続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

復職は「一生懸命がんばる」以外の仕事の仕方を覚えるところから始まった

こんにちは、ぐっちです。

 

前回までは、  
リワークの話と、  
その中で学んだ  
紙一枚分の工夫について書いてきました。

 

今回からは、  
リワークが終わり、  
いよいよ **復職** の話になります。


体調の波はありましたが、  
結果としてリワークを  
一日も休むことなく終えることができました。


そして、  
リワークが終わりに近づいたころ、  

次のステップとして、  
復職に向けた  
**試し出勤** をすることになりました。


会社の制度上、  
試し出勤の期間は  
4週と6週から選べました。

 

どちらにするか悩みましたが、  
主治医からは、

「4週と6週で  
 医学的な差はほとんどない。

 職場と話して  
 フィーリングで決めてよい。

 本人的に五分五分なら、  
 安全策を取ったほうがいい」

とアドバイスをもらい、  
6週を選びました。


職場に行く初日は、  
ガチガチに緊張していました。

 

リワークのスタッフから、

「最初は  
 当事者ではなく、  
 周りを見渡す  
 観察者くらいの気持ちで」

と言われていたことだけを、  
とにかく意識しました。


それだけで、  
職場に行った日は、  

5時間の会議を  
終えたあとのような  
強烈な疲労感がありました。


その頃、  
主治医から言われた言葉が、  
とても印象に残っています。

「『一生懸命』  
 『がんばる』  
 『しっかり』

 そういうフィーリングには  
 気をつけたほうがいい。

 『ちょぼちょぼ』  
 くらいが、ちょうどいい。

 究極的には、  
 周りから  
 『あいつ、ちょっと  
  やる気ないんじゃないの』  
 と思われるくらいで  
 復職はうまくいく


「やる気がないと思われるくらい」

と聞くと、

「それは、  
 一生懸命働いている人の  
 迷惑になるのでは?」

と思われるかもしれません。


ですが、  
容量20ミリリットルに  
なってしまったコップに、  

その時点で  
100ミリリットルを  
無理やり注ぐことはできません。


ところが、  
「仕事をしている自分」のイメージは、  

休職前の  
容量100ミリリットルのまま、  
止まっています。

休んでいたのに、です。


復職=  
いきなり100ミリリットル注ぐ、  

そんなイメージが先行して、  
身体が追いつかず、  
再休職になるケースは  
多いそうです。


私の場合は、

「やる気がないと  
 思われるくらい」

を目標にして、  
ようやく  
20ミリリットルを注ぐ  
イメージが持てました。

それだけで、  
かなり肩の力が抜けました。


眠気があったり、  
身体が重かったり、  
食欲がなかったり。

以前話していた人とも、  
うまく話すきっかけがつかめず、  
職場に居場所がない感覚もありました。


なんとなく晴れない気分のまま、  
それでも、  
黙々と出勤を続けました。


この時期、  
身分はまだ休職中です。

 

電話を取ることもなく、  
業務らしい業務もありません。

ただ、  
**職場に行く練習**  
をしているだけでした。


正直に言えば、  
面白みのない日々でした。

 

つづきます。

最初からお読みいただける場合はこちら↓  

naturalway.hatenablog.jp

 

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