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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

【人間関係】すぐ大声で怒る課長の登場

こんにちは!

ketoraaaです。

前回までは自律神経や睡眠の話を続けてきましたが、今回から復職後の話に戻ります。

復職し、4か月が経過した平成28年4月、T課長、D係長と離れて、落ち着いた部署に異動することが出来ました。

高層ビルの人だらけの職場から、隣が公園の4階建ての在籍者70人程度の職場になりました。

落ち着いた職場といっても、人は変わり環境は変わります。

ストレスマグニチュードの話でも書いた通り、どのような環境の変化も、人間に適応を強いるストレスとなることがあります。

関連記事:【ストレスマグニチュード】ライフイベントを分散させて、環境変化によるストレスを和らげる - ナチュラルなイキカタ

特に人間関係の変化は、周囲のペースに適応するために自分を押し殺すことが身に染みついていた私にとっては、最大のストレスの一つです。

知り合ってから2~3年経って、相手の性格がつかめてくると、だんだん相手の特徴を理解し、それほど警戒せず付き合えるようになってくるのですが、それまでは、相手の一言一動作の裏を読んではクタクタになります。

そのような性格は、仕事上複数のパターンを想定する場面では重宝されるため、自分の許容値以上の期待を背負うことにもなりました。

関連記事:仕事で思いがけない担当になり、上司も休職して追い込まれる - ナチュラルなイキカタ

異動は、その人間関係が一気に入れ替わるわけですから、相当なストレスでした。

ですが、ある意味予定調和の疲労でもあるので、心構えを持っておくことはできます。

この時期は、とにかく慣れることを第一に、終業後は何もせず、休日も大きな予定を入れず、休むことに軸足を置いて安全運転で過ごしました。

世間はリオオリンピックに沸いていました。しかし、夜更かしすることなく、「送りバント」と言い聞かせて淡々と毎日を過ごしました。

ところで、忙しい部署では事業への悪影響が大きいのか、落ち着いた職場には、強烈な個性を持った人がいることがよくあります。

他には居場所がないんですね。

些細な事柄に固執し、怒りの沸点が低いという特徴を持った人がその典型です。新しい職場にもいました。

隣の課のY課長がそのタイプでした。

40代後半くらいの男性課長です。

どんな小さなことでも自分に気に入らないことがあると、自分の部下でなくても個室に呼びつけて、個別指導を行います。

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複数ある課のなかの、いち課長に過ぎませんが、部長をはじめとした他の管理職も、「自分が異動するまでの我慢だ」と思っているのか、触らぬ神に祟りなしでその課長を放任していました。

自分の部下がそのY課長に呼び出されて指導を受けても、その人の直属の上司は見て見ぬふりでした(私の上司もそうでした)。

Y課長は、話の回し方や仕事の進め方にこだわりが強く、自分のイメージから外れると、「おれは聞いていない」「仕事の進め方がなっていない」と大声をだして叱責することもありました。

それが、仕事の本質とは関係ない、形式だけの小さな話であっても、殺人事件が起きたかのような大騒ぎです。

もちろん、意味のある助言・指導は必要です。

こちらも悩む価値があります。

ただ、Y課長は内容もなければ言い方も過剰なのです。

おそらく、このY課長のようなタイプの人は、自分の成功体験に強烈な自負をもっていて、それを唯一の真理としてしまい、そこから外れるものは間違いだと思えるのでしょう。重要度などの別の物差しは関係なく。

「自分が出来たのに他の人間はなぜできない(やらない)のだ」「自分が出来たのだから他の人間も努力すればできるはず。できないのは私のような努力が足らないからだ」と、スパルタを伝承することになんの疑問もなく、自分の仕事哲学を一方的に乱暴に押し付け、定型的な資料作成でも、無意味な高水準を求めてきます。

「自分が若いころは月200時間残業させられたが乗り切った」というような武勇伝を話すことが大好きです。

ただ、Y課長のタイプも、悪意から大声で叱責しているわけではなく、「真理を人にも教えてやろう」という親切心が背景にあることが多いと思います。

宗教や健康食品の勧誘と似ています。

宗教や健康食品の勧誘が次第に暴力的になる例が数多あるように、親切心と合わせて自分自身を振り返る余地がないと、人の言葉に聞く耳を持たず過激化するので厄介な相手です。

そういった相手にどう対応していくことになったかは次回。

つづきます。

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