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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

再生への一歩:4度目に変えた抗精神病薬ラツーダの効果

こんにちは。

Gucciです。

 

やっと、やっと、やっと、

「やる気」が戻ってきました。

 

朝起きるのも、それほど苦ではなくなってきました。

日常の家事や買い物も、

それほど負担感を抱きません。

 

「楽しさ」「関心」「性欲」といった要素はまだですが、

とりあえず大きな一歩です。

 

これは、4度目に変えた薬であるラツーダがめちゃ大きいです。

ラツーダは主にドパミンのバランスを整える薬ですから、

要するに、俺のドパミンが出ていなかったということのようです。

 

ラツーダは最初は20ミリから、1週間ごとに40ミリ、60ミリと増やしていく処方になってます。

容量が増えると、アカシジアが出やすすくなるようですが、

どうなるでしょうか。

 

ラツーダを飲み始めて、

3日くらいから、

「あれ?朝がそれほどしんどくないかも」と変化を感じ始めました。

 

抗うつ薬と違って、

抗精神病薬は効き目が早いです。

 

ラツーダは本来は双極性障害や統合失調症で処方される薬のようですが、

薬剤師によると、

いまはうつ病はほとんど双極性ではないかと言われている。

双極性のうつ状態を改善する薬なので、

うつ病に処方しても問題ない、

とのことでした。

 

そのうちうつ病も適応症に加えられるかもしれません。

 

先日、うつ病を公表したサカナクションのボーカルの山口さんの記事にもありましたが、

うつ病は、合う薬を見つけるまでがしんどいです。

これ、めちゃくちゃ分かる。

合わないものは効かない。

効かないうちはしんどい。

 

しかも、飲んですぐ効くわけではないから、

どうしても時間がかかる。

 

どの薬をどの容量飲むか、がポイントになりますが、

なにせこれはとにかく個人差なので、

試してみるしかない。

試してみるたびに、

前回の薬の離脱症状と新しい薬の効き目が効くまでのタイムラグで

しんどい思いをすることが多いイメージです。

 

前の薬の効き目が切れ、新しい薬が効いてくるにはタイムラグがあるので、

その狭間に落ち込んでしまう。

 

さらに、副作用がなんとかなるレベルか、も重要だと思います。

気持ちはあがったけど、

眠くてしかたない、アカシジアが出る、太る、性機能障害になる、

など、20年前ほどではないですが、

やはりいまも精神系の薬は副作用が多いと言わざるをえません。

 

今回が、人生で5度目の大きな落ち込み(うち三回は仕事を休職)となりましたが、

今回、あらためて感じたのは、

シンプルに、治療の基本、

合う薬を飲むことの大切さ

でした。

 

これが今回の学びなのかどうかは分かりませんが、

それを痛感した日々です。

(ま、現在進行形ですけどね)

 

夜が深ければ深いほど、

星は明るくたくさん見えます。

星は、ささやかな楽しみだったり、気づきだったりする。

 

明るい太陽を唄うことも素晴らしいし、

星の美しさを唄うこともすばらしい。

 

精神科も千差万別で、

20年前くらいで薬のデータが止まってる先生も多いので、

最新の薬に詳しい先生であることも大事になります。

 

そういう意味では、今回沖縄の主治医のもとでのはじめての本格的な治療となり、

(ずっと調子が良かったので)

主治医が薬の知見を持っていてよかったと思いました。

 

合わない、効かない、と伝えると、

ちゃんと別の選択肢を提供してくれました。

これ、大抵は「様子をみましょう」で終わります。

 

そうすると、延々と合わない薬を飲み続けることになります。

 

俺が7年くらい通った新宿の主治医がそうでした。

 

もちろん、考え方・捉え方、生活習慣、周囲のサポート、環境など、

他にも大事な要素はたくさんあります。

うつ病は複数の要素が絡み合って循環する病気だと思うので。

 

それでも、他がかなりしっかりしていたとしても、

合わない薬を飲んでいるうちは、

リカバリは難しいのが実態だと思います。

(リカバリする人もいますが、それも個人差です)

 

もう一つ思ったのが、

やはりうつ病は脳内ホルモン(セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリン)の影響がものすごく大きい

ということです。

 

いくら俯瞰した考え方や前向きな考え方をしようとしたり、

生活習慣を整えても、

脳内ホルモンが整っていない状態だと、

やはり、難しい。

 

これが、実は知られていませんが、

うつ病が遺伝的要因が大きいと言われる所以です。

 

脳内ホルモンはかなりの部分で遺伝的に決まっている。

と思われます。

 

そこに、経験によって身につけた思考の癖や

長時間労働や死別など環境要因が加わり、

うつ病は形成されていきます。

 

さて、では、どの薬がいいのか。

これは個人差なので試してみるしかないと言うことしかなできないのですが、

抗うつ薬の第一選択肢としては、

やはりいまはトリンテックスかと思います。

 

レクサプロを開発したデンマークの製薬会社ルンドベックの最新の抗うつ薬です。

 

沖縄の主治医も、これはいままでの抗うつ薬が効かなかった人にも効く、

と言ってました。

 

トリンテックスは単体でも

やる気を司るドーパミンにも効くらしいですが、

(不安はセロトニン)

それでも弱い、という場合に増強療法としては、

抗精神病薬レキサルティでしょう。

 

残念ながら、俺はアカシジアが出てしまって継続できませんでしたが、

これは効きました。

 

トリンテックス+レキサルティは

トリレキ療法、と精神科医の間でも言われているとかいないとか。

 

どちらも、俺がうつ病を発症した12年前にはなかった薬です。

 

医学の進歩がこうして選択肢を拡げてくれて、

ありがたいですね。

 

精神科医のタイプにもよりますが、

いまの薬がどうにも合わない、効果を感じないという方は、

主治医に相談してみてはいかがでしょうか。

 

俺にも、そういうことを専門家である主治医に言うのは怖い

という時期がありました。

 

最悪期の場合は、

とりあえず何も考えずに主治医の言う通りやることが大事ですが、

自分の体の状態を説明できるのは自分です。

逆に言えば、そうした相談ができる関係性を築ける精神科医を探すことが必要かもしれません。

 

さて、今回の記事は2000文字です。

少しずつ文章が書けるようになってきたと感じ、

感慨深いです。

 

よくこの状態で、通常の状態でも負荷の大きい転職活動をやったなと思います。

自分で自分を褒めます。

good job!!