向かっていけない自分を否定するクセのある方には、

こちらの本がおススメです。

www.artofnaturalway.com

 

さて、2017年11月にはじめたブログも、

気づいたら7年目!!!

 

すごいすごい!!

 

相変わらずまったく宣伝していないにも関わらず、

いまも毎日30〜100人くらいの方に読んでいただけています。

 

もうやめろといわれても止められませんw

 

幼少期から、「自分の好き」よりも

「条件」「環境」「他人の眼」を意識して選択してきました。

それによって見えなくなった俺自身の好き。

 

書くことは、自信を持って好きと言えそうです。