こんにちは!
人生を自然で豊かにするヒントを紹介していくブログ「Restart with True Engine」のぐっちです!
9月から元の職場に戻ることになりました!
残念な気持ちが大きいですが、8月を一緒に駆け抜けてくれた仲間に感謝です。
さて、何を駆け抜けてたのかというと新型コロナウイルス対策。
第2波はなんとなく終息の方向にありそうですが、司令塔である政府と国民との信頼関係がしっかりしている、という状況ではありません。
日本の報道機関は、首相の健康状態がどうとかっていうのは得意だけど、こういうところを掘り下げるのは下手です。
そういう点で、海外の視点はクリア。
日本のコロナ対策の不十分な点を明快に指摘した記事があったのでシェアします。
記事:新型コロナ、封印された「第2波」 日本はいつになったら「失敗の本質」から学べるのか | 木村正人 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
この記事で書かれてる、イギリス医学雑誌に掲載された日本政府のコロナ対策の失敗は次の5点。
(1) PCR検査数を拡大する十分な努力を怠った。このため未診断の症例数が増え、地域や病院での感染が増えた。
(2) 患者情報の報告を非効率な紙ベースのシステムに依存。このため保健所は3月中旬まで手一杯になった。
(3) 政府のコミュニケーション戦略は緊急事態宣言下でも不十分だった。3密回避のメッセージは明確だったが、行動変容につながるほどの説得力がなかった。
(4)専門家会議の独立性が不十分。経済学・行動科学・コミュニケーションなど重要な分野の代表が含まれていなかった。
(5)政府は説明責任と透明性を欠いていた。
はい!!!まったくそのとおりだと思います。
もともとの衛生観念など、よかった点はよかったものとして、学んで行動を変えない限り、この国は何度も同じことを繰り返すんです。
それを望むか望まないか。
望まないなら、行動を変える。
75年前の戦争も含めて、福島第一原発もすべて同じ構図で同じストーリーを繰り返してる。
第2波
と絶対に表現しないあたり、この記事も指摘するように、この国の特徴がよくでてます。
どの国の対策が正解だったかはパンデミックが終息してからでないと最終的には判断できない。正解がないからこそ政府や政治指導者は「なぜ」その時その政策をとったのかきっちりとした説明が求められる。
(中略)
政府も分科会も自分たちとは異なる主張への「なぜ」に答えようとしないから、国民は何を信じていいか分からなくなるのだ。
日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と世界からもてはやされた1980年代に稠密なシステムを構築した。それが今でも機能し続けているため大胆に変革できない「イノベーションのジレンマ」に陥っている。硬直化した政治と官僚システム。遅々として進まない自動化・無人化とデジタル化...。
さらに言えば、ありもしないゼロリスクへの信仰、無謬性と完璧主義の弊害に蝕まれている。日本では「失敗」は許されない。だからコロナの「第2波」も絶対に存在してはならないのだ。そこに失敗から学ばないというより、学べない日本の本質がある。
感染症とは永久に付き合ってくわけだし、変える必要があることは変えていかないと。
ありもしないもの(100%悲しみのない人生、100%健康な体)を探しても、そこに出口はない。
理想のイメージを持つのはいいとして、それにこだわりすぎると本来の目的を見失いがちです。
差別がなくならないことを受け入れるのと、差別を肯定することは違う。
起きてることを、フラットに見ると見えるもの。