7年通院した精神科を転院して2ヵ月ほど経ちました。
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今のところ、音などの刺激をキッカケに突然襲ってくる不安(条件性情動反応)に対する治療は始まっていません。
長時間型精神安定剤メイラックスを処方されているため、いまのところ反応が出そうな気配もありません。
そのかわり、日中にそれなりの眠気があり、昼寝していて携帯のアラームで起きられずに同僚に起こされるということが何度もありました(汗)
それ以外は、ハルシオンやマイスリーといった睡眠薬を飲んでいる時に比べたら、同じベンゾジアゼピン系でも生活への大きな影響はなさそうです。
それはそうと、いったいいつ条件性情動反応に対する「エクスポージャー治療」が始まるのかな、とカウンセラーのK先生に聞いてみました。
すると、
エクスポージャーは、条件性情動反応にしなやかに対処する方法で、治療したからもう大丈夫!という予防法ではありません。
どちらを優先させるかはぐっちさんと相談なのですが、今目の前で起きている問題にしなやかに対処していくことが優先順位は高いです。
そういう点では、条件性情動反応は現在対処が必要な問題として起きてはいません。
むしろ、今ぐっちさんにとっては、「ぐっちさんの人生の後半戦をどう生きていくか」という点の優先順位が高いように思います。
条件性情動反応の治療は、今起きている問題が落ち着いてからの減薬・断薬の過程で反応の様子を見ながらやっていくとして、カウンセリングでは、これからぐっちさんがどういった価値観を優先して生きていくかということをご相談していきたいのですが、いかがですか。
なるほど。
たしかに。
納得です。
わたしはいま、第二のモラトリアム期にあります( ̄∀ ̄)
36年間付き合ってきた価値観を手放し、これから人生の時間をどう使うか、どういった価値観を大切にして生きるか、この半年間、そのために心の動く方向を探して動いてきました。
精神科のカウンセリングは「精神疾患の治療」という先入観があったため、まさかここで「これからの自分の在り方」について話すことになるとは思ってもいませんでした。
リワークでもよくある精神科治療でも、目標はあすまで「復職」や「社会への適応」なのが一般的。
でも、大きく言えば、これまでブログでも何度も書いてきたように、精神疾患は自分の一部分に過ぎません。
病気に対処することが、人生の全てではないのです。
ですから、精神疾患を含めたその人の人生が輝くために、どのようなアプローチがベストなのか、という視点を持って治療に当たれることは、本当の治療・癒しになると思います。
これからのカウンセリング方針が決まりました。
K先生が取り出したのは、100枚くらいの価値観カード。
これを、直感的に「大切にしたいもの」「大切でないもの」に仕分けていきます。
直感ですから、1枚で2秒も悩みません。
パッパと!!
10分かからず仕分け終わり、さらに「大切にしたいもの」の中から5枚の特に大切な価値観を選び、順位を付けました。
わたしが選んだのは、順番に
「自分を知ること」
「自分を受け入れること」
「やわらかな心」
「創造性」
「愛すること」
武田双雲さんの影響バリバリでウケます(´▽`)
これが、わたしの軸となる価値観です。
とりあえず現時点ではこうだ、ということで、この価値観も絶対ではありません。
変化こそが森羅万象の本質ですから。(般若心経)
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参考に、以前のぐっちさんはどの価値観を大切にしていましたか?と聞かれて「大切でないもの」から選んだのが「義務」「貢献」といった、自分の外側のルールによりよく従う価値でした。
もちろん、これらの価値観がダメというわけではありません。
あくまで、「わたしは苦しかった」というだけです。
義務感で満ち足りる、それもまた人生。
この日のカウンセリングはここまで。
最後にK先生から出されたワークは、この「特に大切にしたい価値観」それぞれについて、
・今できている行動
・妨げている行動
を書き出す「価値観並び替えカードワークシート」を作成してくること。
できれば、これらの価値観を大切にすることで、
「どんなことをすれば実現できそうか?どんなよいことがありそうか?」
「これからできそうなことは何か?」
まで書いてきてね、とのことでした。
・・・うーん。
ほうほう。
これって、まさに自分の掘り下げですよね。
Tさんとのシータヒーリング長期セッション「Awakener Project」でも、アプローチは少し違いますが、まずは自分の掘り下げからはじまりました。
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スピリチュアルなコーチングにしろ、心理学に基づくカウンセリングにしろ、「自分の掘り下げからはじまる」ということに驚きです。
これは、他の多くの幸福哲学にも共通する最初の一歩。
価値観が多様化し、過去の幸福哲学(「石の上にも三年」などなど)が通用しなくなる中で、自分の軸を持つことが、とても大切になってくるということですね。
まず、自分自身を「常識」「他人の評価」「憧れ」「思い込み」といったフィルターを通さず、よりよく知ること。
すべてはここからはじまるようです。
ぐっち