Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

入社して半年で思うこと

入社して半年が経ちました。

 

いや~~~
長かった。。。

 

延々と8時間同じ単純作業をやり続けるのが、
これほど苦痛だとは。

 

それに加えて、
これまで書いてきた以下のような問題があり、
障害者を正社員で雇ってくれるし、
わりと自由に休憩させてもらえるので、
(というか休憩しないと集中して作業を続けるのは無理なレベルで単純作業)
悪い会社ではないですが、
(日本の一般的な障害者雇用の条件が悪すぎるのが問題ですが)
長く続けるのはしんどいなと思ってます。

 

①給料問題 

 

さすがに、
額面168,800円、手取り13万ちょっと、
というのはキツい。

 

いまでは高卒の初任給より安いでしょう。

 

私はこれまでの半年でだいたい毎月平均的に10万くらい使い、
親に生活費で1万渡すので、
手元に残るのは2万ほど。

 

これが自由に使えるお金ですが、
車などの出費もあるので実質ほとんどありません。


将来の不安に備えた投資もできないし、
好きな旅行も気軽に行けないし、
ストレス発散のマッサージもいけない、
服も買えない。

 

これで障害者雇用としては条件がいい方なのだから、
障害者の舐められっぷりはなかなかです。

 

これが市役所試験に挑戦した最大の理由です。

 

②同僚問題

 

これは以前詳細に書きました。

 

私の同僚は、20代前半のADHD。

 

しかし、半年見た様子から考えるに、
多分、軽度の知的障害。

 

会話も興味も非常に薄っぺらく、
ほんの少し複雑な仕事になるともう意味不明。

 

それでいて家が資産家なので、
自由に旅行に行けたり、
気軽にスマホを買い替えたり、
給料には一切手を付ける必要がなかったり、
非常に恵まれています。

 

この同僚と同じ給料で働いていると考えると、

自然と私のモチベーションは死にます。

 

③上司問題

 

私たちは、障害者の私と同僚と障害者雇用の担当者1名の3人の小さなチームです。

 

最初から上司は若干クセあるなと思っていましたが、
これがけっこうな曲者でした。

 

私は、障害者雇用は
「体調を崩さず、安定・継続的に長く働く」
ことが最大の目標だと考えています。

 

しかし、私の上司は、
「それは時給制の障害者雇用に限った話」
という考え方で、
障害者であっても自分で考え成長していく人材に育成するのが自分の仕事、
とプレッシャーを与えてきます。

 

この上司の圧が負担。

 

もう少し緩く長い目で見てくれればよいのですが。

 

そして、本人がルールに厳格なため、
私達にもルールへの厳格な順守を求めてきます。

 

同期に聞くと、
他の人はもう少しゆるくやっているようですが、
私達だけは常時上司の監視下にあるため、
そうはいきません。

 

例えば、会社の昼休みは45分なのですが、
けっこうな人がなんだかんだ1時間くらいはとっています。

 

しかし、上司の目がある私たちはそうはいきません。

 

また、出勤時に出勤を打刻していたのですが、
そうすると勤務開始の9時より少し早いため、
微妙に端数がでて、残業になってしまいます。

 

そのため、その端数の蓄積をなくすために
月末に早く帰ろうとしたら、
「残業を許可していないので、端数が出ることがおかしいです。出勤時ではなく、業務開始時に打刻するようにしてください」

と怒られました。

 

出勤しても9時まで打刻しないで待っているなんて、
聞いたことありません。

 

一応会社の就業規則でも「業務開始時に打刻する」となっているようですが、
実態としてそうしている人などほとんどいないと思います。

 

このようにルールに非常に厳格なのです。

 

私たちの会社へのチャンネルは彼だけなので、
彼の言うことに従うしかありません。

 

私の昇給も彼だけが握っているので、
機嫌を損ねるわけにはいきません。

 

絶対君主です。

 

そうした性格もあり、
小さいチームということもあり、
非常に風通しが悪く、職場が窮屈になってきました。

 

業務もひたすら古い紙文書をスキャンして電子保存するだけですから、
半年たっても人間関係もちっとも広がりません。

 

これが外資系なのでしょうか。

 

④生きがい・やりがい問題

 

これまでに書いたような状況に加えての、
超単純作業の繰り返しで、
仕事にまったくやりがいが感じられません。

 

金銭的にきついので、
趣味も広がりません。


体調もあってどうしても読書やネットフリックスなどになります。

 

そうすると、
どうしてもでてくる考えが、
「なんでこんなつらい思いをして毎日出勤して仕事してるんだろう」
「なんで生きてるんだろう」
という考え。

 

週末の岩盤浴が楽しみです。

 

このまま老いていくのかな、
と寂しくなります。

 

この問題は一朝一夕には解決しないでしょう。


少なくとも仕事で活躍して
やりがいを得る、というのは
障害者となった今難しそうです。

 

そうすると、お金がかからず、あまり負荷にもならず、
自分の存在が役に立っていると思えるもの、
いったい何があるでしょうか。

 

それを少しずつ探していくほかありません。


ちなみに、市役所試験二次試験は
準備中のメンタルの落ち込みはありましたが、
なんとかかんとか受けてこられました。

 

結果は10月上旬ということなので、
このブログがアップされる頃には分かっているかもしれません。

 

面接では、
「何か配慮してほしいことはありますか?」
という質問に
「突発的なことは不安が高まりやすいので、できれば事前に知らせてもらえると助かります」
と答えると、
「そうすると、定型作業のようなものがいいのですね」
とやや渋い反応だったので、
やはり精神障害者より身体障害者の方がとりたいのかもな、
と思いました。

 

精神障害者が生きていくことが
これほど大変だとは。

 

私は1年後も、
寂しい思いながら紙文書の電子化作業を続けているのでしょうか。

 

仏教でいう

無明

の状態です。

 

禍福は糾える縄の如し。

人の一生、吉凶は常に交わりて、

変わること多し。

(徒然草)