こんにちは!
ketoraaaです。
前回は、幸せ探しの習慣が、よいエネルギー循環をはじめるきっかけとなることをお話ししました。
今回は、アサーションと言われるコミュニケーション技法についてお話しします。
対人関係は、人間の悩みの中でも大きなウエイトを占めています。健康な方でも、対人関係でまったく悩みがないという方は少ないと思います。
なかでも、学校や会社といった組織では、自分と価値観が一致しない人とも、どうしても接点をもたなければならない時があります。
私が再発した時の、上司や常連クレーマーが典型です。
もし自分が「しんどいな」「嫌だな」「合わないな」と感じている相手であれば、なんとか自分の価値観を理解してもらおうとこだわり続けてエネルギーを使い果たす前に、目の前から逃げ、距離を保って必要最低限の接点に留めておくことも大事な方法です。
別にその相手のために私の人生は存在しているわけではないのですから。
ですが、仕事上どうしても伝える必要がある、何か答える必要があるという場合、ミカンテイイナを使ってみてください。
ミカンテイイナは、アサーションと言われるコミュニケーションの技法のひとつで、相手に何かを伝えるときのコツのようなものです。
アサーションとは、自分も相手も大切にする表現の技術と言われます。
何か相手に伝えたいことがあっても、直接的な表現で言ってしまうと角が立つ、かといって丸々自分が飲み込むと自分にストレスが蓄積する。
そんな時に、自分の感情、事実、相手の感情に注意しながら、自分の言いたいことを伝え、出来るだけ角を立てず自分のストレスも少なくする技術です。
ミ
見たこと(客観的な事実、状況)
「○○の状況で」
カン
感じたこと(自分の考えや気分)
「私は○○となるので」
テ
提案(具体的な提案)
「○○してほしい」
イナ
可否(提案に対する可否をたずねる。NOの場合は他の選択肢を提案)
「もしくは○○はどうですか」
それぞれ頭文字をとってミカンテイイナです。
何かを伝えるときは、この4要素をその順番で伝えると、角が立たずに自分の意図を伝えやすいと言われています。
例えば、断りづらい飲み会の誘いで、「ちょっと自分の体調を考えると出席が難しい。でもせっかく誘ってくれているし断りにくい」という時、ミカンテイイナを使って返事をすると、次のようになります。
「私の今の体調ですと、大勢でガヤガヤという場所(見たこと)にでると、疲労感が強まるようです(感じた事)。ですので、大変恐縮なのですが、今回はお休みさせていただければと思います(提案)。もしくは、落ち着いた場所で1時間くらいでしたら体も大丈夫かと思いますので、もしそれでも大丈夫なようでしたら、お声かけいただければ幸いです(可否)。」
という返事になります。これは一例ですので、こうしなければいけないという訳ではありません。
一件一件の返事にいつまでも悩むのは、対人関係が少なかった時代であれば大きな負担にはならなかったでしょうが、人口が増え、集団の規模も大きくなり、様々なツールを使ってコミュニケーションの回数が爆発的に増えた現代では、他のことが手につかないくらい大きく脳を消耗させる場合があります。
そういったときに、この公式を覚えておくと、さほど悩まずに公式に当てはめて、段ボールの梱包のように単純作業としてコミュニケーションを処理をすることができます。
それでも延々と苦情を言ってきたり、難癖をつけられたり、いつまでもしつこくやりとりが続く場合は、問題解決法でやった自分の範囲かどうかを考えます。
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最大限の配慮をして自分の手札を出しても、相手がどういったボールを投げてくるかは相手の範疇の話ですから、自分がコントロールすることはできません。
とんでもないボールを投げ返してくる人もいるのは、止むを得ません。
そこで、それ以上の要求は、相手をしゃべるカボチャくらいに捉えて、その場をやり過ごし、終わったら場面転換のように頭のスライドを次に切り替えるようにします。
「ミカンテイイナで返事をする」という自分の目標は達成したのですから。
つづきます。
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