Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

快と不快の選択

こんにちはGucciです。

 

都庁でうつ病を発症し、3度の休職を経験。

いまも治療は継続しながら、沖縄に移住して、「うまくいっちゃう」と「考え」の初期設定を変えてみるチャレンジ中です。

 

Gucciって誰?

というはじめましての方は、

まずこちらの記事からどうぞ。

www.artofnaturalway.com

 

皮肉なもんだいね。

調子が落ち着いてる時はブログのネタがないのに、

悪くなってくるとわんさかでてくる。

 

だから人生に起きる問題は

ポジティブな気づき

って証明なんだ。

 

今生は、俺は学びの生なんだろう。

 

ブログと実時間はタイムラグがありますので、

実際にはこの記事を書いているのは仕事納め後の12月29日です。

 

11月ころから見え始めたうつ症状は、

経理担当の突然の退職でさらに追い詰められて、

抗不安薬メイラックスの服用で

不安の高まりは抑えられてますが、

食欲、やる気、興味、楽しさ、性欲が減退しています。

 

こうなると、「もう気分転換に旅行だー」というフェーズでなくて、

「まとまった休養」が必要なフェーズだと思われます。

 

心身がこういう反応を示す時、

それは、「今違う道を進んでいるよ」というサインです。

 

俺は、沖縄に自分らしいペースや生き方を探しに来ました。

もうひとつ、「東大に入る!」のような明確な目標を決めるのではなくて、

流れに流されてみよう、ということも気持ちにありました。

 

そしたら、小さな観光協会の事務局長になって、

やりたいくもない野外オペラプロジェクトに翻弄されて、

精神が磨耗して、

体がサインを出している。

 

これが、「流れ」だったのかな。

「流れ」を感じるときに、何か別の欲求がベースになってたのかな。

 

いまは、休みの日はできるだけ散歩して、

あとは漫画を読んだり、

あえて意味のないことをやろうとスマホで牧場を作ったりしてます。

 

散歩しながら、ふと聴き始めたのが、

本の朗読が聴けるオーディブル、というサービス。

落ち着いて散歩するのにちょうどよいリズムです。

 

そこで聞いているのが、ベストセラー「反応しない練習」

 

仏教の考え方をわかりやすく解説した本です。

 

読んでいるわけでなく聴き流しているので、

解釈は違うかもしれなけど、

ブッダは、妄想にとらわれないで、

自分自身の足元をみて、できることを積み重ねていくことで、

苦悩が減り、幸福が増えていく、

と言ってるように思います。

 

妄想は、実態がないものすべて。

だから、「誰かに認められたい(承認欲求)」

「こうなったらどうしよう(不安)」

「なんであんなこといっちゃったんだろう(後悔)」

これらみんな妄想です。

 

妄想はコントロールできない想像世界だから、

ここにエネルギーを使えば使うほど、

心は磨耗していく。

 

それでいうと、

沖縄にきて、少し新聞に取り上げられるようになって、

俺の中には、

どうにか広く認めてもらって、

自分の存在感を高めて、

給料もあげて生活を楽にしたいし、

モテたいし、

この観光協会を辞めて別のところに行きたい。

 

という妄想があった。

 

沖縄に来た時の、

心の安寧

肩の力が抜けたしなやかなGucciとはかなり違うものを目指していた。

 

いつの間にか。

 

ブッダは、妄想は妄想として、

否定するのではなく妄想に反応しないことを大事にします。

だから本のタイトルも「反応しない練習」なんですね、

たぶん。

 

妄想への執着が、終わりない競争のような世界を生むと考えているんですね。

 

心の動き自体によいも悪いもないし、

思考が停止するのは眠る時と死ぬ時だけです。

本書によると、人間は1日で7万回思考しているそうです。

 

ただ、じゃあ何を大切にして行動するかというと、

「快」「不快」

だそうです。

 

「快」は心がワクワクするもの、喜ぶもの、開くもの、そういうイメージでしょうか。

「不快」はその逆ですね。

疲れるもの、イライラするもの、興味がないもの、無理を強いるもの。

そういう感じかしら。

 

「快」は、「快楽」ではないのもポイントです。

 

現代の俺たちは、SNSだったり、テレビだったり、決して「快」とは言えない情報にどっぷりと浸かっています。

その中で、物事を決定している。

 

でも、人間は自分の人生を生きるのではれば、

自分自身と向き合って、

自分の「快」を見つけることが大事です。

 

でもさ、自分の「快」を生まれながらに知ってる人なんていないじゃないですか?!

 

だから、もうありとあらゆることを試して、

味わう。

 

それをすることで、はじめて自分の「快」という

正しい基準を知ることができる。

 

俺は普段「正しい」という表現はさけているけど、

ここは使ってもいいと思う。

 

さらにさらに、

人間は本能的に「安定」を指向する生き物です。

安定=安全だからね。

 

あらゆることを試すには、

持って生まれた冒険者精神を持っている

ヴァスコ・ダ・ガマとか鑑真でもない限り、

歳とともに無意識に経験済みのことを選ぶようになっていく。

 

「いつものあの店」

「旅行先はいつもあそこ」

「いつものあのメンツ」

のように。

 

そうしているうちに、「快」感覚を見失っていく。

 

このときに向き合っているのは、

「自分自身か」

「妄想か」

 

だから。だから。だから。

俺には何度も何度も何度も、

気づきの機会

が与えられていく。

 

安心・安全の世界をはみ出して、

別のなにかをやろうとするには、

よっぽどの推進力が必要だから。

www.artofnaturalway.com

 

この本の言葉、もう一度載せますね。

人生のことを真剣に考えるのは面倒だ。だから、それが重要であればあるほど、何も考えないようにして、決断を先延ばしにしてしまう。でもその人は、人生を無駄に過ごすと決断していることを知らないのだ。こういう人間は実際に大きな問題にぶちあたらないと、人生を見つめ直そうとしない。それは、健康とお金と人間関係の三つだ。この三つで問題が発生しない限り、人はぬるま湯で生きていこうとする。何かに直面したり、変えていこうと決意したりはしないものなのだ。

 

俺に起きていることは、俺に必要だから、

起こされている。

インナー宇宙を探求して、それを世界に伝えていくために。

 

公務員を辞めて、沖縄で観光団体のトップになることで、

これまでにできなかった経験がたくさんできました。

・会社のマネジメントをする

・地域と関わる

・縁のないエリアで課題解決に関わる

・人前で喋る

・会社の財務をコントロールする

・反発する部下の成長を促す

・人を採用する

・プロジェクトをゼロから立ち上げる

・縁のないエリアで人脈を作る

・沖縄観光のあり方に意見する

・メディアに出る

・組織のルールを作る

・大きな興行を取り仕切る

 

もちろん、中には都庁で経験できたこともあるかもしれないですが、

なかなか濃厚な都庁で出てからの2年半でした。

 

そういう中でうつ症状の悪化を感じ、

まてまて、少し立ち止まりなさいよ、

とうつくんが言いました。

 

そうやって立ち止まってみると、

さっきまで書いたように、

あれ、俺は沖縄観光の発展をゴールにしてたんだっけ?

あれ、俺は観光の世界で地位を上げていくことをゴールにしてたんだっけ?

あれ、俺はこの組織を日本で認められる先進的な観光協会にすることをゴールにしてたんだっけ?

あれ、俺は役場や地域から観光協会頑張ってるねって承認されることをゴールにしてたんだっけ?

 

たくさんのハテナが湧き上がってきたのです。

ハテナブログだけに。。。

 

人は変化します。変化するから自然です。

上善如水

行雲流水

 

いまの俺の「快」「不快」を自分に聞いてみました。

 

「快」は、「経験を構造にして、真理を抽出して、言葉にして伝えること」

2年前に受けた講座で、今回は講師として話させてもらってとても楽しかった。

とっても高評価だったとも聞いてますますうれしい。

f:id:ketoraaa:20231229184116j:image

 

「不快」は、「共感できない人とプロジェクトをやること」「組織マネジメント」

福島県庁時代の同僚

都庁時代の上司

沖縄時代の前の上司、同僚、今の役員、役場職員、何度方向性を修正しても戻っていく部下

こういう部分に、ものすごく消耗して、俺の無気力を作ってきました。

もう地域の議員さんに理解してもらうとか、ほんっっっっとにどーでもいい。

野外オペライベントも、地域からの苦情も、部下がやりきれなかった、ミスしたものの後始末も、どーーーーーーでもいい。

何の経験にもならない、捉え方だ、とは言っても、体が拒絶してる。

「快」でもない。

そればかりやっているほど、人の一生は長くない。

器用だから、ある程度できるけど、とにかくGucciのガソリンをくいまくる。

 

じゃあ、ものすごく優秀な集団、株式会社刀のようなところで働いたら、

その不快はなくなるのか?

それは分からないけど、「快」とは違う気がします。

 

まず、この地点に立てたこと。

2015年には死まで考えた俺が、ここにいること。

それがもう奇跡なのです。

 

最近このことを言い忘れていてごめんなさん。

 

うつ症状は、日本で120万人、世界で3億2000万人が苦しんでいると言われます。

そして、うつは、孤独を感じるという特徴のある病気です。

それは性格や事実孤独かどうかではなく、

風邪を引いたら咳が出るような特徴にすぎません。

多くの人が、いまも自宅や病院で「うつ」と向き合っていると思います。

大丈夫。

あなたは1人じゃない。

ここに仲間がいます。

あなたに共感する仲間がいます。

 

俺の2024年のテーマが決まった。

まくとぅーそーけーなんくるないさー

これでいこう。笑ってさ。