こんにちは!
ketoraaaです。
働き方改革関連法案が可決されたそうです。
内容は色々と入り組んでおりますが、主なところを簡単にあげます。
○残業の上限を設ける(年720時間、月100時間)。ただし適用除外あり。
○裁量労働制の対象となる業務の追加。高度プロフェッショナル制度の創設。
○前日の勤務と翌日の勤務の間を一定間隔空けることをPRする。
○正規と非正規の待遇に不合理な差を付けてはいけない、差別的な取扱いをしてはいけないと法律に書く。
○正規と非正規の待遇差の理由などの説明を義務にする。
法案の解説記事:【図解・行政】「働き方改革」関連法案の概要(2018年4月):時事ドットコム
このような感じのようです。
どのように思われるかは皆さんそれぞれご意見があるものと思います。
効果についても、はじまってからの検証を待たねばなりません。
ただ、私の考えは、法案とはちょっと違いますので、書いてみたいと思います。
そもそも、私は、「働くことは苦しさに耐えることだ」「働きたい続けるためには犠牲も伴う」という常識に、強烈な違和感を持っています。
人間観の違いです。
よくある例えで言うと、一日の会社に拘束される時間(通勤含む)が10時間だとして、30年働くとすると、だいたい75,600時間働いていることになります。
人生の活動時間のから考えると、労働は一大プロジェクトです。
なぜその大プロジェクトは苦しくなければいけないんでしょう?
誰が決めたルールですか?
楽しく働くことは、罪深いのでしょうか。
私にはどうしても腑に落ちません。
人生の一大プロジェクトですから、楽しくGOODなものにするに越したことはありません。ですから、私にとって働くことの根本は「楽しいこと」なのです。
私は、その人の自然な状態で、楽しく活き活きと活動することが、基本的人権だと思っています。
ですから、会社であれば、「会社に行くことが楽しい」というのが最大の目標になるのではないかと考えています。
現実は違ったとしても、そこを目指して工夫していくことはできます。
目指すゴールが「会社に行くことが楽しい」だとすると、「日本企業の生産性を上げる」ことをゴールとする今回の法案とは、そもそもの前提が違います。
例えば私の会社の場合、生産性を上げてもそれ以上にタスクが増えるので、生産性を上げるインセンティブが何にありません。
働けば働くほど苦しくなって行くんですから。
会社に行くことを楽しくするために、私が実現を望むのは次のことです。
○残業は月45時間以内に制限、有休完全取得
→内部通報窓口を設けて、違反した経営者は懲役刑。過労死は傷害致死罪
○執務室を公園のように心地の良い空間に
○健康的でおいしい食事・飲み物の提供
○全労働者の360度評価の義務化
○週休日数・勤務時間の選択を可能に
○会議室をサロンに
○認知療法、マインドフルネス、アンガーマネジメントなどのセルフコントロール研修の定期的受講を義務化
○22時間から2時の間の労働の禁止
◯禁煙や運動といった予防行動の有無で、保険料に差をつける
◯満員電車解消
うーん…。
これだとモンスター職員化は防げなそうですね。
関連記事:【人間関係】すぐ大声で怒る課長の登場 - ナチュラルなイキカタ
360度評価で多少は改善される可能性はありますが、まだまだ会社を楽しくするためには課題有りです。
他の国の事例など興味を持って見てみたいと思います。
少なくとも、社会の大きな流れとしては、働き方も中央集権的なものから、分散的なものに変わっていくのでしょうね。