私の自然な生き方に近づく紙一枚の工夫

大企業で働くことに翻弄されて消耗し、うつ病で2回の休職と復職を経験したketoraaaです。私がうつ病の治療で出会って感動した、肩の力が抜け、足りているものに満足し、小さなことを楽しむ、しなやかで強い心を持った自分に近づくための小さな工夫をご紹介します!【毎週末更新】

【認知行動療法】トラブル(不安のきっかけ)は、心を鍛える素材にすぎない

こんにちは!

ketoraaaです。

ドッグランでのトラブルで落ち込みましたが、主治医のアドバイスで、その悩みは成長の余地だと捉えられたことをお話ししました。

このように、人に、出来事に振り回されることは尽きません。

以前の私は、尽きないことに疲弊していました。

ですが、紙一枚分は、これまでと別の対処をしています。

なぜなら、考えるだけでよくなったことは、35年間一度もないのです。まだそのことに気付いて2年も経っていません。

関連記事:【認知療法】考えれば考えるほど物事が好転していった経験がありますか? - 私の自然な生き方に近づく紙一枚の工夫

さすがに、あと10年考えに考えることで、状況がよくなり、自分が自然になっていくことはないだろうと、いまは確信を持っています。

他人は自分のコントロール外のことですから、これからもこうしたもらい事故のような突発的な出来事はあるでしょう。

こうして振り回されても、それがヒントだと、紙一枚分だけは、目の前のできることをやっていこうと思います。

この出来事からしばらくして、うつ病や不安症の治療の最終段階に、「エクスポージャー」というものがあることを、原井宏明先生の「不安症に気づいて治すノート」という本で知りました。

エクスポージャーは暴露療法と訳されていますが、嫌いなこと、不安なことをあえて行うことで、不安に慣れていく技法です。

例えば、私はこのドッグランの出来事や、嫌な人間関係でも、自分の予想外の突発的な状況をストレスに感じ、「どうすればよかったのか」「またそれが起きたらどうしよう」と過去・未来に対してエネルギーを集中投下させて消耗していました。

ですが、苦手とすることでも、十分な時間と回数の不安を経験すると、実は自分の考えている最悪の状況になったとしても、たいしたことはないことが分かり、どんな不安がやってきても動じなくなり、不安症状が緩和され、やがては症状が消えていくというのがエクスポージャーの考え方です。

具体的には、「自分の考える最悪なストーリーを書いて毎日15分読む」といった方法があります。潔癖症の人があえて便器を手で触るというとイメージしやすいかもしれません。

私のドッグランでの経験は、主治医も「成長の余地」といっていたように、エクスポージャーだと言えます。

エクスポージャーであれば、その出来事は否定的な要素だけではありません。

時々突発的に起きるから、自動思考に振り回されてしまうだけです。

場数、素材で鍛えられれば、その後の自分の自動思考の起こり方、感情の起こり方、行動、おさまり方のパターンが見えてきて、見通しが立てられる余裕が生まれてきます。

見通しがたてば、「あ、でてきたね、いらっしゃい」くらいに、自分の典型的な症状を受け入れることができるようになります。

「不安も自然な自分の一部」という考え方もあると思いますが、治療が必要なほどの不安は、時間も回数も過剰な思考や行動を引き起こし、それだけに囚われて絶えず自分を消耗させてしまいます。

果たしてそれを自分が望んでいるのか、セルフモニタリングで自分の声を聴いてみてください。ある状況が過剰な思考や行動を引き起こしている場合、何か逆のことを自分が望んでいるのかもしれません。

最初からお読みいただける場合は、こちら↓

関連記事:紙一枚分の厚さの工夫を積み重ねることで、生きる力になる - 私の自然な生き方に近づく紙一枚の工夫