こんにちは。ぐっちです。
さて、「仕事が辞められない」と始まったサンディースパの施術。
「お金は配給」というわたしの固定観念に対して、ユウスケさんが話し出したのは、熊手の話でした。
毎年11月の酉の市に売られる熊手。
これ、次の年は前年よりいいものを買う、というルールのある厄介な代物。
作りもチープだし、なんの役にも立ちません。
それなのに安くても数千円。高いものだと数十万円です。
そんな熊手を、5年以上買っているというユウスケさん。
それ、「役に立たないものにお金を使う」という体感を得るためだそうな。
どういうことかというと、
お金は、役に立つものに使われるわけではない
ということ。
ダイヤ、金、スピリチュアルなセッション、フェラーリ、高級ホテル、ブランドバック、どれも役に立つか立たないか、でいったら・・・立ちませんよね。
なくても困りません。
ところが、ものすごい強気の値段が付けられます。
一方で、ティッシュ、トイレットペーパー、卵、パソコンなどなど、どんどん値段が下がっていきます。
これらは、生活に必須の、「役に立つもの」です。
お金は、金属や紙の形をとっているので、物質的な、損得の象徴のようにわたしたちは思い込んでいますが、実はそうではないようです。
役に立たないものでお金を使う人たちは、役に立つからお金を出すのではない。
何とお金を交換しているか。
それは、楽しかった、ありがとう、満足した、心地よかった、というポジティブなエネルギー。
現代は、この「ポジティブなエネルギーの循環」と、「物質的なお金の循環」を別物だと切り離してしまい、物質的なお金の地位の方がはるかに高くなっています。
しかし、物質的なお金に執着すると・・・、支出を減らそう減らそうとして、人間性自体も小さくなっていきます。
なんとなくイメージできますか?
身近に、そういう方はいませんか?
いわゆる「ケチ」「せこい」ですね。
しかし、お金=エネルギーと考えれば、どうでしょう。
物質はいつか底をつきますが、ポジティブなエネルギーが底をつくことはありません。
使うことも、もらうこともハッピーです。
「ありがとう」「大好き」って言われたらうれしいですよね。
それと同じです。
それを、熊手で身をもって体感しているのが、ユウスケさんなのです。
つまり、熊手の購入は、お金のレッスンだったのです!
はーびっくり。
目から鱗。何枚も。落ちる。
自分が熊手を絶対に買わないと思っている人は、「熊手にお金を使う人なんかいない、バカだ」と思っています。
それでは、絶対に熊手で商売はできません。
スピリチュアルなセッションに2時間3万円も使うヤツはバカだと思っている人も、スピリチュアルなヒーラーにはなれないでしょう。
物質的なお金の循環の中にいるからです。
でも、世界にはそうでない循環がある。
むしろ、そっちのほうが多い。
それを、現実感をもって体感するのが、自らそこにお金を使うこと。
何か行動を起こすときも同じです。
物質的なお金とエネルギーを切り離し、お金中心で動けば、大金を貯めるか借金しないと動き出すことすらできない。
動き出すことはスタートラインにすぎないのに。
しかし、ポジティブなエネルギーと考えれば、大好きなもの、楽しいこと、心地いいことをシェアしていると、それがポジティブなエネルギー(=お金)の循環を生みます。
マネタイズ(お金化)と好きなことをやることは一体。
その最も手っ取り早い体感方法が、ユウスケさんにとっては「熊手」だったのです。
人間についても同じです。
「自分は役立たない」と悲観する人、多いですよね。
わたしもそうでした。
でも、これまで書いたように、役に立つか立たないか、ということは実はたいした意味はなかったのです。
自分に価値があるから、自分のしゃべる話が役に立つから、人は自分にお金を払うわけではない。
まったくの斬新な視点。
先日、サロンを立ち上げてみることにした背景には、このアドバイスがありました。
サロンに人は集まらないかもしれない。
それでも、世の中にポジティブなエネルギーを発信できたことは、貴重な体感です。
ユウスケさんの考えでは、お金を生み出すのに大切なことは3点。
好きなこと、得意なこと、世の中のニーズ
この3点がそろえば、十分に生業になるそうです。
つづきます。