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長時間労働で発症したうつ病と3度の休職をきっかけに、全てがハッピーに向かうブログ。今の苦しさもハッピーエンドにつながる。止まらない不安に悩む方の背中をそっと支えられたらうれしいです。コメント&Twitterメッセージ大歓迎!

やりたいことは今やってみる!沖縄気ままにぽかーん旅(2日目)

こんにちは。ケトラーです。

気ままな沖縄旅2日目。

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念願の、海でぼけっとしてきました。

朝、今日はどんな一日になるのか、何も決めていないのでワクワクします。

予定、締切、ToDoがないと、気持ちがオープンでいるみたいです。

開いてもグッドなものが入ってくるから、安心して開けます。

心地いいフィーリングです。

東京で仕事している時は、守ろう、遮断しようって、感覚を閉じているので、対照的です。

そちらの時間の方がはるかに長いから、わたしの望むイメージとは関係なく、そっちがスタンダードになってしまっています。

引き寄せの法則です。

部屋を出ると、宿オーナーミツヨさんの旦那さんガクさんがいて、お茶を入れてくれました。

手作りのめぐすりの木のお茶です。

外も雨だし、ガクさんとゆんたく(おしゃべし)しました。

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右がガクさん。

ガクさんの人生が波瀾万丈で、話に引き込まれました。

以前は東京で仕事をしていましたが、色々あって沖縄に来てやちむんの里の工房に弟子入り。

やちむんの話をするガクさんは、自然と熱を帯びてきます。

1300度の別世界に魅入られ、師匠から見ると目をやられると言われても目が離せなかったそう。

やちむんは本当に素朴でステキです。

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これはガクさんの師匠が作った一石釜。

大人が一年に食べるお米が入る大きさ。

百万石って、百万人が一年間お米食べれられるってことなのね。知らなかったです。

火の通り道がそのまま模様となって味わい深いです。

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読谷村で年に数回開催されるやちむん市では、ビームスやユナイテッドアローズが大量買いしていくほど人気だそうです。

それも納得。素朴であり、洗練されてます。

我が家にも以前の沖縄旅行で買ったやちむんが5つあります。

さて、沖縄にきてAcha-neで奥さんとなるミツヨさんと出会ったガクさんは、一週間の断食を条件に付き合ってもらったそうです。

ところが、弟子入り一年半後に肩を骨折し、職人としての道が断たれます。

次の生業を探して奥さんとなったミツヨさんと行ったマッサージの講習で、たまたま隣にいた方から石鹸作りを教わり、現在は日光アリビラホテルやホテルモントレで石鹸作りや陶芸のワークショップをされてます。

そんなガクさんの人生のモットーは

その日暮らし

これ、刹那的でネガティブなイメージを持たれる言葉ですが、ジョンレノンが長野の飯山の禅寺「正受庵」でこの言葉と出会い、名曲イマジンにインスピレーションを与えた言葉だそうです。

ガクさんは一日一日をフルに感じる心のあり方ってとらえてるそうです。

マインドフルネスですねー。

関連記事:【マインドフルネス】「いま・ここ」をありのままに受けとめて、過去(後悔)と未来(不安)に振り回されなくなる - ナチュラルなイキカタ

あと印象的だったのは、

わび、さび、かび

って言葉。

ものの奥行きには、かびも必要だよって、ガクさん談。

あと、沖縄のあいさつに「さよなら」はないそうです。

すべて、

あちゃーね

「また明日ね」とお別れするそう。

宿の名前もここからきてるのかな。

つながりを大切にする沖縄ならではで、好きです。

それから、チビチリガマとシムクガマの話も心に残りました。

大平洋戦争の沖縄戦で、一般市民が集団自決した鍾乳洞です。

チビチリガマでは、アメリカ兵に殺されると考えた一般市民が、集団自決。

シムクガマでは、英語が話せる人がいてアメリカ兵と対話し、アメリカ軍は話せる相手と判断して降伏し、全員助かったそうです。

ガクさんは、この話から周りに流されず、自分自身で考えることの大切さを感じるのだとか。

沖縄戦では、県民の四人に一人がなくなったとは・・・。

うーん。本当に沖縄には様々な面があります。

Acha-neは、新しい宿を残波に近い海が見える場所に建設中で、ミツヨさんは自ら漆喰塗りに勤しむ日々だと楽しそうに話してくれました。

ステキな宿が一つ増えそうで楽しみです。

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ガクさんとひとしきりゆんたくし、雨も弱まってきたようなので、貸してもらった自転車でガクさんオススメの浜辺へ。

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外は雨が降ったりやんだり。時おり強烈に降ります。

浜に降りられる場所を探してぶらぶら。

沖縄の道は坂が多くて、自転車だときついことも。

道を進むと行き止まりだったり、道が入り組んで複雑です。

でも、坂道を下る時に感じる風は、最高の天然クーラーです。

ん!?

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降りられそうなところ発見!!

けもの道です。

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ほうほう。ハブに注意とな。

いまのわたしはかまいません。

行きましょう。

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お、いけそうです。

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お!

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おお!!!

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完全プライベートビーチ(*≧∀≦*)

誰一人いません。

浜は、はるか先まで広がっています。

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透明な海水。

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珊瑚のカケラがたくさん落ちてます。

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秘密基地はっけーん(*≧∀≦*)

ここをベースにしよう。

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雨が強く、秘密基地に避難して腰を下ろして、海を眺めながら、ぽかーんとします。

念願の時間です。

ほんとうに誰もいません。

神経を刺激する人工的な要素が一切ない。

解放。

静寂。

余白。

深遠。

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・・・

・・・

あ、外国の女性が一人通った。

・・・

ふと色々な場面が頭をよぎったり、これからのことを考えたりしますが、目の前に美しい海が広がったいることで、また今に戻ってきます。

時間を忘れます。

結局、唯一見た人は横切った外国の女性だけでした。

お腹すいたので、看板が気になった「島野菜食堂てぃーあんだ」へ。

空腹を感じるってのも新鮮。

現代では、空腹を感じる前に時間で胃に食べ物を入れていきますね。

体に感覚があることを思い出します。

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いまのわたしと同じように過ごしてる猫さんがお出迎え。

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ここもやちむんに囲まれてます。

読谷村は、移住された方を中心に、ステキなお店がびっくりするくらいたくさん作られています。

これからますます注目されそう。

村って聞いてイメージする民家がポツポツとは全然違って、活気があります。

メインストリートの交通量もなかなか横断できないくらいすごいです。

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沖縄の味を堪能。みんな優しい味付けでおいしい。

これ、全部セットです。

お腹パンパンになりました。

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道すがら、いろんなお家の外壁で、このマークを見かけました。

気になっていたところ、宿で読んだ本に「いしがんとう」という魔除けと書いてありました。

魔物は曲がることができずT字路で直進して家に入ってきてしまうので、この魔除けが置かれてるみたいです。

シーサーもそうですが、沖縄では目に見えない世界を身近に感じます。

シュノーケリングの道具を持って再びマイプライベートビーチ向かいます。

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やっぱり誰もがいません。

ニライビーチの南に広がる浜です。

いい具合に雨もあがりました。

いざ、シュノーケリング!!

台風の影響か少しにごりはありますが、十分よくみえます。

・・・

ナマコがめっちゃいる(^^)

あ、魚もいたー!さんごっぽいのの近くにたくさんいます!

青いのと黒いのとシマシマのとでかいのと!

全然名前が分からない笑

最高です。

いつまでも見ていたい。

ブクブク。

海面から顔を上げても、

やっぱり誰もいない・・・。

なんだか叫びたくなってきました。

もーうっ、海に向かって叫んじゃおう。

アーっ!アーっっ!

まだ叫びたい。

オレは好きなことやるぞー!

無防備な大学生みたいでいい気分です笑

生まれてはじめてかも笑笑

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思う存分シュノーケリングを楽しんで、さきほどの秘密基地でぽかーんと過ごします。

波の音。

少しの雨粒。

したたる汗。

体にとまる虫。

やわらかな風。

五感を優しく呼び起こすものがたくさんあります。

いくらでもいられそう。

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わたしがいくらも動かないので、やどかりがやってきました。

やどかりの警戒心ってすごいんですね!

ピクリとでも動くと、途端に警戒心マックスで後退ります。

目が見えてるのかしら。

あーしあわせや。

でも、この一つ一つの出来事は妻と共有できたらもっとしあわせだろうなぁ。

幸せは2倍、悲しみは半分。

 

 

ん。

さっきより波が近いような。。。

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あ!!!!

まさか、満潮が近い:(;゙゚'ω゚'):

しかもつい先日満月だったので、ほぼ大潮。

やばい!

帰り道がなくなりかけてるー!

大慌てで入ってきたけもの道の近くに移動します。

一瞬命の危険を感じました。

完全プライベートビーチならでは。

ほっと一息ついて、目をつぶり、再び視覚以外で感じる感覚に耳をすませます。

 

 

しばらくすると、急に何かの気配が近くに!

おっ!

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突然の訪問者はジェイジェイ6歳。

懐っこくって、シッポをふりふり遊びました。

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ジェイジェイの飼い主さんは、横浜からの移住者。

なんでこちらにいらっしゃったんですか?

なんか疲れちゃってねー

って、明るく話してくれました。

分かりますよー。

一人シュノーケリングでテンション上がって叫んだって話したら、

最高笑。そういうのいいよー。沖縄の人は全然海に入らないし、ましてこの波だと誰も入らないよ笑

あら、そうなんですか。

本土だったら普通より弱めの波かと。

しかも、沖縄の人って海に入らないんですね。

これだけまっさらな海があるってすごいと思うけどなー。

沖縄の人にとっては当たり前なのかな。

本当に大切なものは無くして気づくから。

さらに、

朝6時半くらいだと、魚が眠りにきてて、数千匹いるよ。口開けて泳げは食べられるくらい。

という耳より情報をゲット!

明日ちょっと早起きしてみようかな。

ありがとう!

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あぁ。息をのむほど美しい夕陽。

宿に帰り、お茶を飲みながらまったりしていると、今日の漆喰塗りを終えたミツヨさんが帰ってきました。

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アーユルヴェーダのカウンセリングです。

ミツヨさん、朝から晩までエネルギッシュです。

カウンセリングで、風、火、水の自分のタイプを知ります。

アーユルヴェーダでは、万物は風、火、水、土、空の五元素からなると考えます。

人間は、そのうち風、火、水です。

左のシートが幼少期。右が現在。

これで、わたしは本来は風のタイプなのに、現在は水のタイプが強くなっていることが分かります。

風のタイプは、右から左に流す。

風のように大きなものを巻き込み、動かします。

軽さ、速さ、寒さ。

自由さ。想像力。

頭などの上にエネルギーがあつまる。

だから心がザワザワしやすい。

すごく高く一気にエネルギーが上がったかと思うと、ズドンと落ちるを繰り返す。

体も華奢。

といった特徴があるそう。

なるほど、わたしに当てはまってる。

どのタイプだと良いとか悪いとかってことではなく、この特徴を知って、うまく付き合うこと。

落ちて上がってをあまりにも多く繰り返すと、すり減りますから。

まさにわたし!

水のタイプは安定感の一方で、重かったり、ゆっくりだったり、寒かったり、丁寧、深く落とし込む。

だから、うつ状態の人は水のタイプになっていることが多いと。

なるほど、これもいまの自分と当てはまってる。

うつの真っ最中は、頭だけザワザワしっぱなしなのに、体は動きませんでした。

風と水の特徴に、ぴったり符合します。

アーユルヴェーダは、翻訳すると、生命哲学。

だから、アーユルヴェーダはすごく広い概念で、ヨガもアーユルヴェーダの一部なのだそうです。

例えば、人間がどれだけ強く念じても、いま太陽を西から登らせることはできません。

過去をいじることもできません。

そのような大きなもの、流れの存在、自分とのつながりを感じ、バランスをとる。

それがアーユルヴェーダのようです。

大きなものとつながる感覚を持っていれば、今目の前のことについて、大きな視点で受け止めて、時間や流れをうまく使って対応することができます。

つながりを感じるためには、宇宙や祖先、魂、目に見えない世界、手で触れられない世界ともつながる感覚が必要です。

それは、アーユルヴェーダでは、直感、第六感です。

だから、直感を開く施術を行います。

チャクラとも言いますね。

なんと、わたしの実体験での気づきとアーユルヴェーダがシンクロしました。

なんとなく興味があるものって、自分にとって何かあるものですね。

関連記事:【マインドフルネス】五感に豊かな生活と第六感で、日常に少しの新鮮さをもたらす - ナチュラルなイキカタ

アーユルヴェーダでは、施術はエネルギーの交換と考えます。

肌と肌が触れ合うことで、施術者のエネルギーが巡り、受け手の本来持っている力を呼び起こします。

その場のリラックスではなく、自然治癒力を高める施術です。

一回で長くやるよりも、細かく複数回やった方が効果的とのことで、今日は軽めにヘッドマッサージです。

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実際の施術は、揉むとか、流すというよりも、ひっぱるってイメージに近いかもしれません。

耳が風、目が火、鼻が水とつながるため、他のマッサージではアプローチしない、目の眼球の間とか、耳の付け根とかをぐいぐいひっぱったり押したり。

新鮮な感覚です。

普段意識しない場所に、血流が流れていく感じがします。

感覚が開いていく。

ヨガも、普段使ってない体の部分を意識することで、身体感覚が開いていくので、似ているかもしれません。

これが、体の新しい感覚につながっていくのかも。

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マッサージが終わり、夜もだいぶふけてきました。

ランチでパンパンなお腹は、まだあまりすきませんでしたので、ミツヨさんオススメの居酒屋「がじろう飯店」へ。

ここなら、好きな単品を好きな品数食べられます。

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沖縄とエスニックがミックスされて、おいしいです。

特に、豆腐が絶品。

シフォンケーキのようにふわふわほろほろです。

沖縄の小さな豆腐屋さんから仕入れているそう。

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マスターと料理担当の奥さんと、たくさんお話できました。

オイルマッサージ終わったままなので、わたしテッカテカです笑

マスターは茨城出身。奥さんは大阪出身。

ほんとうに色々な地域から移住してきた方たちが沖縄を盛り上げてます。

マスターは東京で勤め人をやってたそう。移住してきたのは20年以上前のベテランです。

なんで移住したのか聞くと、

なんか疲れちゃってさー

って、つい最近聞いたフレーズ。

疲れるのって自然なんだなぁ。

そういうお二人は、沖縄の戦後に普及した缶詰文化に危機感を持たれてました。

ツナ、スパムなど沖縄の人は大量に缶詰を買い、何にでも缶詰を加えるのだとか。

手軽なんでしょうか。

そのかわり、戦前沖縄が持っていた食文化は急速に衰退しました。

いま長寿で元気なおじぃおばぁは、缶詰文化以前に育った世代。

缶詰文化で育った世代は、どうなるんでしょう。

わたしの話も真剣に聞いてくれました。

最後は握手であちゃーねしました。

沖縄で会う移住者の方は、みなさんゆとりがあって、穏やかで、陽気で、太陽のような気に包まれてます。

出会いと、海に感謝です。あちゃーね。