こんにちは。ケトラーです。
先日、対談動画を見て興味をもったサンディースパ。
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自然ベースの自分だったらこういうときどうする?とわたしに聞いてみました。
肩の力が抜け、足りているものに満足し、小さなことを楽しむ、しなやかで強い心を持つ自分だったら、サンディースパを予約します。
その発想がなければ、「休職中でお金がもったいない」「場所が遠くていける自信がない」「いつか体調がよくなってお金が貯まったらいこう」とあきらめていたでしょう。
でも、お金は体験するエネルギー。
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そして、本当に行けました。
感想は、この写真を見ていただくのが一番伝わるかと思います。
最初、メール会員の初回割引があることを知り、メール会員になってWEBから予約しました。
わたしは、対談されていた山口ユウスケさんの施術が受けたかったので、山口さん指名です。
ですが、なにせHPの予約状況を見ると分かる通り、相当な人気サロンです。
心配になって、WEB予約から2日後くらいに、電話してみました。
すると、やはりすでに9月、山口さんの予約は一杯とのこと(>_<)
10月のわたしの予定は、休職がどうなるかわからないので、未知数です。
わたしの中の燃え上がり度合いによっては、これは縁がないんだな、とこの時点であきらめる可能性もありました。
電話をきって、どうなの?と自分をモニタリングすると、10月の土日でも受けてみたい!
という気持ちがあることに気づきました。
すぐまた電話しました。
すると、山口ユウスケさん本人が出ました。
お話ししていると、なんと明日の9時スタートであれば、たまたまキャンセルが出たのでOKとのこと!
おぉーラッキー!!
もちろんお願いしました。
9時スタートとなると、江東区から鵠沼海岸への移動時間を考えると、いつ以来か覚えていないくらい久しぶりの6時起きです。
これも、やってみないとわからない。
後で聞いた話では、山口さんもうつ病の方は朝がしんどいんだよな、と心配されていたとか。
よくお分かりです。
翌日。
無事6時に起きて、8時半、鵠沼海岸駅に着きました。
駅から4分くらい、通りから奥まったところに、サンディースパらしき黒い大きな門が。
近づいてみます。
ありました!
ちょっと別世界のよう。
インターフォンを押して、山口さんが迎えてくれました。
まずは、入念なカウンセリング。
ものすごくゆとりのあるカウンセリングスペース。
ソファの向かいの窓からは、庭が見渡せて、穏やかな音楽が流れ、柔らかい香りが漂います。
ここでのんびりしたい。
この空間作り、対談で抱いた直感のとおり、サンディースパ只者ではありません。
しかも、マッサージの事前カウンセリングで、これほどしっかりお話ししたことはない、というくらい色々なことを話しました。
サンディースパは、コリの改善に留まらず、スウェディッシュマッサージとヘッドマッサージを入口に、本来の五感が開放されたマインドフルネスな状態を体験し、自分本来の感覚「今」への気づきの先にある本来の生き方を引き出すことを目指しているからです。
本来の生き方ができれは、違和感なく幸せに満たされます。
そうです!わたしが目指しているのはそれです!!
この時点で思いました。
山口ユウスケさんと、とんでもなく話が噛み合う。
初対面なんですが・・・。
まるで、宇宙空間で地元の友達と出会ったくらい、細かい説明がなく通じる。
出会いの化学反応。
しかも山口さんも会社勤め(しかもかなりハード)の経験があるので、より共感しあう部分がたくさんあります。
なんて心地がいいんだろう。
テンションがあがり、ここしばらくなかったくらい話が溢れます。
山口さんが聞き上手なんですね。
安心してさらけ出せます。
山口さんも、事前にうつ病とお聞きしていたイメージとは・・・と驚かれていました。
ただ、そこは経験豊富な山口さん。
いまは初めてで緊張もされていて、たくさん話もされて、この後反動もあるだろうから、リラックス・鎮静のオイルがよさそうですね。
わたしもその香りがよかったので、使用するオイルが決まりました。
今回お願いした施術は、スウェディッシュマッサージとヘッドマッサージ。
スウェディッシュマッサージについては、詳しくはサンディースパのHPをみていただくとして、アロママッサージの原型と言われ、解剖生理学に基づき深い筋肉にアプローチする世界一気持ちいいマッサージなのだとか。
カウンセリングで話していて、二人に最も共通するのが、「楽しさ」をベースにしなやかに生きる価値観を持ち、そのために小さな実行をしていることだと気づきました。
山口さんはそれを実践し、仕事にまで仕上げていて、ものすごいことです。
一周回ってどころの話じゃない。
あまりにも会社内では場違いなことから、引き出しに頑丈に鍵を掛けている価値観なので、話せるてつながれることが素直にうれしい。
多くの人が、心から湧き上がる楽しさを押し込め、常識、先入観、固定観念に縛られて、犠牲・我慢こそが尊いと歯を食いしばって生きています。
そこから開放するのは、至難の技です。
圧倒的多数の中、間違っているのは自分なんじゃないかと常に圧力がかかってますから。
そういう意味で、山口さんは大病はチャンスととらえています。
生きることをとらえ直すことができる天の啓示だから。
何か起きなければ、まず生きることをとらえ直すことはありません。
まさにわたしがうつ病をきっかけに自然な生き方を目指すようになったこととシンクロします。
サンディースパでは、うつ病はメンタリストと考えているそうです。
どういうことかというと、たくさんの方を施術してきて、感情の値は絶対値であることに気づき、陰の振り幅の大きい精神疾患は、陽の振り幅も
同じだけ大きく、誰もが精神的な豊かさを持っているということ。
つまり、悲しみが10の人は喜びも10。1の人は1。プラスもマイナスも同じ値。陰陽は表裏一体。
ほどほど悲しい人は、ほどほどの喜びしか感じられないそうです。
だから、うつ病の人は陽にエネルギーが向きさえすれば、ものすごい力を発揮することができる。
山口さんはよく、「つながっているんです」とおっしゃいます。
様々な事象を探求していくと、すべてがつながっていく。
そして広がった次元が、スピリチュアルです。
スピリチュアルは、人類の経験・体感の積み重ねですから、何万年もの蓄積のビッグデータです。
それを心理学が後追いしているという意味では、スピリチュアルは心理学であり、心理学の方がまだ道半ばと言えます。
スピリチュアルなアプローチから、イメージの力については対談でもおっしゃってましたね。
改善するかしないかは、本人のイメージ次第だと。
これにも、理屈があります。
意識は、否定語が区別できないそうです。
バナナを想像しない。
これだと、意識がとらえるのは「バナナを想像」まで。
だから、実際には必ずバナナを思い浮かべてしまうし、バナナを想像しないことができる人はいません。
それと同じで、病気でない、うつ病でない、というイメージは、病気である、うつ病である、というイメージと同じなんです。
例えば、戦争反対!と叫べば叫ぶほど、実際には戦争をイメージして戦争に引き寄せられていく。
戦争がない世界に引き寄せていくためには、平和の具体的持続的なイメージを主語にする必要があります。
体も同じです。
生き生きと跳ね回る自分をイメージできなければ、そのゾーンに入ることができません。
逆に、そこがイメージできれば、あとは自らの力で入り込むこともできるようになります。
うつ病の再発もこの理屈で説明がつきそうです。
関連記事:「うつ病の何がつらいか、苦しいか」を3点あげるとしたら。 - ナチュラルなイキカタ
ここまでの話を前提として、サンディースパでは、心と体を立体的にゆるめる施術に到達したそうです。
普通、精神科は心、マッサージは体へのアプローチだけですよね。
ですが、それらは車の両輪であり、どちらかだけではうまく走れません。
理屈がないと持続しないし、体感がないと納得しないからです。
心と体。
理屈と体感。
左脳と右脳。
つながっているんです。
体のコリの解消の先、自然な生き方の実践を見据えています。
それがわたしが唯一無二だと思う理由です。
そして、わたし自身、このブログで書いてきたように、それが生きる本質だと考えています。
濁った川を覗きこんでも1キロ先は見えない。だから、まず川を清らかにする必要がある。
さあ、そして施術です。
わくわく。
ドキドキ。
施術台があったかい。
セラピストは体を動かして暑いので、室内は涼しめになっていることが多く、大抵はだかの患者は寒いんです。
施術台自体が温かいことで、その問題が解決できます。
うーん。細かい気配りが行き届いている。
フットバスで少し足を触っただけで、足の筋力不足による冷えを見抜きました。
圧倒的に上半身がこっているそうです。
肩甲骨周りのコリは、責任感、義務感、罪悪感が強い人って、わたしを象徴していた3つのワードですよ。
首がこっている人は、不安が強い人。
頭がカチカチなのは、真面目な人。
ブヨブヨになると、危険信号。すでに自律神経が乱れている。
はい、もう思い当たることだらけ。
わたしの頭は周りがカチカチで、頂点がブヨブヨ。
腰が冷たいのは・・・忘れた。
2割も覚えていれば十分です。
義務教育の減点方式の弊害や、命のフラクタル構造、職人的な技術向上にとらわれない理由などについて話しながらも、わたしがお願いしなくても違和感のある箇所を絶妙にゆるめていきます。
痛くもないし、くすぐったくもない。
あぁ。きもちいい。
二人の会話は尽きません。
今回は初回なので、盛りだくさんに詰め込んでくれました。
責任は「しょう」と言います。責任が足につく、とは言いません。
体の感覚に根ざした表現のとおり、心と体がつながっていることを実感していきます。
腹わたが煮えくりかえる、という表現のとおり、怒りを溜め込む人は内臓が不調だとか。
面白いですね。
施術が終わりました。
温泉に入った後のように、体がポカポカです。
終わった後、
深呼吸してみてください
と言われてやってみると、
あれ?呼吸がめっちゃ深くて楽!!
なにこれ!?
走り出したいような、飛び跳ねたいような。
首と肩の付け根にあった岩石も無くなってる!
それが、自分本来の感覚です。いままでが10だとしたら、7くらいまではいきました。理想は子供が無意識に飛び跳ねる感覚です。体はその感覚を持ちつづけています。普段は、それだけ辛い状態だったということです。
予約したのも、時間もお金も使ってサンディースパまで来たのも、自分の力です。今日は自分を褒めてください。
最後に握手して、レシートには「新たな門出」と書かれていました。
出会いに感謝。
満ち足りた気持ちで海岸を散歩して帰路につきました。