TさんやヨガのS先生の話を交えながら、一人ひとりの理想的な生き方の答えは自分自身の中にあること、ジャッジを止めて自分を認めていくことといった、わたしが6年間求めていた世界が広がります。
Tさんは、わたしの視点をドローンを飛ばすように俯瞰させるための質問を、あらゆる角度から投げかけます。
ぐっち
すごくわかります。
人の許せない感情って、自分にも許せてない。
「自分は怒っちゃいけない」とどこかで思ってるんです。
Tさん
怒っていいんだよ。
例えば、わたしが怒りを感じたとするじゃない。
怒りを感じるのはいいんです。
出さなければ。
「なんなのよー」って怒り狂ったとすると、自分が発散したいだけの人になっちゃう。
昨日ぐっちさんがやってくれたような対応は神対応ですよ。笑
ぐっち
それ、すごい面白いですね。
感じることと出すことは一緒だと思ってました。
怒りは、それがセットのものだと。
Tさん
別です。
そこは分けてください。
BE ANGRYとFEEL ANGRYは、全然違います。
怒り狂っちゃうのと、ただ感じてるのは全然違うんです。
だから、ぐっちさんの昨日の対応はパーフェクトだよね。
ぐっち
いきなりスッキリではなかったけど、いままでよりはいいかなと思いました。
いままでだったら、「相手の怒りのボルテージの高さには意味があるはずだ」ってことに引きずられて、相手の感情の裏読みを続けてましたよ。
Tさん
すっごい大変ですね。笑
ぐっち
そう。すごい大変だったんです。
30歳くらいまでそうやってきて、結論としては、「自分は人を怒らせる、自分という存在は人を不愉快にさせるから、人を不愉快にさせないように自分を押し込めて、人を不愉快にしない自分を作り上げなきゃいけないんだ」という生き方を身に付けました。
Tさんに「本心からの行動」と言われるまでは、まったく自分とは違うものを自分として作り上げてたんです。
Tさん
めっちゃ大変じゃないですか!
ぐっち
めっちゃ大変でした。
だから、生きることは苦しみそのものみたいな。
Tさん
今は、自分のことをどう思ってるんですか?
ぐっち
もうちょっと可能性ありそうだと思ってます。
それまでは、自分が不可能しかない存在でした。
どこにも開いていかないし。エネルギーの残量は決められていて、「あなたのエネルギーは、残りの人生で50です」みたいな。
その50を、残りの人生でバランスよく使ってください、と。
だったら、「1年で使えるのは1だな」みたいな。
Tさん
まじで!?ウケる。笑
いま見たら、前の自分ってどう見えます?
ぐっち
・・・つらそうだな。苦しそうだな、でしょうか。
Tさん
わたしは、会社で評価されて全然知らない人がいちいち注意しにくるようになって、すごい壁を作ったんです。
精神的にもだけど、物理的にもハンガー置いたりして。笑
その時の自分のこと思うと、「ウケるー」としか思わないです。笑
その人の気持ちとか知らないけど、「そこに動じなければよくない?」っていう話です。
自分、めっちゃ小さい国に住もうとしたなって。
ぐっち
あーわかります。
小さい国と捉えると、その中での陣地争いになっちゃう。
Tさん
世界地図があって、ジャパンっていう国があって、その中のすごい小さな会社にいて、そこしか見えてないじゃん。そこが世界だと思ってるわけじゃない?
こここそがワールドだって。
(Tさんの描いたイラスト)
もはや、おいおいってツっこむよね。
世界地図だって変化してくし。
飛び回ることもできるよね。
ぐっちさんには、いろんなものを取っ払っていてほしいんです。
二元の世界じゃなくて。
マインドセットって自分でしてるので、自分がダメな人間と決めた時点で、ダメな人間の世界になるんです。
ぐっち
そうですよね。ダメな人間として色々な選択を積み重ねてきている。
それで苦しんでる人って、自分も含めてめちゃめちゃ多いです。
Tさん
誰も決めてないのにね。笑
もはやそこで研修したほうがいいよね。
すごいターゲットの数で、もうビジネス成り立つじゃん。笑
ぐっち
そういう人たちって、自分もそうでしたけど、ものすごいアンテナが弱いんですよ。
このワールドでなんとか成功しなきゃって。
だから、何を言っても伝わらないことが多い。
つづきます。
ぐっち