Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

武田双雲オープンセミナーその1「メモ書きのすごさ」

年末恒例、武田双雲さん主宰のオンラインサロン「双雲塾」のオープンセミナーに行ってきました。

 

思えば、島根で開催されたオープンセミナーに意を決して参加したのがちょうど1年前ということになります。

関連記事:双雲塾オープンセミナー合宿「子育て」 - ナチュラルなイキカタ

ここでは、好転反応や理不尽について学びがありました。

 

今年の6月には辻堂で。

関連記事:武田双雲オープンセミナー「奇跡のタイミングでの開催」 - ナチュラルなイキカタ

ここでは、男女関係の作法について学びがありました。

 

その後双雲塾に入り、今回が3回目のオープンセミナーです。

毎回、ちょうどんぼくが何かを求めている絶妙なタイミングで、節目節目にセミナーが開催されてます。

場所は、横浜。

まずは赤レンガ倉庫に集合し、双雲さんのアメリカ移住に伴って閉めることになった20年続けてきた書道教室「ふたばの森」の、最後の作品展を双雲さんの解説付きで見学しました。

f:id:ketoraaa:20200104154812j:image

 

もうここからヒントだらけ。

今回のセミナーで得た6つのヒントについて、何回かに分けてご紹介していきますね。

 

ヒントその①「卒意の書」

 

「卒意」とは、制作意図を持たずに、心のままに作り上げること。

逆の言葉が、「作意」。制作意図を持って作ることですね。

 

経験ある方も多いんじゃないでしょうか。

あからさまな制作意図が透ける作品って、見ていて冷めちゃうんです。

「あざとい」っていったりますよね。

狙いすぎている作品。

バズろうという制作者の顔が見えすぎる作品。

しつこい説教をされると、内容が入ってくる以上に気持ちが離れていくように、作品が入ってこない。

逆に、適度に力の抜けた作品に心が動かされたりします。

 

このように、

「努力=作品の出来」ではない。

ここにこそ、森羅万象の本質があるのではないかということを卒意の書は教えてくれます。

書道をはじめとした「道」は、何かを通した人間探究ですから、人生にも同じことが言えます。

人生においても、努力と幸福度は比例しませんよね。

 

実は、王羲之(「書聖」と言われる現代の文字のスタイルを作り上げた人)や空海(「弘法も筆の誤り」という言葉が残るほどの書の大家)など、古今東西の書の名人の作品には、当時は単なるメモ書きだったものがあるんだそうです!

メモ書きのすごさ!!

f:id:ketoraaa:20200106133638j:image

↑空海の国宝「風信帖(ふうしんじょう)」は、最澄にあてた手紙!

 

書は、数式を解くような「正解」や「成功法則」がない中で、暗中模索していかざるを得ない。

内面と対話しがら、ジャッジする人がいない中で仕上げていきます。

自分がいいと思っても人はそうは思わないかもしれない。

その逆もそう。

そういうものは、メモ書きのようにリラックスしきっているときにいいものが発揮されたりする。

体がガチガチなら、行き詰まります。

ふたばの森では、そういうときには、行動を変えるそうです。

例えば、あえて半紙にでかい丸を書いてからスタートするとか、半紙を変えてみるとか。

悩んで悩んでブレイクスルーすることはないのだそう。

悩みに悩んだ経験がある方は、すごく共感していただけるんじゃないでしょうか。

悩みに悩んだ挙句、そこから抜け出すきっかけは一つの行動だったりしませんでした?

人生の卒意の書を目指したいですね。

 

ヒント②「1.01理論」

 

書道教室の生徒さんに、全国模試でトップを取るような天才がいらっしゃったそうなのですが、双雲先生が教えてくれたその方の勉強方法が実にユニーク。

自分がまったく解けない問題は負荷が大きすぎるので飛ばす。

簡単に解ける問題も、負荷がないので飛ばす。

ほんの少しの負荷で解けるような問題を解き続ける、というもの。

これ、双雲先生が「1.01理論」として以前から伝えている成長のテクニックなんです。

 

負荷が大きすぎるものは、クリアできたとしても反動が大きかったりして続きません。

気持ちも萎えてしまいます。

逆に、あまりに簡単なものは成長しないか先細りです。

だから、今の自分を1として、0.01(1%)くらい負荷のかかるものをやっていくのが、楽しいし続くしちょうどいいバランス、というのが1.01理論なんです。

 

実は、世に出てるゲームはみなこのくらいのバランスで作られてます。

この難易度調整が一番難しいと言われるくらい。

あまりに難しかったら、続けてプレイしてもらえない。

あまりに簡単だったら、すぐに飽きられてしまう。

だから、ほんの少しがんばるとクリアできるように難易度を設定するのだそう。

ここに、少し運の要素を入れると、人は飽きずにハマるらしいです。

ワープという会社の社長さんが言ってました。

 

昔、ソニックが誕生する前のSEGAにアレックスキッドという看板キャラがいたのですが、このゲーム、どれだけ頑張ってボスに辿り着いてもボス戦はジャンケンというユニークなゲームでした。爆笑

これは運の要素が強いすぎ。

 

アレックスキッドはともかく、自分にとっての1%はどのくらいなのか、これを探って実践していくことが、人生を楽しく変えていく上で大事なんですね。

もちろん、苦しく努力するスタイルがダメなわけではありません。

ただ、どういうスタイルを選択したいか、です。

スタイル変更から、なんとなく停滞感を感じていた自分には突き刺さりました。

1.01理論については、いろんなところで双雲先生も語ってますので、興味をもったらぜひ色々みてみてくださいね。

commons-web.jp

 

次回からは、セミナーの内容に入っていきます!

 

ぐっち