続けられるかたちを探して  ―うつ病というわたしの一部―

何度も壊れて、そのたびに生き方を作り直してきました。 うつ病とともに働き、休み、 障害者として社会と向き合う今があります。 「頑張れば報われる」から降りた先で見えた、 無理をしない生き方のメモ。 ここは、立ち止まってもいい人のための場所です。

断れない人が消耗しないための伝え方|クレーマー対応にも使える「ミカンテイイナ」

こんにちは、ぐっちです。

 

前回は、幸せ探しの習慣が、  
よいエネルギー循環をはじめるきっかけになる、  
という話をしました。

 

今回は、  
アサーションと呼ばれるコミュニケーション技法について、  
お話しします。


対人関係は、  
人間の悩みの中でも、  
とても大きなウエイトを占めています。

 

健康な人であっても、  
人間関係でまったく悩みがない、  
という人は少ないのではないでしょうか。


特に、  
学校や会社といった組織では、  
自分と価値観が合わない人とも、  
どうしても関わらなければならない場面があります。


わたしが再発した当時の上司や、  
日常的に対応していた常連クレーマーは、  
その典型でした。


もし相手が、

「しんどいな」  
「合わないな」  
「できれば関わりたくないな」

と感じる存在であれば、  

なんとか分かってもらおうと粘り続けて  
エネルギーを使い果たす前に、  

距離を取って、  
必要最低限の接点に留めることも、  
とても大切な選択です。

 

別に、  
その人のために、  
わたしの人生が存在しているわけではないのですから。


とはいえ、  
仕事上どうしても、

・伝えなければならない  
・答えなければならない  

という場面もあります。

 

そんなときに使えるのが、  
**ミカンテイイナ** という考え方です。


ミカンテイイナは、  
アサーションと呼ばれる  
コミュニケーション技法のひとつです。

 

アサーションとは、  
「自分も相手も大切にする表現の技術」  
と言われています。


何かを伝えたいとき、

・ストレートに言えば角が立つ  
・我慢すれば自分が消耗する  

そんな板挟みの状態になること、  
ありませんか?


ミカンテイイナは、  
自分の感情と事実を切り分けながら、  

できるだけ角を立てず、  
かつ自分の消耗を減らすための  
「型」です。


構成は、  
とてもシンプルです。

 

ミ  
【見たこと】  
客観的な事実・状況  
「○○の状況で」

 

カン  
【感じたこと】  
自分の気持ち・考え  
「わたしは○○と感じました」

 

テ  
【提案】  
具体的な要望  
「○○していただけると助かります」

 

イナ  
【可否】  
代替案や選択肢  
「もしくは○○という形は可能でしょうか」


この4つを、  
**この順番で** 伝えるのがポイントです。


たとえば、  
断りづらい飲み会の誘い。

 

体調的には厳しいけれど、  
せっかく誘ってもらっている手前、  
断りづらい。

 

そんなとき、  
ミカンテイイナを使うと、  
こんな伝え方になります。


「今の体調だと、  
大勢で賑やかな場所に行くと(見たこと)、  

疲労感が強く出てしまいます(感じたこと)。

今回は大変恐縮なのですが、  
見送らせていただければと思います(提案)。

もし落ち着いた場所で、  
1時間くらいであれば大丈夫そうなので、  

それでもよろしければ、  
また声をかけていただけるとうれしいです(可否)。」


これは、  
あくまで一例です。

 

必ずこう言わなければいけない、  
というものではありません。


大切なのは、  
**悩み続けないで済む型を持っておくこと**  
です。


一件一件の返事に、  
何十分も、  
何時間も悩んでしまう。

 

対人関係がシンプルだった時代なら、  
そこまで大きな負担には  
ならなかったかもしれません。

 

ですが、  

人の数も、  
接点も、  
連絡手段も増えた現代では、  

それだけで  
脳がどんどん消耗してしまいます。


ミカンテイイナは、  
段ボールを梱包するように、  

**淡々と当てはめて処理するための型**  
です。


それでもなお、

・延々と苦情を言ってくる  
・難癖をつけ続けてくる  
・何を言っても話が終わらない  

そんな相手も、  
残念ながら存在します。


その場合は、  
問題解決法でやった  
「自分の範囲かどうか」を思い出します。

naturalway.hatenablog.jp


最大限の配慮をして、  
自分ができることをやったあとの反応は、  

相手の範疇です。

 

そこは、  
わたしがコントロールできる領域では  
ありません。


そういうときは、  
相手を「しゃべるカボチャ」くらいに捉えて、  
その場をやり過ごします。

 

そして、終わったら、  
頭の中のスライドを  
次に切り替える。


「ミカンテイイナで返事をする」という  
**自分の目標は達成した**  
のですから。


つづきます。

最初からお読みいただける場合はこちら↓  

naturalway.hatenablog.jp