Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

事務局長の責任

こんにちはGucciです。

 

都庁でうつ病を発症し、3度の休職を経験。

いまも治療は継続しながら、沖縄に移住して、「うまくいっちゃう」と「考え」の初期設定を変えてみるチャレンジ中です。

 

Gucciって誰?

というはじめましての方は、

まずこちらの記事からどうぞ。

www.artofnaturalway.com

 

会長と副会長に呼び出されました。

 

確かここにも書いたと思いますが、

来年度俺がいる観光協会は規模が縮小します。

 

スタッフの疲弊が激しいので、

業務を減らす方向に舵を切って、

業務を減らすと役場から人件費も減らされるので、

組織が縮小するです。

 

とても場当たり的で、「この地域の観光をどうしていきたいか」

というビジョンのない対応なので、

たぶんうまくいかないでしょう。

 

それを整理するために、

今年度役場は第2次観光計画を策定しているのですが、

その中でもコンサル丸投げで、

「村としてどうしていきたい」というものは何も示されませrんでした。

 

おそらく、理想論だけが羅列された、

お上品な観光計画になると思われます。

 

そうした計画はあらゆる地域にあって、

それは計画ではなくて、やりたいことが書かれているだけのリストなので、

じゃあ計画期間が終わって検証してみると、

結局ほとんどできてなくて、

また新しい計画を作る、という繰り返しなんです。

 

これが日本のいたるところで起きていて、

「計画を作る」が「計画を作った時点」で完結してしまっている。

 

・誰が

・どの財源で

・いつまでに

やるかが書かれてないんですね。

 

俺は事務局で策定委員会の委員ではないのですが、

このままだと理想論だけの計画になりますが、

民間ではそれはありえますか?

と投げかけたところ、

役場側からは、「計画に理想を書いてもいいと思う」と発言があって、

俺とは前提が違うなと思いました。

 

そういうこともあったので、

来年度の観光協会をどのくらいの規模で、

どの事業をやるのか、

という相談ができるものだと思って、

会長副会長の呼び出しに応じました。

 

1月30日、副会長が社長をやるホテルのカフェです。

 

結論から言うと、

そこで話されたのは、

来年度の観光協会の在り方ではなく、

「Gucciはやめるのかどうか?」

ということを知りたいだけでした。

 

・事務局長がいなくなると組織への影響が大きい

・続けるのか辞めるのかはいつごろはっきりするのか

・続けるとしても、待遇や役場に不満を言うのではなく、それも納得した上で続けること

・辞めるとしても、その後の組織に影響がないように色々なことを整理し切った上で止めること

 

こういうような話でした。

 

俺のその時の正直な気持ちとしては、

事務局長って聖人なの??

です。

 

俺は、雇われ事務局長であって、

会社で言えば中間管理職みたいなものです。

事務局長である前にGUCCIだしね。

 

一般社団法人の事務局長というのは、

その程度の権限しかありません。

 

俺の立ち上げた会社でもないし、

理事を選ぶ権限もありません。

 

それでもなお、組織の円滑な運営の全責任を負わせるって、

その姿勢が、観光協会立ち上げ8年目で四人目の事務局長が辞めようとしてる

事実に現れていると思うのですが、

ここは前提が違うので、

議論しても仕方ないでしょう。

 

彼らの中では「事務局長」と言う名前はそういう存在で、

たとえ年収額面510万円で、

都庁時代より100万円少なくて、

好きに旅行にも行けず、服も買えず、そういう生活を強いいている相手であっても、

「事務局長だから」

という都合の良い一言で、すべて負わせてしまう。

 

じゃあ会長って何?副会長って何?

何をする人なの?

事務局長にあれをやれ、これをやれと指示を出して、

自分は責任の枠外にいる人なの?

 

ここに書いたか忘れましたが、

都庁時代からこういうふうに、

いうことは言って自分では手を動かさない人、というのはもう吐いて捨てくるくらい出会ってきました。

 

立場とは関係ない。

立場は、わりと偶然が作るような気がします。

たまたまそういうタイミングだった。

たまたまメンタルで病気になることがなかった。

 

そういう人は、相手のことを思い遣って言葉を使うことができない。

どうしても一方的な自分の主張をするだけで終わる。

 

もうすぐ、沖縄移住、この観光協会入職から3年経ちますが、

この会長副会長が、観光協会の事業がスムーズに進むために、

何か自ら動いた、ということはありません。

 

あるとしたら、自分の立場を守るため。

 

ただ、それは仕方のないことだと思います。

 

この人たちにはこの人たちなりの利害があって、

会長は自分の経歴を輝かしいものにすること。

副会長は、自分の会社の事業にメリットがること。

 

だから、発言も、俺は「事務局長」である前に「Gucci」である

という前提にはないものになります。

 

彼らにもメリットがあることであれば、乗ってくるでしょうが、

俺の退職は彼らにとってはメリットを感じない。

むしろ、余計な仕事が増えるだけ。

 

ここで、彼らの意図どうりに動く、

俺の観光の師匠の書いた本である「協力のテクノロジー」を使って、

相利性を開発して、

プロジェクトベースで合意を得ていく、

という方法もあります。

 

でも、それは「俺がやりたいことじゃない」とははっきり言える。

 

俺はできるだけ共感し合える好きな人と(完璧には無理でも)仕事がしたい。

 

人生の時間は限られてますから、

仕事も含めて、好きな人と過ごす時間が長ければ、

それは幸福感も増すし、

そうでなければその逆になります。

 

嫌な人のことを家でも考え続ける、というのは、

それだけ嫌な人と一緒にいるのと同じですから、

幸福感も下がります。

 

その一人ひとりの幸せ、俺の幸せを探究しに沖縄にきた、

ここが彼らには理解できない。

 

かといって、ここで喧嘩しても、

これも俺にとって無駄なリソースを使うことになります。

 

「彼らの価値観を変える」というのは、

たぶん俺のソウル、魂にとっては、とても優先順位が低いことです。

 

では、こうしたことを魂を高めるためには、

感謝の視点を見出して、

愛を受け取って、愛の選択をする。

 

これをやり続けることです。

 

それが正解なのかどうかは分かりません。

 

こうなるともはや宗教か哲学の世界で、

一生かけて答え合わせする以外にない。

答えがわかるのは死ぬ直前、もしくは死後の世界。

 

ただ言えることは、まだやったことないじゃんその方法。

ということ。

 

だから、やってみる。

 

感謝という意味では、

そもそもこうした意向確認の場を作ってくれることが、

俺の体調を気にしているし、

組織のことも気にしつつ、

俺の今後の人生のことも気にかけてくれている。

どうでもいいやつだったら、そういう場も設けないでしょう。

それだけ俺が組織にとってなくてはならない存在ということです。

言い方はまぁいいとして。

 

そして愛としてとらえるなら、

俺はこの歳にして「トップの引き際」という貴重な経験をさせてもらえる。

 

しかも、その後組織がどうなっても正直どうでもいい組織という

とても都合の良い実験体で。

 

考えてみれば、「組織」「マネジメント」というものを初めてしっかりと学ばせてくれた組織でした。

 

都庁の時にいろいろ疑問だったことが、

全部ではないにしろ、かなりクリアになった。

組織がこれほどグチャグチャでなければ、

俺は森岡毅さんのマーケティングの本も読んでいないし、

www.artofnaturalway.com

地方創生の本も読んでいないし、

www.artofnaturalway.com

ドラッカーの「非営利組織の経営」も読んでいないでしょう。

 

この3年で学んだことは、とてもたくさんある。

そういう意味では、ここに登場してくれたすべての演者が、

監督のドラマを意味深いものにしてくれるための

材料だったのです。

本当に材料豊富な組織でした。

 

前の事務局長からしてぶっとんでましたし。

 

俺は、何が起きてもそこから愛を引き出して、

愛の選択をする。

その先に見える世界が見たいから。

 

そこには、確かに魂が爆発するのです。

 

そろそろ組織じゃなくて独り立ちしたいけどね。

それには、行動が必要だ。

もっと飛び出していく行動が。