先日のテレビ放映をきっかけに、なんとなく読まずにきた近藤麻理恵さんの大ベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」を読みました!
関連記事:今日再放送!魔法の片付けで素の自分を引き出す - ナチュラルなイキカタ
あまりにヒットすると、なんとなく手を出しづらい笑
こういうとこが波に乗れないのかも。
で、その大ベストセラー、いや~おもしろかったです!
何がおもしろいって、この本で提唱するコンマリメソッドの目的は、片づけを通して、“本当に自然な生き方” に気づくこと。
これ、このブログと同じテーマなんですよ!!!
なにせ、ブログのタイトルが“ナチュラルなイキカタ”ですからね。笑
片づけして、きれいな部屋に住んだから終わりじゃない。
片づけることは、手段であって目的じゃない。
コンマリさんも、片づけが済んだ後に、本当の人生が始まるって言ってます。
ほんとにそう思います。
うつ病の治療は、手段であって目的じゃない。
うつ病のその先へ、本当の目的、“魂が望むこと”がある。
だから、この本でまず初めに書かれているのは、片づけは短期で集中して一回で終わらせること。
片づけは本当に自然な生き方をするための準備なんですから。
実際、コンマリが流行語になったアメリカでは、このメソッドはタオイズムと理解されてるみたいです。
タオ、老子の語った“道”のことです。
つまり、東洋的な人生哲学として受け止められてるのかな。
このタオイズムが最も強く出ているのが、
「何を残すかを“ときめき”を基準に一つ一つ手に取って判断していく」
という片づけのポイント。
ときめきって、キラーワードだなーと思います。
英語では“SPARK JOY”と訳されてるそうです。
喜びの火花
という感じでしょうか。
いいですね。
そこまで心が弾けることありますか?
死ぬのを恐れて、生きることができていないのではないですか?
服は10着までというような基準を作って、余計なものをただ捨てればいいとか、アイデア抜群の収納術ということがコンマリさんの片づけポイントじゃないんです。
目の前のものが、「今の自分はどう感じるか」を味わってくってことなんです。
これ、まさにぼくがAwakener Projectを通じてやった“直感の筋トレ”と同じプロセス!!
部屋の空間には限度があります。
その中に、何を収めるか、棚卸しして、選び直していく。
という発想です。
もうときめかなくなったものを、いつか使うから(未来への不安)、あの時の思い出が忘れられない(過去への執着)で残しておくかどうか。
すべてにおいて同じですよね。
心のスペースには限度がある。
それを、怒りや悲しみで満たしていたら、他のものを入れるスペースが生まれない。
大事なのは、収納術(記憶法)じゃない。
例えば人間関係。
昔からの馴染みだからと、行きたくもない飲み会に顔を出すか。
今の自分にとって、本当に必要なものは何かが判断するための自分アンテナを磨く手段としての“片づけ”。
そこで行われるのは、片づけという小宇宙に集約された人生の棚卸しです。
コンマリメソッドは、たくさんのものを手放すことになります。
この時、とても大事なことがあるそうです。
「あいつはもう自分には必要のない人間」とバッサバッサと縁を切っていたら、ただの独りよがりの傲慢人間。
近藤麻理恵さんが何度も強調する捨てる作法が、「ありがとう」です。
一見不要に見えても、本当に不要だったものは一つもないというのが近藤さんの考え。
不要なのではなく、そのモノは役目を終えただけなのです。
例え無駄遣いと思えるものでも、そういうものに自分はときめかないと教えてくれる役目があったんです。
だから、その役目を果たしてくれたことに「ありがとう」
否定し続けてきた過去の経験も、役割があったことに気づくことで、本当に浄化されます。
繰り返される通奏低音。
それだけ、大事なことのようです。
すべてはつながっています。
そこに気づいたときに、初めて本当に自然な生き方にも気づけると思います。
関連記事:Awakener Project「ぼくが一番ほしかったもの」 - ナチュラルなイキカタ
このブログを読んでいる方も、何かしら自分を変えたい、行動したいと思われている方が多いと思います。
きっと、そうでない方はこのブログにたどり着かない。
まずなにから手を付けるか。
とっても身近な方法として、コンマリ流片づけ、試してみてほしいです。
ぐっち