こんにちは〜
ぐっちでーす。
長い台風でした。
6号。
1週間くらい影響あったんじゃないかな。
おかげで、海以外の沖縄を知るきっかけに。
ここは、天ぷらと猫とパワースポットで知られる
南部の奥武島。
沖縄の天ぷらはスナック菓子のようです。
そして、上司に紹介してもらった
北部のステキレストラン
tutan
いかつい見た目のシェフからは想像できない
やんばる野菜のパワーに溢れた
おいしく繊細な料理でした。
あと、未来系沖縄そば
那覇のEIBUN
そして、台風が終わると
洗車渋滞。笑
沖縄の台風は海水をたっぷり運んでくるので、
洗車しないと車が錆びるそうです。
窓も拭いてる人みました。
いやー
沖縄っぽい話題はいいね!笑
組織マネジメントネタが多くて、
ボクの習慣を変えていきたい。
世界が変わるのではなく、
ボクという存在が変わるのではなく、
ボクの意識の向き
(それを「関心」という)
と
習慣だけが変わる余地がある。
ラッキーなことに、
仕事を通じて「マインドフルネス」に
関わる仕事ができるかもしれません。
ボクは沖縄の割に
観光コンテンツに乏しい地域の観光協会にいますが、
だからこそ、「ウェルネス」をウリにしていこう
という動きがあるんです。
たまたま全体会議でその話が出たときに、
ボクがマインドフルネスの話をしたところ、
おもしろがってくれた人たちが
ウェルネスチームに加えてくれました。
ウェルネス研究の第一人者の琉球大学の荒川教授とともに、
もしかしておもしろいことができるかも。
まぁ、それもこの会社の一部の人たちには不満なようです。笑
それにしても、
ボクは都庁の時にも外郭団体に2年在籍し、
職員のモラルの低さに戸惑いました。
都庁本庁の職員が必死に、
比喩ではなくガチで命をすり減らして働く中で、
緊張感なく、ダラダラと、
人の文句ばかりいながら働いてました。
「牧歌的」ならいいんです。
でも、彼らはプライドをもって、
都庁の文句ばかり言ってました。
都庁の場合、「本庁」というと新宿の2本のビルのこと。
「出先」というと、
それ以外のなんとか事務所(都税事務所とか)のことを言います。
本庁でだいたい9,000人くらい働いていて、
出先で8,000人くらい働いてます。
で、忙しさは雲泥の差です。
当然、出先のほうがはるかにゆるい。
の割には、出先にはプライド「だけ」高い職員が多くいました。
外郭団体にしろ、
出先にしろ、
なんとボクの今の職場と似ていることか。
「余裕」「余白」は創造の源泉である一方、
僻みや妬みの源泉でもあるのでしょうか。
これも、違いはエネルギーの向どころなんだと思います。
たったそれだけが、
創造的なチームと、
ゾンビ団体の両方を生み出しうる。
関心といえば、
これらにもう一つ共通しているのが、
「財源感覚の欠如」です。
外郭団体って、役所から補助金もらってるんで、
自分で稼がないですよ。
1円も。
だから、お金の使い方にメリハリがない。
外郭団体は、
都庁でだいたい60団体くらいあります。
それが国、都道府県、市町村全てにあるわけ。
観光協会だけでなく、商工会議所とかね。
交通安全協会とか、
税務協会とか、
ほにゃららセンターとか、
なにやってるかよくわからん団体が大量にある。
出先もそうです。
税の徴収やってるところは別ですが、
それ以外のところは、
お金って自動的に入ってくると思ってる。
予算総額を、色々な部署との調整で割り当てられる
(それを「予算要求」と言います)
という意識がとても低い。
するとどうなるか、
自分たちの部署が予算をとれないことをガキのように駄々をこね、
なんでも仕事と結びつけて、
あれやこれや買おうとする。
そういうヤツの意識を変えるためには、
税の徴収部門に2年くらい島流しにしないとだな
って、当時から思ってました。
でも、使えないから異動しないんですよ。
それはともかく、
コスト意識がない組織は、必ず腐敗するんです。
ここまで書いてきて、
「あ、それってソ連じゃん」って気づきました。
壮大な社会実験だった社会主義国家ソ連。
結果はみなさんご存知の通り。
中国の場合は、社会主義というよりも
共産党国家なので、
基本共産党のいうことにYESと言っておきさえすれば、
あとはなんでもOKなので、
社会主義ではないですよね。
そして、そういう腐敗したゾンビ団体を生かしておくほど、
日本という国にもうお金はない。
そういう意味で、
実は観光協会も生まれ変わろうとしています。
DMOっていう制度があるんです。
Destination Management/Marketing Organization
「観光地域づくり法人」
という観光庁がはじめた新しい制度です。
知らんかった。
要するに、
いままでの観光協会は、
なんとなくお金が入ってきて、
なんとなく今までと同じイベントをやって、
似たような冊子作って。
というものでした。
それを、役所に頼らず自分たちで稼ぎ、
地域の魅力を引き出し、
観光を通じた地域づくりをする観光のプロ集団。
にしよう、というのがDMO。
当然、ボクのいる観光協会もそれを目指していて、
ボクはそのために雇われたんです。
ところが、若手がやりたいことは違う。
それもですね、もしかして、
申し訳なかったかもしれない。
一人、「どうしても観光危機管理がやりたい」という若手がいます。
4月に入社したばかりです。
観光危機管理って、
地域の防災・減災は、住民ベースに構築されてますが、
著名な観光地には当然大量の観光客がいて、
その人たちの危機管理どうする?
というテーマです。
重要、とっても重要なテーマではあるんですが、
問題は優先順位。
さっき書いたように、
DMOを目指してますから、
まずはそこの土台作り。
それができたら、観光危機管理でもなんでもやればいい、
なんで分かんないんだ、
とイライラしてました。
彼女は、「観光危機管理ができないなら辞める」
と言っているとかいないとか。
なぜそこまで頑なに?と思っていたのです。
でも、頑ななんじゃなくて、
それは彼女の価値観なのかもしれない。
彼女は、
「観光危機管理をやるといって入社したのに」
と言っているらしいのです。
もしそうだとしたら、
ボクは大きな勘違いをしていたんぽ。
それは、「正しさ」ではない価値観の問題。
ボクは、会社や地域との相性は、
すべてパートナーとの関係に似ていると思ってます。
もし彼女が観光危機管理をやるつもりで入社したなら、
子供が4人欲しい妻と
子供が絶対に欲しくない夫
のようなものです。
これで、妻側から
「私は子供が欲しいのに、どうしたらよい?」
と聞かれたらなんとアドバイスするでしょう?
ボクなら、「別れなよ」です。
だって、どちらが正解でどちらが間違いという問題ではないから。
これが、価値観。
カレーが好きでも、
ラーメンが好きでも、
紅茶が好きでも、
コーヒーが好きでも、
なにも間違いじゃない。
そこで、相手の価値観を変えようとすることが間違いではないだろうか。
むしろ、そのエネルギーを別のものに向けた方が、
うまくいくのではないか。
「なぜあいつは子供がいらないんだ!」とイライラすることは、
何も生みません。
それと同じことが、
いまこの会社で起きているのでは?
であれば、彼女は明らかに別の場所で輝くでしょう。
チームがあまりにも別のものを目指しているから。
お互いにとって不幸だし、
離れた方がお互いにとってその後の時間が良いものになるでしょう。
それか、その奥にある彼女の本当の心の声に
よりそい、
そこと一致するものを見出して
共感するのか。
そもそも考えすぎで、
強制的に余白を作って、
思考を手放して、
まず自分の心の声と向き合うのか。
そのすべてが正解なのか。
起きることはすべて学びなのだから。