今回は、のちのちまで大切なブログの一つになるかもしれません。
家族、友人、彼氏彼女。
身近な相手との付き合いが長くなると、相手の存在が空気のように当たり前になり、あって当然のものへの感謝は感じなくなっていくことがあります。
愛情や感謝を、あえて出さなくても「分かっているはずだ」と思ったり。
愛しているからこそ相手を気遣って、本音を言えなくなったり。
空気に感謝する。
道路に感謝する。
水に感謝する。
今日生きていることに感謝する。
普段の感覚からしたら不思議に感じちゃいますよね。
でも、それが存在してくれているからこそできていることは、数えきれないくらいあります。
無人島で必要なものは、スマホじゃないもんね、多分。
昨年告白したとおり、わたしたち夫婦のテーマでもあります。
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「このDV配偶者とどう縁を切ろうか」「このギャンブル依存配偶者とどう縁を切ろうか」ではない、
笑い合い、良好な関係でいたいと望むからこその、「ポジティブな悩み」だとわたしは捉えたいと思います。
どちらに非があるわけでもありませんから、お互いを分析することからは、多分何も生まれないはず。
だからこそ、お互いがよりナイーブになっていく。
ボタンが掛け違っているなら、はじめのボタンからまた確認していこう。
そのためには本音で話し合うことも大事かもしれない。
人間関係って奥深いですね。
江戸時代の離婚裁判資料を読んだ知り合いが教えてくれましたが、もめる理由は現代と変わらないそうです。
わたしは父親を14歳の時に亡くしています。
無くなって気付く大きさは、今この瞬間にこそ伝えないと。
シュリシュリさんは、こう話します。
仲間だという意識があると、知らず知らずのうちに相手に要求したり、嫉妬したり、恩知らずといったネガティブな態度が生まれてきます。
仲間だという感覚が強いと、感謝の気持ちや自覚が弱くなります。そして要求することだけが多くなり、愛情さえ失われてしまうという事態に陥ります。
この世では誰もあなたのことを知りませんし、あなたは誰のことも知りません。こんな風に感じられる人たちは恵まれています。
恩は傲慢な心を抑えてくれます。傲慢な心をなくすために謙遜以上の「除去剤」はありません。謙虚さはすべての美徳のはじまりです。
車の運転を知っていれば、どんな車でも運転できます。もし運転の仕方が分からなければ、車を変えても何の意味もありません。
同じように、人間関係や恋愛において、付き合う相手を変えることは、問題の解決になりません。
いい恋愛をしたいと思うときに、自分の内側に目を向ける人はわずかです。
本当は、パートナーを探す前に、自分自身との関係を見つめ直すべきなのです。
自分自身との関係。
愛情も感謝も、自分の感覚です。
考え、分析し、評価することでは、感覚は呼び覚まされません。
自分の感覚を、丁寧に大切に愛する。
相手の感覚、背景を尊重し、伝え合う。
脳みそを一回捨てる=考えないで感じる、くらいの気持ちで、静かに手を繋いでみるだけでもいいのかもしれませんね。コミュニケーションの方法にも色々あります。
まだまだ、コミュニケーションビギナー☆
だから伸びしろあるよね。
自分も頑張っているし、相手も頑張っていることを、お互いに認め合って、満たされるコミュニケーションがとれるように。
解決策は、ある!ある!あると探せば、る。
魂レベルで言ったら、お互いが成長できる相手を選んでるわけだから、この時間、タイミングは、成長の時期、魂の学びですもんね。
そういうことに想いを巡らせているときに、朝日新聞にタイムリーな記事が載りました。
記事:夫婦って、いま一番面白いコンテンツ トミヤマユキコさんが語る「夫婦ってなんだ?」|好書好日
夫婦は会社に例えると、ものすごい長期のプロジェクト。一生かけて取り組めること自体が面白いと思います。「結婚したからもう安心」ではなくて、そこから一大事業が始まる。うまくいってもすごいし、途中で離婚などでプロジェクトが終わっても、経験としては興味深いと思います。
夫婦を例えると、ずっとどこかを工事している横浜駅みたいな感じ? 駅としての機能は一応キープされてるんだけど「駅舎が完成しねえなあ」みたいな。そんなわちゃわちゃに手をつけているのが全ての既婚者だと思うので、すごいことをやってるんじゃないかと思います。みんな偉いと思います。
夫婦はずっと工事中の横浜駅って、トミヤマユキコさんうまいこと言いますね(´▽`)
工事すること、変化すること、行動することに躊躇したとき、わたしはこの言葉を思い出すようにしてます。
色即是空 空即是色(万物の本質は変化だ。変化を拒むから苦しいのだ。)
ぐっち