以前から何回か話題にしているぼくの職場事情。
その中心キャラは、
黒ひげ危機一髪型TK係長です。
特徴は、
・すぐキレる。
・キレるポイントは個人の物差し
・言ってることに一貫性がない。
・派閥を作りたがる。
・自分の派閥の仕事に口出しされることを許せない。
・実際の仕事の能力は不明(外に出したがらない)
・口は出すが手は動かさない。
・些細な事ですぐ騒ぐ。
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TKなどというと、TMN時代の小室哲哉っぽいですが、50代後半のドラえもんみたいなおじさんです。
さて、今回の話の発端は4月に遡ります。
この4月の人事異動で、TK係長一派(約7人で構成笑)の宿敵である、S係長が主要ポストの係長になってしまいました。
S係長も、細かすぎる性格や、どうでもいい点に限って正確にやりたがる個性的な方。
S係長は派閥こそないものの、細かすぎる性格を活かして(?)、TK係長一派のコンプライアンス違反を内部告発するなど、TK一派の力を削ぐことに注力している方です。
コンプライアンス違反と言っても、70人ちょっといるぼくの部署自体が、会社全体で見れば窓際部署なので、実際に大きな問題になるレベルのものはありません。
しかし、そこは狭い世界にどっぷりと浸かったみなさん。
この方たちにとっては、建物内の湿度が少し低いだけで、環境危機や核問題と同じレベルの大問題。
こうしたS係長の動きを、もちろんTK係長一派が見逃すはずがありません。
あらゆる手を尽くし、理屈を立てて、7月末、S係長を窓際職場のさらに窓際ポストに追いやる人事異動を成し遂げたのです!
わーパチパチパチ!
ぜひその積極性を、あなたたちが騒ぎ立てている些細な問題にも、当事者意識を持って発揮してください(笑)
本来人事は、係長レベルが意見をさしはさむ余地はなく、課長以上の管理職の判断で行われますが、TK係長一派は、現行体制では正常な業務遂行できない!!と完全な業務停止状態まで作り出し、人事異動を実現させました。
してやられたS係長もこのまま黙っている訳はなく、虎視眈々と次の一手に向けて社内コンプライアンスを研究中のようです。
さながら、菅原文太VS松方弘樹。
これぞ「仁義なき戦い(江東区事業所頂上決戦編!)」です(爆笑)
ぼくは当事者ではないので、「仁義なき戦い」を観るような面白さはありつつも、一言だけ突っ込ませてもらうとしたら、
「どこ向いて仕事してるの?」
と激しく言いたい。
これも、どこに関心を向けるかっていう自分自身の選択の現実化の一例ですよね。
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お互いが、憎っくきお互いに最大の関心を向けて、減点するポイントを必死に探している。
つまり、ぼくらが目指している状態の真逆にあります。
ですから、事の成り行きを見守るのは最高の反面教師、素材でもあるわけです。
それにしても、組織が大きくなると、こういうこと(表向きは内部調整という名の内部抗争)に使われるエネルギーがどんどん大きくなっていきますね・・・。
ポストも増える分、内部の調整に本当に苦労します。
実にもったいない。
この怒りと憎しみのエネルギーで発電でもできればいいのですが( ^ω^ )
今回の件で彼らが使っているエネルギーは、事業の本質とはなーんも関係ない。
例えば、ある資料を作って新規事業を起こそうと思うと、
係長に説明し手直しが入り、課長に説明し手直しが入り、部長に説明し手直しが入り、○○に説明し手直しが入り・・・。
壮大なセレモニーが(笑)
その度に指摘されるのは、
「○○(決定権を持つ人)はこう聞いてくるだろうから、こういう構成の方がいい、こういうデータが必要」などなど。
という視点。
巡り巡って最初の資料に戻る、ということも日常茶飯事。
え?いままで費やした時間は何??
これも、
「どこ向いて仕事してるの?」
と激しく言いたい。
ほとんどの社員が観ているのは「上司がどう思うか」であって、そのサービスが生み出す社会のニーズとの化学反応といった最初の視点はどこへやら。
これが、大企業病ってやつです。
役所の不祥事もおおむね同じ構造。忖度を生む構造的問題。
自分を評価するのは100%上司で顧客・社会ではないので、そこにエネルギーを注力するのはエネルギーという川のつくる自然な地形。
もうだれもそれを突っ込めない。
あまりにも当たり前のことだから。
はてさて、こういう世界でどうやって自愛で満たしていったらいいのか。
武田双雲さんの「波に乗る力」にも書いてありますが、環境が「感情というエネルギーの波動」に与える力はものすごいから、いい状態に常にチューニングするには、環境を変えるのがベストでのようです。
満員電車に乗り続ければ乗り続けるほど機嫌が良くなる人はまずいないように、シンプルな法則です。
いいイメージを抱きながら、環境の変化に向けて些細な事を積み重ねていきたいです。
ぐっち