こんにちは、ぐっちです。
21回にわたって書いてきたリワークの話も、
いよいよ終わりに近づいてきました。
リワークでは、
認知療法、
行動療法、
マインドフルネス、
問題解決法、
アサーション、
そのほかにも、
アンガーマネジメント、
交流分析、
不安のコントロール、
コーピングなど、
本当にたくさんの技法を学びました。
そして、
リワーク卒業に向けた課題として、
学んだことを紙にまとめて発表する
**ワークマネジメント**
という課題が出されました。
いざ取りかかってみると、
久しぶりにまとまった文章を書くこともあり、
自分には
何もかもが足りない気がして、
「全部必要なんじゃないか」
「どれを使えばいいんだ」
と、
何をしていいのか分からなくなり、
四六時中、
ワークマネジメントのことが
頭から離れなくなりました。
主治医に相談したとき、
言われた言葉が、
今も強く残っています。
「どれも医学的に効果が認められた技法なので、
必要性を感じるのは自然なことです。
ただ、健康な人であっても、
未来に対して100%の準備ができる人はいません。
様々な技法も、
生活上のちょっとしたポイントのようなもの。
**最終的な再発予防は、
リアルタイムで起きたことに対処していくことです。**」
この言葉を聞いて、
私は大いに納得しました。
起きていない未来、
起きてしまった過去に、
エネルギーを使い続けるのをやめて、
「いま、起きていること」
に戻ろうと思えたのです。
この
**リアルタイムで対処する**
という姿勢は、
今も事あるごとに
思い返しています。
また、偶然書店で手に取った、
小林弘幸先生の
『ストレスをリセットして、人生を変える。』
という本も、
私に大きな影響を与えました。
「考え方を変える」と言われても、
正直、
何をどうすればいいのか分かりません。
観念論で固定観念に向き合おうとすると、
想像の迷宮に
迷い込むだけでした。
ですが、
この本に書かれているような、
**シンプルで、具体的な習慣** は、
気負わずに
続けられそうだと感じました。
リワークを始めた当初、
私は、
再発予防のためには、
何か壮大なプロジェクトに
取り組まなければならない、
うつ病になるかならないかの
決定的な差に
気づかなければならない、
そんなふうに思っていました。
でも、
最後まで、
それは分かりませんでした。
代わりに得たのが、
「考えれば考えるほど、
よくなったことはない」
「未来に対して、
100%完璧な準備はあり得ない」
という、
確信でした。
そして、
**紙一枚分の行動の差はある**
と思えるようになりました。
私にとっての再発予防は、
うがい・手洗いのような、
紙一枚分の、
本当に些細な行動だったのです。
これは、
私自身にとって
とても大きな変化でした。
これが、
「紙一枚分の工夫」
という考え方の原点です。
「どうなるか分からない」
ということに振り回され、
不安を掻き立てられていました。
でも、
逆に言えば、
どうなるか分からないのだから、
それは
**そのとき考えて対処すればいい**
ということでもあります。
つづきます。
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