こんにちはGUCCIです。
都庁でうつ病を発症し、3度の休職を経験。
いまも治療は継続しながら、沖縄に移住して、「うまくいっちゃう」と「考え」の初期設定を変えてみるチャレンジ中です。
今日は昔の話を少し。
俺は
2007年から2021年まで、14年間東京都庁で公務員をやっていました。
その間にうつで3度の休職。
最近は公務員志望率が下がっているというニュースもよく見ます。
急速に変化する社会の中で、
いまも「安定の代表」である公務員。
では、公務員って実際どうなんでしょう?
公務員って幸せなの?
俺なりの結論は、
「部署と部署内の人間関係による」
です。
役所にはたくさんの部署があって、
議会、財務、福祉などめちゃくちゃ忙しい部署がある一方で、
まだ信じられないくらいやることのない部署もあります。
で、ここを自分で選べない。
事務処理力や調整力が高い人は、
ほぼ自動的に(アホを装わない限り)この殺人的に忙しい部署に
送り込まれます。
俺も都庁でのマックス残業時間は月150時間でした。
でもこれはまだいい方で、
200時間超えると認められるようなところがあります。
それから、人間関係。
公務員は常に「(法的な)正解」が意識される世界です。
なので、この正解を戦わせやすい土壌があります。
そうすると、
自分の正義を振りかざす人が少なからずいます。
パワハラが生まれやすいのもこのためです。
この勘違いした自分独自の正解を振りかざす人を
どうように対処していくかに、
仕事の大半を使うこともあります。
でも、この「誰と仕事をするか」を選べない、
というのも公務員の特徴です。
市町村レベルではそこまでではないですが、
都道府県以上になると、だいたい3年前後で部署移動します。
ということは、
毎年1/3は人間関係が入れ替わる。
問題児は同じ部署に長くいないか、
ずっと同じ部署に居続けるかどちらかなので、
この人にあたった年がしんどい。
こういうことに自分の裁量が働かない事、
これをどうとらえるかによって、
公務員の幸福度は大きく変わります。
そこはどうでもいいので、
与えられたことを着実にこなすことに幸せを感じる、
または、とにかく安定して給料が振り込まれることに喜びを感じる、
という場合は、とてもおすすめできる仕事です。
ま、中には組織の中での出世競争に生きがいを感じるという人もいるので、
それも向いていると思います。
(ある程度上の管理職はだいたいこのタイプです)