こんにちは!
人生を自然で豊かにするヒントを紹介していくブログ「Restart with True Engine」のぐっちです!
新型コロナウイルスの感染者急増に、
医療体制が切迫逼迫している!
GoToを止めるべき!
という声が強くなってます。
特に、GoTo炎上がえげつないです。
関連記事:実態を観察しておそれる - Restart with True Engine
冬になれば感染症が流行するのは素人のボクでも分かります。
実際、日本に限らず世界中で大流行中です。
でも待てよ。
もともと、その時期にGoToやるって決めたんだよね?
しかも終わりを1月末に設定して。
1月末に設定したら、年末年始も含めて終わり間際が駆け込み需要でしょーが!
息子がまだ食ってるでしょーが!
何をここにいたって、想像を絶する感染者みたいにパニックになってるのか不思議です。
GoTo止めるかどうかじゃなくて、GoTo停止によって国民に与える自粛効果を狙ってるのでしょう。
新型コロナウイルスの影響はあらゆる面に及んでいるにもかかわらず、
医療体制逼迫=GoTo停止で解決
という単純図式に落とし込んでしまうことのほうが危険だと思います。
なぜかというと、本質的な部分は思考停止してるので、同じことを繰り返すから。
実際いま第2波のときも同じことをやっているように見えて、既視感がすごい!
別に、人はGoToでしか移動しないわけじゃないのでは?
東京の電車も新宿などの繁華街も、すでにかなり以前に近いです。
みんな移動してます。
人の移動=感染リスク極大であれば、東京はもっと前からとんでもないことになっているはず。
だから、移動=完全悪ではなくて、リスクの高い特定の行動と状況があるだろうし、そこに徹底的に工夫することが必要だと思う。
GoToが停止しても、空気は乾燥してるし、換気はしにくいし、職場には行くし、飲み会で大騒ぎする人はするし、合唱祭の練習はするし。
これ全部GoTo関係ないがな。
スコットランドの感染拡大が旅行が原因という記事がありますが:https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/amp/article%253fk=2020121000716&g=int
よく読むと
第2波は、第1波とは全く異なる系統の遺伝子配列を持つウイルスによって引き起こされた。
とありますから、海外からの旅行者から新しいウイルスが持ち込まれたもののようです。
だから、旅行=悪なのではなく、ボクは旅行に伴う特定の行動がリスクが高いんだと思う。
愛知医科大学病院・循環器内科助教の後藤礼司医師によると、
実際こういうエビデンスはどんどん出てくるはずだ。元々、医学というのは対立した意見があって、エビデンスが出てくることで徐々にすり合わせていく。こういうことは多分、いわゆる一般市民には感覚がない。例えば、1つエビデンスが出たから全部が正解かというとそうではない。対立した意見が出て、いろんなものをすり合わせて初めて真理に行きつく。しかし、あまりにも早く飛びつきすぎて、結局何も結論が出ないままどんどんおかしな方向に議論が進んでいるのが現状ではないかと思う。双方の意見ともまだ捉えるには早すぎる。
記事:GoTo一時停止の提言も 医師「エビデンスを調べていない段階で止めるという判断は間違いだと思う」 “After Go To”の備えは 【ABEMA TIMES】
いずれにしろ、この点はまだよく分からないようです。
GoToから除外された大阪と札幌の感染者は、2週間たってどうなったでしょう?
市町村のデータがないので、とりあえず都道府県で。
除外決定日近くの木曜日(11月19日)→12月9日木曜日
大阪府 338人 → 427人
北海道 267人 → 197人
北海道は、飲食店営業時間短縮、接待飲食店休業とか、外出自粛要請とかもセットでやってます。
それでも、グラフで見ると横ばい。
GoTo除外の条件が同じ大阪と札幌で何が違うかというと、
休業要請まで踏み込んでるかどうか
と見えますがどうでしょうか。
さっきも書きましたけど、別に旅行してるかしてないか関係なく、世界中でパンデミックです。
↑感染対策の優等生と言われた韓国も今は。。。
つまり、感染対策の中核となるものは、別のところにある可能性が高い。
多分それを掘り下げていくと、この国の偏った同調カルチャーや長時間労働に代表される根性論カルチャーに行き着くんだと思います。
精神論でしかない「自粛」の「要請」の限界といいますか。
これだけ長くなってくると、それに真面目に従う方がバカらしくなってくるのは当たり前でしょう。
気が緩んでるというか、冷めてる。
根性論カルチャーも議論にはなりますが、表向き手をつける風なだけで、実態は何も変わらない。
この国の生存戦略。
アドラー風に言うと、そこに何かのメリットがあるのかもしれません。
にもかかわらず、わかりやすい敵を作ってよってたかってボコる。
他人の行動が気になって仕方ない。
分かりやすい敵がいると、未知のものに対して安心したような気になれます。
うつ病になったときに、ボクもめちゃめちゃ原因探ししました。
あれと同じです。
気持ちはわかる。すごくわかる。
ただ、それ何の解決にもならなかった。
いじめと同じことを国家的にやってるように見えて、そういうところがジメっとしてて苦手です。
ヒステリックで陰湿。
いじめられっ子が転校しても、いじめっ子は次の標的を見つけるだけだろうなぁ。
GoTo開始のときの東京除外の混乱からまったく進んでいないように見えます。
「我慢の3週間」「勝負の3週間」みたいな根性論的言説が当たり前に使われるあたり。
なんでスローガンで感染症が収まるのだろうか。
「欲しがりません勝つまでは」で戦争に勝とうとするみたい。
いや、政府も専門家も、この半年何してたのかな。。。
感染者数を発表してスローガンをかかげるだけなら別に、、、
報道が専門家の発言をそう切り取ってるだけで、本当は他にも大事な提言をたくさんしてる可能性もあります。
具体的な対策に落とし込まれたことはどのくらあるのだろう。
日本がパンデミックならぬGoToパニックで大騒ぎしているうちに、地に足をつけて、淡々と対策を強化して、冬でも流行をまねいてない身近な国があります。
そう、台湾ですよ!
関連記事:タイワンガキニナル - Restart with True Engine
台湾は、
11月の中旬には、
感染対策の秋冬版を発表して、特定施設のマスク着用を罰則付き義務化してます。
記事:感染再燃を予防 台湾人も陰性証明必要に 12月から | 社会 | 中央社フォーカス台湾 MOBILE
台湾の累計感染者数は、12月上旬時点で、
800人弱です。
日本は17万3000人です。
人口は5倍くらい違います。
ちなみに、台湾の厚生大臣にあたる方は、偽陰性が多いPCR検査の強化にも否定的。
PCR検査はその瞬間の保菌状態を判定した指標にすぎず、安全性を担保するものではない。偽陰性の50人が「自分は陰性だ」と安心して出歩き、クラスターを発生する危険性がある。
検査環境が悪ければ、検査中や検査終了後に感染する可能性もあるし、PCR検査を無駄に増やすことはコストパフォーマンスにまったく合わず、税金を無駄にするだけ。PCR検査に頼って感染者を増やした失敗事例を、台湾が取り入れる理由がわからないと一刀両断にした。
記事:新型コロナを封じた台湾、日本との「決定的な違い」とは | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン
ボクには、これが冷静に実態を観察してると見えます。
PCR検査の正確性が高くないことは以前から指摘されていますが、現状それ以外に手段がないのか、PCR検査主体の体制は続いてますし、PCR検査が陰性証明として扱われてます。
そのうち何%かは偽陰性である可能性があるので、PCR検査で陰性だったからまったくリスクを考慮しない行動がOKというわけでもない、というのが台湾の大臣の考えのようです。
PCR検査をやりまくっている国の現状をみるとボクにはこちらが説得力があるように思えます。
ボクの精神科の主治医は、
未知のウイルスに対する正しさは今は分からない。
スウェーデン型がよかったのか、台湾型がよかったのかは、もっと長いスパンで分かること。
と、特に評価しようとしていません。
不安から感情的になる気持ちは分かります。
それを闇雲に煽るマスコミは困るけど。
ただ、実際に亡くなったり苦しんだり、観光業など経済的に困窮する人を救っていくのは、実態に即した対策の積み重ねと、知見の蓄積に応じたその絶え間ない改良ではないでしょうか。
ボクも楽しみにしていた旅行はありますが、GoToを停止してもどちらでも良いです。
ただ、GoTo停止は魔法の杖ではないので、それを振ったところで思考停止したくない。
withコロナの捉え方をアップデートしていきたい。
そうして、ボクはボクのコントロールできる範囲であるボクの行動をアップデートしていきます。
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