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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

14年働いた都庁を辞めたときに思ったこと

4月で、

14年と1ヶ月働いた東京都庁を辞めたわけですが、

有休があったので

最後の出勤は4月5日でした。

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14年と言えば、

小学校に入った子が大学3年生になるまで。

 

けっこうな時間です。

 

退職のその日に感じたことは、

これは書いておこう

と思うものでした。

 

さて、何を感じたでしょ?

 

みなさんにも

ぜひ想像してみてほしいです。

 

今みなさなんがやっている仕事を

退職する日。

 

上司や同僚と挨拶をかわし、

机を片付け…

 

 

 

 

どうでしたか??

 

肩の荷が降りた感じ?

達成感?

充足感?

 

ボクの場合

次の仕事が決まっていたので、

厳密には定年退職と違うかもしれませんが。

 

達成感、

充足感、

ありませんでした。

 

あったのは、

驚くほどのあっけなさ。

 

え?

14年勤めてこれ?

8年うつ病と向き合いながら必死に働き続けてこれ?

というくらいの。

 

ボクの希望で

最小の人にだけ知らせていて

セレモニー的なものはなかったのですが、

あったっとしても

たいして変わらなかったと思います。

 

 

退職は一瞬。

 

それが過ぎ去れば、

ボクの時間をものすごく使っていた仕事も

別にボクがいないことを日常として

動き続ける。

 

あれ?

何にがむしゃらに頑なに

なってたんだろ?

 

この感覚、分かりますかね。

 

定年の前に

経験できてよかったと思います。

 

もう少し時間がたったら

ジワジワと湧き上がってくるものが

あるのかもしれないですけど。

 

要するに

仕事以外に生きがいを見つける大切さ

に気づけたんです。

 

自営の感覚はまた別だと思うんですけど、

会社員の場合、

社員でなくなった途端に

ほんとに全部終わりなんです。

 

どれだけ心身を犠牲にして

がむしゃらに働こうが、

組織に貢献しようが、

思い出深い仕事をしようが、

退職したその一瞬で、

会社との関係は終わり。

 

人との関係は続きますが。

 

会社員生活って

あまりにも毎日続くので

当たり前にずっと続くような気がしますが、

ドライに終わります。

 

ぜひそれを考えた上で、

今の会社との関係を考えてみてほしいです。

 

他に生きがいがたくさんあるよー

という方はすばらしいのですが、

なんだかんだ時間がなくてほかには特に…

というボクタイプの方の場合、

自分という内側と丁寧に向き合い、

「仕事以外のやりがい」を

真剣に考えてもいいかもしれません。

 

別に「仕事以外のやりがい」はボランティアとか

意味のあるもである必要はなくて

自分という舌が

味わえるものがいいようです。

 

仕事という

自分の外に設定されたやりがいでない場合、

大事なことは、

自分から進んでその通りだと判断すること(自発的肯定)

だと泉谷閑示さんの「仕事なんか生きがいにするな」にも

書かれていました。

www.artofnaturalway.com

 

仕事を生きがいにする生き方も

ステキだと思います。

 

生き生きと仕事をする人は

やっぱステキです。

 

ただ、それだけであるのには

人生はもう少し長く深いかもしれませんね。