続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

まずは、働くリズムを取り戻すところから

1月に実習を行った会社で、  
働き始めました。

 

働くのは、8か月ぶりです。

 

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まず最初のハードルは、  
毎日朝起きて出勤することでした。

 

とりあえず、  
最初の2週間はクリアできました。

 

それだけでも、  
今の自分にとっては  
ひとつの成果です。

 

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今回働き始めたのは、  
とある企業の研究拠点です。

 

これまで、  
行政、観光関連、コンサルティングなど、  
いくつかの組織を渡り歩いてきましたが、  
思いがけず、  
転職を重ねる人生になりました。

 

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雇用形態は、  
これまで書いてきたとおり、  
障害者雇用です。

 

条件としては、  
決して高い水準ではありませんが、  
正社員として採用されました。

 

仕事内容は、  
紙の資料をスキャンして  
データ化・整理する作業が中心です。

 

想像していたとおり、  
かなり単調な仕事で、  
一日一日が長く感じられます。

 

ただ、  
今の自分にとっては、  
リハビリとしては  
ちょうどよいのかもしれません。

 

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これまで就職活動をしてきた中で、  
障害者雇用の現場には、  
極端な振れ幅があると感じてきました。

 

最低限の仕事だけを任されるか、  
名目は障害者雇用でも、  
実態は一般雇用と変わらないか。

 

その点でいえば、  
この会社は、  
仕事の内容や関わり方について  
一定の配慮があり、  
こまめに声をかけてもらえる環境です。

 

そのこと自体は、  
とてもありがたいと感じています。

 

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まだ働き始めて間もないですが、  
いくつか意外だったこともありました。

 

これまで経験してきた職場と比べて、  
全体的に落ち着いた雰囲気があり、  
人と人とのやり取りが  
比較的建設的です。

 

無駄な対立や感情的な消耗が少なく、  
仕事を進めること自体に  
意識が向いている印象を受けます。

 

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研修や日々のやり取りの中では、  
語学や専門性が  
前提になっている場面も多く、  
社員一人ひとりの水準の高さを  
感じることがあります。

 

正直なところ、  
自分が一般雇用として  
この環境に入ることは  
難しかっただろうとも思います。

 

そういう意味では、  
今こうして働けていること自体、  
不思議な縁だと感じています。

 

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現時点での一番の課題は、  
やはり生活面です。

 

収入は、  
日々の暮らしを支えるには  
かなり工夫が必要な水準で、  
先の見通しについては  
不安もあります。

 

制度的な支えが  
今後どうなるのかは、  
まだ分かりません。

 

それについては、  
焦らず、  
少しずつ考えていくしかないと思っています。

 

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いずれにしても、  
こうして地元での生活を再開し、  
新しいリズムで  
日々を積み重ね始めました。

 

今はまだ、  
先のことを語れる段階ではありません。

 

まずは、  
一日一日を無事に終えること。

 

その積み重ねから、  
次の景色が見えてくればいい。

 

今は、  
そう考えています。