うつ病とともに生きるブログ ―続けられるかたちを探して―

東京都庁職員だった2012年にうつ病を発症。再発を繰り返し、2024年に反復性うつ病性障害と診断されて精神障害者となりました。何度も崩れて、そのたびに生き方を作り直してきたからこそ見えてきた道があります。うつ病を打ち負かす敵ではなく、共存する自分の一部として、しなやかにたくましく生きていく道です。このブログは、その過程での気づきを残す、無理をしない自然な生き方のメモ(Art of Naturalway)として、2017年から書き続けています。

すべてを背負わない、と決めた

沖縄に移り住み、  
ある地域組織で働き始めて、  
しばらくの時間が経ちました。

 

少しずつ手応えを感じる場面もありますが、  
正直に言えば、  
組織が変わるスピードと、  
周囲が期待するスピード、  
その両方に挟まれて、  
心身ともに消耗している時期でもありました。

 

変化を求める声、  
現状を保ちたい空気、  
外からの無責任な評価。  
それらが同時に押し寄せる中で、  
自分の回復や休息は、  
後回しになっていきました。

 

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日々、地域の行事や会合、  
さまざまな場に顔を出しながら、  
組織の存在感を高めようと動いていました。

 

その結果、  
休むための時間は削られ、  
帳簿上の休暇だけが増えていく。

 

「この働き方は、長く続くのだろうか」  
そんな問いが、  
何度も頭をよぎりました。

 

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ただ、時間が経つにつれて、  
一つ、はっきりしてきたことがあります。

 

状況を少しずつでも前に進めてきたのは、  
誰かの助言や掛け声ではなく、  
自分自身が「これはやる」と決めて、  
折れずに動き続けた結果だった、  
ということです。

 

周囲の言葉の多くは、  
その場ではもっともらしく聞こえても、  
実際には何も変えませんでした。

 

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変化を起こそうとすると、  
当然、摩擦が生まれます。

 

不快に思われることもあるし、  
距離を取られることもあります。

 

それでも、  
自分は「変わる」「変えていく」側に立つ、  
そう選んだのだから、  
ある程度の反発は引き受けるしかない。

 

そう腹をくくる場面が、  
何度もありました。

 

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ある時、  
組織の中での発言や振る舞いについて、  
全体に向けて注意を促す必要が生じました。

 

組織の外に、  
内部の不満や断片的な情報が漏れ、  
それが巡り巡って、  
仕事をやりにくくしている。  
そんな兆しが見えてきたからです。

 

内容としては、  
「発言の影響を考えること」  
「問題があれば、まず内部で向き合うこと」  
といった、  

 

ごく基本的な話でした。

 

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そのメッセージに対して、  
さまざまな反応がありました。

 

評価も含めて受け止めたい、という人。  
仕組みを整えることで解消できるのでは、という人。  
そもそも対立や摩擦自体を避けたい、という人。

 

それぞれの立場や価値観が、  
はっきりと表に出た瞬間だったと思います。

 

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それらを読みながら、  
正直、気持ちが沈む部分もありました。

 

「自分はどうするのか」  
「自分の行動として、何を引き受けるのか」

 

そこにまで踏み込まない言葉が多く、  
責任の所在が、  
どこか宙に浮いているように感じたからです。

 

ただ同時に、  
ここまで関与すること自体が、  
自分の役割の範囲を超えているのではないか、  
という感覚も強くなっていきました。

 

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最終的に、  
一つの結論に至りました。

 

すべてを分かり合おうとしない。  
すべてを背負おうとしない。

 

自分がコントロールできることと、  
できないことを、  
はっきり分ける。

 

そして、  
自分の「信」に照らして、  
進む方向を選ぶ。

 

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雰囲気が多少ぎくしゃくしたとしても、  
それは変化の過程で起こる摩擦だと受け止める。

 

誰かの価値観に合わせて、  
自分の判断や行動を縛ることの方が、  
長い目で見れば、  
組織にとっても、自分にとっても、  
よくない結果を招く。

 

そう考えるようになりました。

 

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ここまで踏み込むことは、  
自分の役割の外かもしれません。

 

それでも、  
当時の自分にできる選択としては、  
これ以上ないところまで来ていた、  
そう感じています。

 

この経験は、  
自分にとって、  
「何を手放し、何を守るのか」を  
はっきりさせるための通過点だったのだと思います。