でた、でましたよ!
7か月ぶりの条件性情動反応です!
いよ!待ってました!
千両役者の登場だい!
「条件性情動反応」ってなに?という方はこちらの記事を。
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簡単に言うと、実際には食べてなくても梅干を見るだけでよだれが出るように、ある刺激と不安などの感情が強く結びついて、その刺激を受けるだけで不安になったりする不安症の一種のことです。
いわば「梅干し反応」!
もっと簡単な例だと、
誰かに殴られたとすると、
次からはその人を見たら殴られてなくても避けますよね?
そういうカラダの防衛本能です。
ネズミにも備わってます。
ぼくは、自分の症状を自律神経失調症による神経過敏だと思っていましたが、現在の主治医原井先生によると、不安症だそうです。
で、この不要な結びつきを抑えるのが、現在服薬している抗うつ薬レクサプロなので、「価値観の話になるけど、基本的には飲み続けたほうがよい」というのが原井先生の考え。
抗うつ薬ではなくてベンゾジアゼピン系の抗不安薬(精神安定剤)や睡眠薬を使うと、日中の活動への影響が大きい(車の運転が制限される)し長期服用の弊害(効かなくなる、認知症リスクが高まる)があるが、抗うつ薬は現時点ではそのような大きな弊害は報告されていないので。
ということらしいです。
外国では、ベンゾジアゼピン系の薬はどんどん使われなくなってる、らしい。
もちろん、性欲減退など、抗うつ薬にもまったく副作用がないわけではありませんし、抗うつ薬をそれほど長期に実際に服薬した記録もないので、100%とは言い切れないでしょうが。
そんな感じで、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬のメイラックスの服薬を、だいたい2週間単位で
毎日2錠→毎日1錠→2日に1錠→3日に1錠→4日に1錠→5日に1錠
と慎重に減らしてきました。
先生からは、「1週間に1錠くらいになれば、飲んでも飲まなくても同じなので止めていいかな」と言われてました。
ベンゾジアゼピンを体から抜くのは大変なんすよ。
睡眠薬みたいに行動と結びつきをもつとなおさら、ね〜
5日1錠になった段階で、飲むか飲まないかで体調の変化を感じなくなったので、試しに止めてみました。
もちろん、先生にも報告。
で、メイラックス断薬からだいたい2週間。
ここのところ、寝てもちょっと疲れがとれないな、寒くなってきたからかな、と思ってました。
最近、気が向けば夜の会にもちょいちょい出ているので、そういう疲れもあるのかな、とも。
もしかしてベンゾジアゼピン離脱症状もあるのかも。
ちょっと喉がつまった感じもするし、心持ち息苦しい感じもしてました。
で、とても疲れた日の翌日(なぜかは次回書きます)、出勤すると、出たんですよ、条件性情動反応。
きたー
と思いましたね。
で、事前にカウンセリングの先生から言われていたことを実践。
エクスポージャー(暴露療法)です。
その環境を、あえて避けずに観察しつづける。
普通は、急な不安が襲えば、その環境を避けます。
ぼくの場合も、離席して深呼吸する。休暇を取って帰る。薬を飲む。などの対処を取っていました。
ところが、この方法だと、刺激と不安の結びつきは弱まらない。
それどころか、その反応がでる=後が大変と学習するから、ますます反応に敏感になる。
この学習の方程式を変更する。
あえて避けず、反応をしなやかに観察し続けて、反応が起きても実際には何も起こらないと学習しなおしていくのがエクスポージャー。
そこで今回、出勤してすぐ出た条件性情動反応を観察しました。
・眠気と疲れが強く、頭に血が巡っていない感じで、出勤したら少し人の話し声が気になった。
↓
・なんだか嫌な感じだなと思いながら、目線の先の人のお腹が出ているのがちょっと気持ち悪いと思った。
↓
・次第に息苦しくなり、胸のあたりがじわじわと熱くなり、熱さが胸全体に広がった。
↓
・5分くらいで収まった。
こんな感じです。
一度結びついた神経回路は、そう簡単には変化しないと思いますが、これまでとは違う対処法です。
薬飲んじゃえば楽になるので、しんどいですけどね。
さすがに、その日の条件性情動反応が一回で済むということもありませんでしたが、とりあえずはエクスポージャーを試して、今後の体調の推移も観察していきます☆
ぐっち