こんにちは!
ketoraaaです。
前回は、家に帰ったらまず入浴することが、入浴をむやみにオオゴトにしないコツというお話でした。
さて、今回は、自律神経の大敵、インターネット、スマホの話です。
最初にうつ病になった時、SNSへの執着で心がかき乱されたことは以前お話ししました。
関連記事:うつ病で休職中にSNSをやめて、少しこころの平静を取り戻す - ナチュラルなイキカタ
仕事でもプライベートでも、私たちは常にインターネットに接続し続け、いつでもメールやSNSのメッセージが届くようになりました。
ガラケーが主流だったほんの10年前でも想像できなかった光景です。
いまや、電車に乗る人ほとんど全員がスマホの画面とにらめっこしています。
スマホが登場してからのSNS、ネット通販、ネットゲームなどの普及は、私たちの生活スタイルを激変させました。
その結果、便利な道具に過ぎなかったはずのスマホやパソコンが、いつの間にか私たちの生活のリズムの主導権を奪うまでになっています。
眠いのにSNSがやめられない、スマホが手放せない、「いいね」が気になって集中できないといった方は少なくないようです。
メールやSNSでのやりとりを、人に置き換えてみると、こういったツールに縛られることの異常さが浮かび上がります。
例えば、私は集中して勉強しようとしているのに、絶えず横から、「ねえねえ、聞いて。昨日すごくおしゃれなカフェにAさんとBさんといってさ~」「この間読んだ本が本当に面白くて。何が面白っていうとね~」「あの芸能人許せないよね。」「こんなセミナーに出てきたんだけど~」と話しかけられているようなものです。
とても目の前の勉強に集中できません。
それがまったくストレスにならない方もいます。
ただ、私は耐えられませんでした。それどころか、スマホに通知が届くことが恐ろしくなりました。
最近は仕事中でも、メールがひっきりなしに届くようになりました。
一日100通単位で届くことも珍しくありません。
それを届くたびに読むことも、仕事をしながら絶えず横から「あの仕事の件ですが~」と話しかけられていることと同じです。
これでは目の前の仕事に集中することが難しくなります。
脳が、複数のことを同時に処理するマルチタスクを難なくこなせるホリエモンタイプの多動力強靭な方でれば、問題ありません。
ですが、よっぽど割り切れる人でない限り、慌ただしさや焦りを増幅させ、自律神経を乱してしまいます。
気づく度にメールを確認していた休職する前の私には、大変な負担でした。
目の前の案件にメールや電話の案件が加わって、頭の中はいつも散乱状態、実際の規模以上に案件が多いような錯覚に陥り、焦りばかりがつのり、余裕を失い本当のゴールを見失わせました。
この状況への対処法も、リワーク参加者から教えてもらいました。
メールを確認する時刻を決めて、緊急のもの以外はその時刻までに届いたメールだけをチェックするのです(そもそも緊急な案件をメールで送るのはどうかと思いますが)。
これも、ごく簡単な方法のようで、私には思いつきませんでした。いま私は、メールチェックを9時頃、13時頃、16時頃の一日3回と決めています。
そうすると、いまからはメールチェックの時間、いまからは目の前の仕事、と物理的な区切りができて、いつまでもメールの案件が頭の中でループすることが少なくなりました。
目の前の仕事に集中することができるようになったのです。
また、私の場合は、メールは、できるだけ頭のクリアな時間に処理した方がいいことも分かってきました。
夕方以降ぼんやりしてくると、メールの内容が「疲れ」というフィルターを通して、なんとなく否定的な色合いで読めてくるからです。
関連記事:【認知療法】疲れというフィルターを通して見ると、何事もネガティブな色合いに見えてくる - ナチュラルなイキカタ
さらに、ダラダラとやたら長文を書いてしまい、メール作成に時間がかかります。
頭のはっきりした時間帯は、さらっとできることが、疲れるとぐずぐずしてくるのです。
私は起きてからの午前中が一日のうちで最も頭がクリアな時間帯ですが、頭のはっきりする時間帯は人それぞれですから、その時間に集中して処理するのがよいようです。
メールを書く時も、できるだけ、起承転結や結論をはっきりと、ここも物理的に区切ることを意識して短めに書いて、件数が多いので省エネを心がけています。
プライベートなメールも同じです。特に23時以降は、スマホ自体を見ないようにしています。
眠りの準備に入った頭も、メールを読んでその内容を「返信どうしようかな」と考えていると、途端に目覚めてきてしまったからです。
つづきます。
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