Restart with True Engine

長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

変わる上司の態度

障害者雇用で働き始めて、
もうすぐ4か月です。


あいかわらず単調な作業中心ですが、
前回書いたように新しい仕事がきたと思ったら
難易度の高い仕事だったり、
会社側との食い違いが少しずつ表面化しています。


特に変わってきたのは、
障害者雇用担当者の態度です。


この4月で、私ともう一人ADHDの方の2人が
障害者雇用として採用され、
私達には専任の担当者(障害者雇用推進担当)がつきました。


つまりは直属の上司です。


その方は定年後の再雇用で、
定年前は人事部長まで務めた非常に偉い方でした。


私たちの席のすぐ近くに座り、
基本的には四六時中私たちの様子が見られる状態です。


4月当初、
「体調は大丈夫ですか?」
「とにかく無理しないように」
「長く働くことが目標ですからね」
「困ったことがあったらなんでも相談してください」
「会社としても障害者雇用は初めてで未知数なので、
 相談しながら進めていきましょう」
と非常に温かい目で見守ってくれていたので、
これだけコミュニケーションにオープンであれば、
不測の事態を乗り越えながら
長く働き続けられるのではないか、
と希望を持ちました。


ところが、ここのところその態度の変化が顕著になってきました。


・英語能力の向上を求めてくる
・仕事での成長を求めてくる
・急にハードルの高い仕事を求めてくる
・そのハードルの高い仕事にも自らは関与しないで私から報告があるまで放置する
・会社のセキュリティが非常に高いのでパソコンで色々おこることが多いのですが、
 非常に面倒くさそうに対応する
・言葉遣いが強くなってくる(特にこれ)


などです。


まだ入って4か月です。
私は、自分の体調について「年単位」で考えていますし、
その人にもそのように伝えています。


しかし、健常者の目には、
私たちは「なんら健常者と変わらないように見えてしまう」のです。


そして、無意識のうちに私たちを見る目が変わっていく。


おそらく、障害者雇用の現場で、
どこでも起きていることなんだと思います。


ましてや、この会社は外資系です。


年功序列ではないので、
給料を上げたければ、
よりハードルが上の仕事に挑戦するしかありません。


そうでない限り、
手取り13万円はほぼ変わりません。


担当者としては、
活躍の場を広げて、給料を上げてやりたい、とも思っているようだし、
直接言われました。


給料が上がるのは当然重要なことですが、
それ以上に優先順位が高いのは、
「体調を維持して長く働き続けること」
です。


これも担当者に直接言っています。


しかし、いくら超優秀な社員だった(フランス語と英語がペラペラ)といっても、
一度出来上がった固定観念や先入観を覆すのは難しいのかもしれません。


それか、もともと
障害者雇用といっても将来的には会社で活躍する人材をとりたかったのかもしれません。


そして、その「将来的」のスパンの感覚にも、
「数年単位」と「数か月単位」というとらえ方の差があったのかもしれません。


これ埋めるにも、
会社側と障害者側がコミュニケーションを取り続け、
少しずつ制度を整えたり
仕事を変化させるという
「動的な対応」
が欠かせませんが、
担当者が意固地の場合、それも難しくなります。


一般的に、「障害者雇用が長く続かない」理由を知った気がしました。


最近、あまりに正確かつ利用者に寄り添う回答で爆発的に人気の
ChatGPTにも聞いてみました。


障害者雇用はなぜ長く続かないのか?と。


答えは明快。


1.業務内容とスキル・希望のミスマッチ
・採用時に「簡単な仕事」と言われたのに、実際は高度な業務だった
・配慮されると思っていたが、実際には過度な期待やプレッシャーがあった
・本人の強みが生かされていない単純作業ばかりでやりがいが感じられない


2.職場環境や人間関係の問題
・上司や同僚が障害特性に対する理解や配慮を欠いている
・雰囲気が排他的、または「腫物扱い」され孤立してしまう
・ハラスメントに近い扱いを受けてしまうこともある


3.体調・メンタルの不調
・環境変化により、もともとの障害特性や精神的な不調が悪化する
・通勤や勤務時間が負担になって体調を崩す


4.企業側の制度・支援の不備
・配慮や支援体制が形だけで、実際には機能していない
・定期的な面談やフォローアップがなく、不安や悩みが放置される
・業務調整や配置転換など、柔軟な対応ができない


5.障害者雇用が「数合わせ」になっている場合
・法定雇用率を満たすためだけに採用され、「戦力」や「仲間」として見られていないと感じる
・本人も居場所がないと感じ、早期に辞めてしまう


いやーChatGPTすごすぎます。


まさにこの状態に私はあるわけです。


ただ、もう一つ外せない項目があります。
・給料が安すぎる
です。


この毎日に耐えても、
毎日の生活で消えていく分の金銭しか稼げず、
旅行したりたまの贅沢をしたり、
貯金ができて安心感を増す
などができません。


これもモチベーションに大きな影響があります。


果たして今後会社、担当者との関係はどうなっていくのか。


実験は続きます。