こんにちは。ぐっちです。
昨年末から、さまざまな事情があって、生活スタイルに変化がありました。
まず、去年夏に神経過敏であきらめた犬との同居を再びはじました。
真冬のいまは、犬と人間のリズムが合わせやすく、とりあえずスムーズにいってます。
もう一つの変化が、食事を妻の実家に頼っていたのを、自炊することになったことです。
2018年前半は、わたしが全て担っていましたが、さまざまな負担と重なり、三度目の休職となりました。
その経験も踏まえ、今回は家事代行をお願いすることになりました。
この話をすると、「えー金持ち!」「そのお金があったら別のことに使う」という定型的でやや非難めいたリアクションを、既にだいぶいただくこととなりました。
しかし、「自分を上機嫌にしておくということに、わたしたちは責任がある」と考えるといかがでしょうか?
まず一つ考えておきたいのが、フルタイムの共働きで家事を完璧にこなすというのは、不可能に近いということです。
我が家には当てはまりませんが、ましてそこに育児が入ってくるとなると、ほぼミッションインポッシブル。
いま風に言うと、無理ゲー。
「でも、世の中の大半の人はやってるじゃないか」と言われそうです。
それを成し遂げているのは、「ガマン」や「忍耐」に他なりません。
THE昭和。
男性性の時代。
もし、炊事をやらなくていい状況になっても楽しいから炊事をやる、というのであれば、それはいいと思います。
わたしも、小さな楽しさは見出していました。
でも、ほとんどの人は「自分の時間」を削って、「みんなやっているから」と言い聞かせて、耐えてこなしているのではないでしょうか。
さらに、日本が泥沼の不景気にハマるにしたがって、このガマンや忍耐の程度も上がっていきました。
家事は人が生きていく上でどうしても必要なことなのですが、すべての家事に真摯にむきあっていると、時間が追いつきません。
すると、余裕がなくなる。
余裕がなくなると、不機嫌になる。
不機嫌になると、嫌なこと探しを始める。
嫌なこと探しをはじめると、すべてがうまくいかない、ように感じる。
我が家でも、家事を自前でやってやれなくはないです。
実際2018年前半はわたしが毎日作ってました。
でも、それは余裕を失わせる。
わたしの神経は気づくとだいぶすり減っていました。
もし朝食作りや子育てもあるとしたら、ぞっとします。
炊事、洗濯、掃除の三大家事のなかで、特にウェイトが大きいのは、どう考えても炊事です。
炊事というとワンワードで、さも洗濯や掃除と同レベルに見えますが、実はその中に、
- 献立を考える。
- 買い物に行く。
- 料理を作る。
- 食器を洗う。
という4つの作業が含まれているから。
これをトータルすると、ゆうに一日仕事になります。
そういう意味では、洗濯も、
- 洗濯する。
- 干す。
- たたむ。
- アイロンがけ。
- 収納する。
という5つの作業が含まれており、なかなかです。
掃除はロボット掃除機で、洗濯は乾燥機やクリーニングでそれなりに省力化しているので、わたしたちは炊事の家事代行をお願いすることにしました。
お願いしたのはタスカジさん。
3時間で1週間分の作り置きを作ってくれます。
費用はお願いする相手によりますが、3時間8,000円前後です。
これで、丸一日分の作業から解放されて、おいしい料理が食べられて、上機嫌でいられるなら、わたしはその価値があると思います。
ちなみに、「えー金持ち!」「そのお金があったら別のことに使う」と言った人たちは、飲みに行くのが大好き。
実は、週に1回飲みに行くのとほぼ同じ費用なんです。家事代行。
2人分の飲み代と考えると、家事代行の方が安いかも。
まあ、何に価値を見出すか、カレーライスが好きかライスカレーが好きかの差です。
良し悪しではありません。
武田双雲さんの話では、ベトナムでは家政婦やベビーシッターは当たり前で、親が家事をやったり子育てをすることはまずないそうです。
子育てでも、かわいい一場面だけを接して、あとはベビーシッターに任せる。
だから、親はいつも上機嫌。
金切り声で子供を怒鳴ることもない。
「いやいや、子育てのつらさもひっくるめて向き合うからこそ、親の義務を果たしてるんでしょ。そんなんじゃ子供は愛情不足でひねくれるよ!」と、なんとなくもやもやしましたか?
わかります。そうですよね。
でも、2017年度の児童虐待対応件数は、135,000件です。
13万件ですよ。
なんででしょう?
親がますます頑張るべきでしょうか。
わたしはそうは思いません。
実は「子供が生き生きと成長する」ことが目的だったものが、「子育てのつらさを味わう」にいつの間にかすり替わっているからです。
こういうこと、ものすごくたくさんあります。
仕事で必要な形式的なルールも、ほとんどそうです。
時間に追われている。お金に追われている。
そんな時に限って、子供がグズる。
なかなか歩かない。買って買ってとうるさい。
爆発しますよ。
そりゃそーですよ。
自分ができそこないの親だからじゃないです。
わたしたちの親世代が子育てをした30年前、40年前は、まだ日本は好景気だし、専業主婦が当たり前だし、国際競争もITもなくて世の中はのんびりしてました。
その時代と同じようにやろうとして、同じようにいかないのは自然なことです。
話がそれましたが、そんなわけで今週からタスカジさんにお願いしてます。
3時間でタスカジさんが作ってくれたのが、
ででーん!
わたしにはとても3時間で作れません!
すごい!!!
そして、びっくりするくらいうまい(*≧∀≦*)
脱帽です。