こんにちは。ぐっちです。
ここ最近書いているように、8月末のシータヒーリングのセッションをきっかけに、これまでの「不安からくる行動」ではなく、「本心からくる行動」をお試し中です。
もうすぐ3カ月。
本心からくる行動は、「我慢」「犠牲」「忍耐」じゃなくて、「遊び心」「心地よさ」「上機嫌」といったものをベースに軽くあれこれ動いてみることような気がしてきています。
動くことで、分厚いサビに覆われて見失っていた本心を削り出していくイメージです。
でも、ふと職場で思いました。
皆さんも疑問に思われた方がいるんじゃないでしょうか。
職場にいる専門職、ベテラン社員の人たちの自由なことといったら!!!
わたしには息苦しくて仕方ない職場で、我が物顔で、実に遠慮なくふるまっています。
まったく我慢しません。(いや、彼らなりにはあるのかもしれませんが)
「電話を増やしてほしい」
「電子レンジを買ってほしい」
「冷蔵庫を買ってほしい」
「エアコンが寒い」
「足つぼマットを買ってほしい」
「ベッドを買ってほしい」
「机の高さを可動式にしてほしい」
「職場にくるとせき込むので、ダニ除去清掃をしてほしい」
「シャワー室がほしい」
「自分たちの仕事に口出ししないでほしい」
「あれは会社の金から出るのか。これは会社の金から出るのか」
「建物に蜘蛛の巣が張っている。変な感染症になったらどうするんだ」
「シンクが汚い。食中毒になったらどうするんだ」
ずっと雑談している。
ずっとスマホをいじっている。
ずっと寝ている。
ずっと新聞を読んでいる。
ずっとネットを見ている。
すぐキレる。
すぐ他人をバカにする。
メールをみない。
などなど。
じゃあ、「我慢しない」のが「本心からくる行動」なのだから、彼らがわたしのモデルなのでしょうか??
No Way!
彼らのベースにあるのは、「誰かに何かしてほしい」という欲求を我慢しないこと。
「自分がどうするか」を解き放つことではありません。
自分の思い通り他人が動かないから、キレる。
だから、わたしは彼らから、薄っぺらい生命感しか感じません。
「自由」というより「自分勝手」「傍若無人」「他人任せ」なだけです。
全然違います。
自分を心地よく上機嫌にできるのは、自分です。
誰かがそうしてくれるのを待っているだけでは、何も起きません。
引き寄せの法則も、「そうイメージするだけでなんでも実現する」のではなく、「イメージして行動すること」が大事なはずです。
その辺を、都合よく解釈している人が多いこと!
理想的な結婚相手をイメージしすぎるあまり、どんどん結婚から遠ざかっている人。
金持ちをイメージしすぎるあまり、心が貧しくなっている人。
「イメージしているのに全然そうならない!」って、なるわけないですよ!
「なるわけないと思ってたら、ならない」って言われそうですが、イメージするのは実現の一部の要素であって、すべてではないはずです。
「これをすると何のメリットがあるか」って行動を躊躇していたら、生きること自体がすごく味気なくなります。
生きることに何かメリットがありますか?
だから岡本太郎さんも、「生きることは無条件無目的」って言ってたんだと思います。
まずそこが腹に落ちると、瞬間瞬間にふくらむことができる。
武田双雲さんも、幸せを引き寄せるのは、「豊かな心と実行力」と言っています。
これは、脳科学的にも確かな話です。
脳の前頭葉の最前面に前頭前野という部位があって、「思考や創造性を担う脳の最高中枢」と言われます。
(フィレンツェライフ青山ホームページより)
この前頭前野が発達して、人間は他の動物をはるかに凌駕する集中力、計画力、決定力、洞察力、判断力が発揮できると考えられています。
チンパンジーですら前頭前野が大脳に占める割合が17%なのに対し、人間は29%だそうです。
老化により最も早く機能低下を起こすのもこの前頭前野で、感情のコントロールがきかなくなったり、認知症などの影響があります。
高齢化が進むにつれて、「モンスター老人」という言葉もよく目にするようになってきました。
これは、前頭前野の機能が低下し、感情が抑えられないためと考えられます
ですから、「あいつらはひどい」と白い目で見るのではなくて、前頭前野の機能低下を前提とした共存社会を構築する必要があります。
日本のように複数の要素を共存させることが苦手な同調型社会では、とても難しいことですが、それをしていかなければ30年後には日本はとんでもない分断社会になるでしょう。
話がそれましたが、わたしがイメージする「本心からくる行動」は、この前頭前野が生き生きと活動している状態です。
わたしの職場の自由気ままな方たちは、前頭前野が衰えて押さえが効かなくなっている状態ですから、外形的には似ていても、やっぱりまったく違います。
この自由さと身勝手さをはき違えて、「じゃあなにやってもいいだろう」と開き直る人が本当に多いですが、それは完全な別物です。
自ら前頭前野を衰えさせる行動をとっているから、イメージと現実のギャップはますます広がっていくでしょう。
というわけで、職場のおじ様たちを絶好の反面教師にして、わたしたちはナチュラルなイキカタを洗練させていきたいですね。