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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

2024年の観光協会の行き先

こんにちはGucciです。

 

都庁でうつ病を発症し、3度の休職を経験。

いまも治療は継続しながら、沖縄に移住して、「うまくいっちゃう」と「考え」の初期設定を変えてみるチャレンジ中です。

 

Gucciって誰?

というはじめましての方は、

まずこちらの記事からどうぞ。

www.artofnaturalway.com

 

沖縄での約3年にわたる観光協会での実験が終わりました。

 

最初は、陰口だかけの組織から。

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そして、人事改革

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ここまでで1年くらい。

組織内の最後の膿だった、事務局長もでていき。

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ここまでで1年半くらい。

 

ここでやっと外にベクトルを向けられる組織になってきたので、

事業計画を作って、

いまの日本の観光協会に求められる仕事に取り組む。

・役場からの委託

 人件費を確保するための柱。これをもらうために、何事も役場のおうかがい。

・自主事業開発

 役場の委託は、時限的な国の予算が元なので、自分たちでも稼ぎ頭となる事業を育っていかなければならない。

・DMO的役割

 観光協会の新バージョンであるDMOとして、地域を巻き込みながら観光について地域一体となって考えてベクトル合わせをしていくリーダーとなっていく必要。

・地域協力

 地域のイベントへの無償協力など。顔が売れることで件数も増えた。特に職場体験の受け入れなどを10件以上こなした、

 

ここに加えて、今年度は元社長が観光庁から採択されてしまった

超ド級の野外オペライベント。

さらには、村の観光計画改定の中心的役割と。

 

まぁ、盛りだくさん。

俺自身も行政の委員を5つくらいやったし。

 

しかし、現実的に、リアルに、

いまの日本の仕組みで観光協会に求められていることはこういうことなんです。

 

それであって、

うちの協会のスタッフでいうと、

年収は300万程度。

 

で、この役割を本気でやってたわけですよ、

2023年は。

 

まーオペラは想定外だったけども。

 

これを9人のスタッフで。

 

結果起きたことは、

1名が適応障害で休職

1名が過敏性腸症候群の悪化で退職

俺の鬱症状の悪化

 

人的資源の限界を超えたわけだ。

 

そして、役場の課長とも話し合い、

業務を減らすために、

人員も減らし、

観光協会は縮小することが決まった。

 

それはそれで実験の結果なので

これが失敗だったとは思いません。

 

ただ、いくら俺がベクトルを整理したとしても、

「地域協力」をメインに考えるスタッフもいたし

「利益」を最優先に考えるスタッフもいたし、

残業が正義だと考えるスタッフもいたし、

どうにもこの半官半民の組織で、

ゼロから大きなベクトルを作るには何かしらの推進力がいる。

(例えば、首長や会長のリーダーシップ)

リソースは限られているので、

すべてに振り分けたら、のびきっった線はいつか切れる。

 

もう一つ。

せめて組織の内部に、役割を分担できる仲間が必要だった。

その役割をと採用した元社長が、

実は最大の呪術能力を持っていたとは、

人生とはままならないものよ。

1人でやるのであれば、

より選択する必要があった。

ただ、役場は契約打ち切りをなん度もちらつかせるので、

とにかく1年で信頼を得なければ、

という焦りはずっとあった。

ましてや「地域を変える・変えていく」というところにベクトルを設定する場合、

「地域」「役場」「観光協会(商工会)」それぞれに

キーマンが必要だろう。

 

そこにキーマンがいないと、

ただでさえ地域にリソースが少ない中で、

そこがブレーキになって、

錆びた歯車を動かすように物事が動かない。

いま俺がいる地域で言えば、

完全に役場だ。

そうしているうちに、

最初の弾けるようなモチベーションを持っていた人材は、

1人、また1人と離れていく。

 

これが、日本の多くの地域で起きている

負の新陳代謝だと

俺は考えている。

 

実際、都庁もそうだった(すでに優秀な人材の大量流出がはじまっている)

福島もそうだった。

そして、沖縄の観光もそうだった。

 

不思議だよね。

別にこの観光協会がどうなったところで、

別に俺の人生には何の影響もないのに、

それでも背負う俺。

 

それを背負ったら、笑顔がなくなっちまう。

 

久しぶりにあの言葉を思い出すよ。

10年近く前。

もっとも重いうつ状態で、復職ためのリワークの中で、

どういう自分になりたいかでみつけた言葉。

肩の力が抜け、足りているものに満足し、小さなことを楽しむ、しなやかで強い心を持った自分

 

そういう自分だったら、

いまの俺になんて声をかけるだろうか。

 

Gucciは、やれるだけのことを十分にやりきったと思うよ。

結果が出きらなかったのは、

ただタイミングの問題で、努力が足らなかったとか

Gucciの人柄がどう、ということではないと思う。

「結果」は努力とは比例しないからね。

運の要素が強い。

とにかく大事な事は、ここで起きたことを気にしすぎる事なく、

しなやかに明るく次のステージにいくことだよ。

しなやかで、明るい自分でいることだよ。

 

この現生で24時間、365日一緒にいるのは俺にとって俺だけです。

だから、俺にはあたたかい言葉をかけ続けよう。