こんにちは!
人生を自然で豊かにするヒントを紹介していくブログ「ナチュラルなイキカタ」のぐっちです!
なるべくして、この国の新型コロナウイルス新規陽性者は未知のゾーンに入ってきました。
以前の記事でも書いたとおり、
毎日陽性者数を発表して、
「感染拡大特別警報」という謎のフリップを掲げて、
不要不急の外出の“自粛”をお願いする
だ か ら 評論家かい!
とつっこみたくなる。
これで感染症が収束するとこの国の為政者が考えているとしたら、
痩せると願えば痩せる
くらいにおめでたい思考と言わざるを得ない。
別に、悲壮感を煽ってるんじゃないです。
よくアクセル(Go To キャンペーン)なのかブレーキ(緊急事態宣言)なのかって議論がありますが、コロナとの付き合いが長くなり、仮に両立を目指すなら、
アクセル踏んでスピード競うのでもなく、ブレーキ踏んでいかに停止できるのかを目指すのでもなく、
時速30キロくらいの低速でしょ
と思ってます。
多分、時速30キロの生活は具体的にこういうものですよ、
というイメージを示すのが、為政者の仕事だし、
それって具体的には、感染予防の習慣を定着させる工夫ってことです。
規制とインセンティブをうまくミックスしていかないと、規制(ブレーキ)だけでは新しい生活様式(時速30キロ)を定着させることは難しい。
と こ ろ が。
でごわすよ。
実際にこの国でどうなりたいと思っているのかがはっきりしません。
新しい課題だから、定量的な目標を作ることが難しいことは分かります。
例えば、10キロ痩せます、みたいな。
でも、この国は細マッチョに向けて進んでいきますという大きなビジョンの共有は必要だと思います。
そのビジョンの発信が、残念なことにないようです。
一方で、打ち出される施策を見ていると、完全に経済重視(アクセル)なことは明らかです。
そのためには、感染拡大は許容範囲、という政策をとってる。
でも、それは国民と明快なコミュニケーションをとって決まったわけではなくて、本質的なことをはっきりさせることを避けて、“なんとなく雰囲気”で国の方向性が決まっていく。
あとのバランスは自分たちで判断してねーって。
んージメッとしてる・・・。
この国の特徴がよく出ています。
過剰な人はどこまでも過剰に。
そういう意味で、中身はともかく石原慎太郎さんが都知事時代にやった「10年後の東京」というビジョンの提示はスッキリしてました。
重症者が少ないから4月とは状況が異なる
医療体制は逼迫しているとは言えない
経済重視の施策をとる理屈づけとして、他の指標が目も当てられないので、上の二つの理由を念仏のように唱えてますが、これもはっきりとは言わないけど、
政府は「重症者数」しか重要視しません
と言ってるのと同じことに自分たち自身気付いているかしら。
別にそれならそれでいいんですけど。
あとは感染が拡大しようがどうしようが、かまわないと。
この国はその方向でいくんだと。
ちなみに、一人陽性者がでると、5人前後濃厚接触者の健康観察が必要になります。
2週間。
どういうことかわかります?
都内だけで、毎日2,000人弱健康観察しなければならない人が増えているんです。
一人につき、30分くらいは電話にとられます。
所要時間だいたい1,000時間です。
毎日。
それはあくまで濃厚接触者の場合で、陽性者の場合は、発症2日前からの行動も把握する必要があるので、もっととられます。
これが、保健師不足と言われる理由。
高齢者の方が行動に慎重になってますし、以前のように院内感染や高齢者施設内感染の数も少ないですが、上に書いたように、いずれ健康観察が追いつかなくなるのは目に見えてます。
いわゆる市中感染が広がっている状態。
感染症を完全にコントロールできるということはないので、その時にどういうルートか高齢者にも広がったとき、重症者数だけを重視する施策の効果が検証されるでしょう。
でも、政府はそうはっきり断言はしていないので、
「え?“総合的”に判断したんだけどナニカ?」
とその経験を活かすこともないでしょう。
誰かを攻撃する言葉は書きたくない。
かと言って、「医療従事者に拍手を」みたいなヒロイズムで問題をうやむやにするのは気持ち悪い。
拍手じゃなくて給料あげろよ、と。
なんで新型コロナ患者受け入れると赤字になるねん!
僕はいつも考えます。
本質はどこかなって。
そうすぐには見えないけど、いつも頭の片隅にある。
そういう姿勢が、地に足がついていると思う。
接触確認アプリ”COCOA“とかすばらしいと思う。
よくこの短時間で個人情報の問題もクリアして作ったなって思う(COCOAは一切個人情報は収集しない)。
キャッシュレス5%還元を考え出した人も天才だと思う。
僕なら、この2つをミックスさせて、
国民全員を対象に、COCOAのインストールとLINEによる日々の体調チェックで(LINEはすでに入国者に対して行われている)を実施することを条件に、キャッシュレス5%還元を実施。
5%対象店舗は感染防止ステッカーが貼られた店舗。
で、旅行・観光関連事業者はより厳しい感染防止を課す代わりに20%還元。
どうですか、日本政府さん?